阿部ブログ

日々思うこと

「食べる醤油」のブームが来るか?

2012年07月08日 | 日記
「食べるラー油」がブームになり、すっかり我々の食文化の中に定着した感があるが、今年は『食べる醤油』がブームになるかもしれない。
食べる醤油を作っているのは、香川県の「かめびし屋」。

「かめびし屋」は、宝暦三年(西暦)1753年に創業し、現在257年目になる。典型的な長寿企業の一つだ。
「かめびし屋」は、日本で唯一「むしろ麹」による醤油作りの伝統を頑なに守り続けている。この「むしろ麹法」による醤油は、独特のコクやうまみによる深い味わいが出せる。

醤油は「かめびし」が最高!

この「むしろ麹法」の伝統を守り続けてきた事が、「食べる醤油」を生み出す事となった。素晴らしい発想の転換でありイノベーションだ!
「かめび屋」は、醤油をフリーズドライ製法で粉末状にして「ソイソルト」を作り上げた。

「ソイソルト」には、チョコレートとのマッチング商品である「ソイショコラ」や、醤油の材料である炒り大豆と小麦を使った「豆ちょこ」などがあり、定番商品として着実にファンを増やしている。
フリーズドライにしても醤油の味を損なわず、チョコレートの強烈な味に埋没しないのは、やはり「むしろ麹」による伝統製法によるものだ。とても美味しいので、一度食される事ををお薦めする。
 
自分が一番美味しいと思うのは「ソイソルトクリアボトル 3年醸造」だ。パスタやサラダに振りかけて食べている~
もしかすると、うどんにも合うのかも知れない。

この食べる醤油「ソイソルト」は、第19回芦原科学賞奨励賞を受賞している。
芦原科学賞は、芦原義重氏(関西電力名誉会長、香川県名誉県民)からの寄附金を基金として、香川県内の産業技術の高度化及び産業の振興に寄与することを目的として設けられた賞との事。

かめびし屋の「食べる醤油」を一度は味わって欲しい。しかし知らずに食べている可能性がある。東京の某有名レストランで使われているからだ。

それと、以下の過去ブログもご参照頂ければ幸い~

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