フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

日本語授業実習終わる

2010-07-22 23:09:28 | today's seminar
7月下旬に向けて猛暑が数日続いている。

6月中旬から始まった日本語授業実習が今日で終了。あとは来週の反省会が残るだけ。
今週は火曜日にビジターセッションの準備、そして今日はその本番で、学生達に手配させて4人の日本人学生が来てくれたので、学習者5名と1対1で話をしてもらった。

5月から日本語を週2回勉強してきた人たちで、実際のところ、どの程度話せるかドキドキものだったけど、日本人学生との協同作業で会話は意外なほど進んだし、学習者の日本語能力も思ったよりずっと習得されたものが多いことがわかったと思う。その後のフィードバックの活動も含めてじつに興味深く、とくに1対1の会話はぜひ録音したかったけど、残念ながら出来なかった。

実習と言っても、ほかの大学で実際にどのように行われているかあまり知らないのだけど、少なくとも千葉大ではあまり力を入れていないわけで、その分、学生に負担が行くことになったかも知れない。ぼくにしても実習を見てから気がつくことが多くて、多いに反省である。それでも、週に実習2時間、授業1時間、学生との相談2時間ほどというかなり密な時間だった。久しぶりに日本語教育に浸っていた感じで、少し懐かしくもある。

日本語を教えるということは、結局のところ、学習者から教室のコミュニケーションを考え、提示する活動にどのような意味を読み取ってもらえるかを考えることからすべては始まるのだが、さて、実習をした学生達には何が残ったろうか?
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