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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

ムカゴ芽だし

2019-04-20 06:14:05 | じねんじょ

 

今日から二十四節気の「穀雨」です。

春の柔らかな雨に農作物が潤うという意味で、

この時期に野菜や花の種をまくと雨に恵まれよく育つといわれます。

そして七十二候では葭始生(あしはじめてしょうず)です。

水辺の葭が芽吹き始める頃で、

葭は夏に背を伸ばし秋に黄金色の穂をなびかせます。

 

霜の降りるのが少なくなり農作物の初めの一歩である種まきの時期を、

先人たちは季節言葉として私たちに残してくれています。

そんな風薫る昨日はムカゴの芽だし作業を、

近所に住む二人のじねんじょサポーターと一緒に行いました。

 

このムカゴは県の種苗センターからウイルスフリーとして部会で購入したもの。

なんと一粒30円もするんです。

これを2500粒ですから75000円ってことです。

個人ではとても手が出ません。

 

これを部会の網室ハウスで一年かけて種イモへ育てます。

殺菌液で消毒しておが粉の中へ入れ、

適度な水分と温度で二週間くらいかけて発芽させます。

 

大箱が部会の網室用で2500粒入っており、

真ん中は昨年網室から採れたムカゴ200粒が入っています。

こちらは部会の研修畑用で種イモを育てます。

勿論こちらのムカゴ代はタダです。

サポーターさんにも少し育ててみないかと、

同じ方法での芽だしを指導してあげました。

 

SNSってすごいですね。

昨日発信した補助金にまつわる話について、

早速二人の議員(候補)から確認してみるとのコメントがあり、

忙しい選挙中にもかかわらず暖かい励ましをいただきました。

まずは当選していただき市民の良き相談相手となって働いてください。

 

< 穀雨きて豊作の零余子芽だし >

 

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縮小とは本末転倒では

2019-04-19 06:13:08 | じねんじょ

眠りにつこうとした昨夜の10時頃のこと、

外がやけに明るいなと天を眺めるとお月さんが輝いていました。

今日が満月です。

 

じねんじょ栽培のすそ野を広げようとサポーター制度を立ち上げ、

ここ何年かで新しい栽培者が育っています。

今年は10人近い人がサポーターに応募され、

部会として更に充実させようと一から学べる研修畑も開設しました。

微力ではあるが農と食の一分野から地域貢献できるのではないかと考えています。

特に4年後に開設が計画されている「道の駅」へ、

彼らの手で犬山産じねんじょを届けることが当面の目標でもあります。

 

ただこれを維持運営するためには相当な経費がかかり、

部会員の会費のみでは折角の取組みがとん挫しかねません。

そこで市にこうした取り組みをしている団体を応援する施策が無いかと探したら、

農業団体育成事業補助金制度があることを知り、

市担当課に要望を伝えたところ思いもよらない返事です。

 

二団体に年間3~5万円を補助しているが、

形骸化(?)しているのか監査からも指摘を受けており、

縮小の方向であり今年は新規受け付けしないとのそっけない返事です。

それに我が団体は実績に乏しいとの評価も。

確かに大きな収益をあげている団体ではないが、

発足以来17年間にわたって市と連携し一つ一つ実績を積み上げてきて現在があります。

 

既存の団体がどんな活動をしてどんな評価を受けているかは与り知らぬところだが、

真に必要としている団体にそのトバッチリはないでしょう。

こういうのを「本末転倒」と言うんでしょうね。

特定の農業団体に何千万円も補助しておきながら、

数万円の補助を申請しようとしたら出来ませんとは全く理解できません。

 

市の担当者は決められたことしか言えないので、

ここで押問答しても事は進みません。

おりしも現在市議選の真っ最中です。

こうした市民の悩みや要望を受けとめて議会で解決してくれるのが議員です。

心ある議員に相談することにします。

 

< 満月に思いし本末転倒 >

 

