晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

土づくり

2020-10-26 06:01:21 | 人生
過ごしやすくなったとはいえ一日のうちの体温調整が真逆なのは高齢者には辛い。
今朝の室温は17℃です。
エアコンで室内を暖めるのが日常となりました。
それが昼中は動いているとベストすら邪魔になる。
一日の仕事を終えて夕方テレビの前に座ったら暖房です。

夏が過ぎてから暇を見ては来年栽培する畑の整備を続けているが、
昨日は思わぬことで入手した堆肥を大量に入れました。
土づくりは農の基本です。

軽トラに満載して2車分だから400kgぐらいはあるのでは。
撒いた畑の面積は約200㎡です。
こんだけHCで袋買いしたらどんだけかかることやら。

この堆肥は食品残渣を完熟させたもので、
早速耕運機ですき込みました。

トラクターの方が効率いいのだが、
ここは10年近くの放棄畑でありおまけにマルチが敷いたままで、
重しの石やマルチ抑えが耕す度に出てきます。
一回目の耕起でどれだけゴツンゴツンしたことか。
よって耕運機で確認と除去をしながらの作業がベストという訳。

この堆肥の入手には思わぬエピソードです。
昨日紹介した楽田の共同畑横で各種野菜を栽培している部会員のKさんがいたところ、
堆肥を満載にした4トンダンプが停車し、
無償でいいからこの堆肥を使ってもらえないかと言われ、
ならばと受け入れたものです。

聞けば運転手は堆肥製造工場から請け負って運搬する人で、
堆肥そのものは無償で処分していいと言われており、
受け入れ先を探していたとのこと。
普段そこは鶏糞を堆肥にして商売しており、
食品ロスからでた堆肥は商いにしていないようだ。
自然薯は鶏糞系は良くなく畑に入れるのは牛糞堆肥で、
食品堆肥なら問題ないだろう。

何ともキツネにつままれたような話だがホントの話です。
部会員の何人も欲しいと聞き共同畑でも必要なため、
更に順次数車分を入れてもらうことにしました。

資金不足に悩む部会への更なるお助けマンが現れてくれないだろうかと、
役所に日ごろから談判しているがこちらのいい知恵はなかなか見つからない。

< 土肥えて薯実りたる正夢 >
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薯づくり起点の地へ

2020-10-25 05:59:35 | じねんじょ
本格的に秋を実感するこの頃です。
これから一週間は晴れマークが続いており、
仕事日和となります。

じねんじょ部会が管理する畑の整備を進めています。
楽田の今村地内にあった遊休農地約2000㎡を借りて、
初心者向けに栽培しながら学ぶ研修畑と、
自畑が無い人向けの栽培畑を開設したのが2年前です。

今回今までのに隣接し広い道路に面する約1000㎡の畑を借りました。
昨日は道路に接する面に大型バスも駐車できるスペースを、
重機を入れて整備しました。

道路と畑の段差が15cmほどあって土を入れたのだが、
農地であるため砂利を入れることは出来ない。
これは市内にある県の施設から、
ほぼ無償で4トンダンプ15車分くらいを入れてもらった土です。
重機を操作してくれているのは部会員です。
資金のない部会への各方面からのお助けに感謝です。

せっかく重機を使うならと合わせてやってもらったのは、
今回増やした畑でも来年栽培できるように排水路を掘りです。
自然薯は土中に湿気が滞留すると湿害を起こし、
商品価値を低下させるため基本的対策は必須です。


更に従来の畑にコンテナ物置があり、
新しい畑に資材を車で運搬するため連絡路用にと、
重機で踏み固めてもらいました。

現在はここの畑では1000株にもいかない栽培だが、
将来は2000株以上をめざし自然薯の一大栽培地にしたい。

今年からここを拠点にしたイベントも動き出しています。
11月19日~23日まで市民向けに薯掘り体験と直売を行います。
11月15日号の犬山市広報誌で告知します。

1月に犬山へおいでいただいた観光客向けに、
薯掘り体験ツアーを30人規模で開催しようと、
観光協会から旅行社へアプローチしているところです。

この土地で新規じねんじょ栽培者が増え、
中高年者の生きがいづくりと、
犬山の特産品に「夢とろろ」が名実ともになる起点の地としたいものです。

< 天高く夢膨らむ薯の聖地へ >


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売り方をレクチャー

2020-10-24 06:05:55 | じねんじょ
今朝の東の空は明るく朝焼けしています。
昨日から七十二候の一つ『霜始降(しもはじめてふる)』に入り、
霜が降りるほどでもないが寒い朝です。

昨日の午前は雨だったけど久しぶりに建物の中での活動でした。
自然薯が収穫一ヵ月前となりこれを如何にどうさばいていくかが、
栽培初心者 にとっての悩みの種です。
そんな悩みに私たち経験者がレクチャーして、
少しでも助けになるならと部会として初めて開催したものです。
雨の中15人が集まってくれました。

販売で使う資機材やどこで売ると効率的な販売が出来るかの紹介がメインですが、
本格的にやろうとするとかなりの出費となります。
そこまで行けない人は最低限の準備をしてもらい、
高額な機材は持ち合わせる人のを共同利用する提案もした。
最後に県農業普及員から食の安全や、
種苗法と「夢とろろ」の関係の助言をもらっての二時間でした。

< 作って売る笑顔が励み冬の陣 >

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実りの秋

2020-10-23 06:02:28 | 野菜・果樹づくり
春夏秋冬の季節感が日本の良さですが、
秋は何といっても実りの秋です。
黄金色に頭を垂れた垂れた稲穂があちこちで刈り取られています。
我が家での稲刈りは卒業して久しく寂しいけど、
僅かばかり栽培している野菜や果樹だけでもと実りを堪能しています。

数年前に苗を植えたミカンがやっと今年から収穫です。

ざっと100個超えて実っていました。
皮も薄く市販品のように甘い!
正月までは持たないけど自作ミカンはいいね。

少しづつ掘っているのがサツマイモです。

苗の植え付けが遅かったため大きさはイマイチだが、
普段使いとしては問題なしです。
皮の色が濃い目は紅はるかで薄いのが安納芋です。

大地と太陽の恵みをいただいて育つ野菜や果樹は日本の宝ですね。
秋の夜長にじっくりと味わいながらいただきましょう。

< たわわの実り採れ時と蚯蚓鳴く >


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今年も坊主

2020-10-22 06:04:55 | 季節のたより
10月下旬になるとソワソワする。
今年は会えるだろうか。
そんな思いをいっぱいため込んで山を登った。
一人で行くときの携行品はラジオと鉈です。
猪との遭遇はやっぱり怖い。

しかしその甲斐なく今年も坊主でした。
人には「成功体験」感覚があってそれが忘れられない。
ギャンブルも似たようなものか。
2年前までは1kgぐらいは必ず採る自称「松茸名人」だったのに。

アカマツの森は相当荒れてしまっている。
ウィキペディア によれば松茸は、
アカマツの樹齢が20年から30年になるとマツタケの発生が始まり、
30年から40年が最も活発で、
70年から80年で衰退するとある。
まさに人間の一生と同じで、
自分と同じく枯れ朽ちている最中ってことか。
何とも侘しいね。

代わりに毒キノコと思われるキノコはいっぱいあった。

シロハツモドキに似ている。
触らぬ神に祟りなしだ。

手ぶらでは帰れないと孫娘から頼まれていた松ぽっくりを、
いっぱい拾ってきました。


学校で工作に使うのかな。
松ぽっくりアートてなものありますね。

< 山朽ちて香り途絶えし我も同じ >
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