フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

日本語授業実習進行中

2010-07-08 22:37:10 | today's seminar
日本も梅雨が続いて消耗しがちだが、今年度前期は、学部生と大学院生合わせて14人ほどで授業実習をしている。

今、まさに進行中。

留学生の配偶者たちのクラスをお借りして、前半は「みんなの日本語」を使った直説法の練習。
後半は既習項目を使った応用実践の練習ということで、私は後半を担当。前半は教科書をいかに忠実に教えるかということだが、後半は教科書を離れて、学習者のニーズから学習項目と教室活動をデザインして、教材を自分たちで作成するという方法をとったり、ビジターセッションの準備をしたりと、例年になく学生達は大忙しである。

どうやって本当らしいコミュニケーションの活動ができて、学習者に活動が今の自分に大切だと思わせられるか、どうやって自分の知っている日本語や生活の知識を使うように仕向けられるか、あるいは逆にベタな本当のコミュニケーションからどうやって遊び心をもった活動へと変貌させられるか、といったことを学生達には考えてもらいたいと思っている。

学生達は先生として立つことがまだ恥ずかしくて、目でものを言ったり、対面する姿勢をとれなかったりと、それどころではないのだけど、いつか役に立つ経験を積んでくれればと思う。今日は後半最初の授業で「バスに乗る」「病院に行く」場面をやったけど、終わってから学習者がちょっと難しいけど面白いですと答えてくれたのでまずは大成功である。

だんだん学生達が学習者に向かって話しかけられるようになってきたのが頼もしい。
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