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一日雨でした

2019-04-18 06:17:56 | じねんじょ

ちょっと前の予報にはなかったのに一日雨の昨日でした。

そしてニュースを見てびっくりです。

何と北海道東部に位置する鶴居村の最高気温が27.1℃です。

じゃあ愛知犬山の山里はといえば午後2時でこんだけでした。

15℃では雨も降っているし外気は肌寒かった。

 

今の時期雨が降ってもやれる作業は、

じねんじょの栽培容器への土入れぐらいです。

今月に入って始めて450個ぐらい畑へ埋め込みました。

残るところ200個ぐらいでしょうか。

 

夕方になって思い立つことがあり市役所のホームページを見て、

担当課へ電話するも担当者がおらず今日話をすることに。

これが実現すれば朗報です。

詳しくは煮詰まってからの後日です。

 

< 春雨じゃ濡れて参ろうの気ならず >

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尾張と三河

2019-04-17 06:23:51 | じねんじょ

昨日は愛知県じねんじょ生産地協議会の年次総会でした。

会場は岡崎市内にあるJA施設です。

 

県内の登録された生産者は約200人ですが、

尾張と三河では生産者比から見ても大きく違い、

尾張地域は25%程度でしょうか。

平野が広がる尾張に対して中山間地が大半を占める三河地域は、

自然薯栽培が盛んで学ぶところも多いです。

 

よって主たる行事は三河主体にならざるをえません。

一概にには言えないが農産品的には尾張は米作りで、

三河は野菜作りってことでしょうか。

ただ尾張は都市化が進んで農業全体の勢いがありません。

 

じねんじょに関して県などの行政とJAと生産者がタッグを組んで、

種苗の供給から生産の応援までしているのは全国どこにもないと聞きます。

そこから生まれた「夢とろろ」を地域の特産品として、

生かすも殺すも担い手である私たち生産者にかかっています。

回り番とはいえ今年から2年間協議会の副会長をやることになり、

職責に恥じぬ作り手への決意の一日でした。

 

< 三河に学び特産へ薯づくり >

 

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猪豚のこれから

2019-04-16 06:09:41 | 社会のこと

雨が上がりしばらくは天気が良さそうです。

そしてグッと暖かくなるとの予報です。

種から育てていたカボチャの栗坊が小さなポットで、

もっと広い所へ移してくれとの叫びが聞こえてきました。

 

遅霜に当たればいっぺんに撓ってしまうけど、

不織布で覆えば何とかなるだろうと定植しました。

 

7株あっていつものように立体栽培します。

反対側にはスイカとメロンの苗を買ってきて植えようかな。

 

イノシシ向けに豚コレラ対策のワクチン入り餌が山中に埋められています。

てっきり猟友会が県の指導の下でやっているかと思いきや、

これは県が独自に行っているとのこと。

じゃあ猟友会はというとサンプル捕獲のワナを仕掛け捕獲すると、

直ちに血液を採取し検査機関へ送って翌日には結果が出るそうです。

イノシシは解体利用することなく焼却処分です。

 

当市でも近隣地で人に向かってきてケガをさせたとか、

大きなイノシシが弱った状態でワナにかかっていた等の情報があります。

岐阜や愛知の豚舎では豚コレラが収まらず、

県全体の飼育数の30%も既に処分しているとか。

これでは残った豚が全滅してしまうと豚へのワクチン接種を強く要望しているが、

国は輸出にさしさわると決断しません。

 

やはりイノシシへと豚へのワクチン接種を両面で進めるべきでないか。

このままでは豚の飼育者が疲弊してしまい豚がどんどん感染していけば、

輸出どうのこうのの問題でなくなります。

ジビエ料理の関係者は困っているだろうし、

先日わが家へ来た若者もシシ猟と今までほとんど活用されなかった骨や、

その骨格に興味があって早く正常化して欲しいと語っていました。

 

今日はこれから岡崎へ向かい県じねんじょ主産地協議会の総会に出席してきます

 

< 春かすみ猪豚の行方明けそめず >

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