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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

卒業式の想い出

2024-03-03 05:55:51 | 人生
3月は子らにとって巣立ちの月でもあります。
1日には二番目の孫が高校を卒業しました。
ただ彼は現在待ちの渦中です。
6日が私学の退路を断ってまで選んだ志望大学の合格発表の日なので、
浮かれた気分では無いと思う。
十代の若者には珍しく進学の意図が都市建築をやりたいとの信念があり、
爺婆の胸中としては希望が叶うことを願うことしかできない。

そんな私の60年前にもなるセピア色の歴史を辿ると、
当時は大学進学と言う選択肢はなく早く働きたい一心だったように思う。
卒業式時点で既に電電公社への就職が内定していた。

ただ卒業式で私は一波乱起していた。
2年と3年の時に生徒会長をやった縁で、
答辞を代表して読んだ。

当時は下書きを学校に見せてから読むスタイルで、
何と私はその掟を破り当日その一部を変えて読んだ。
多感な子供だったんですね。
学校や社会批判をしたんだと思う。

後日聞いた話では職員会議で、
生徒指導の教師から卒業を保留させよと意見があったが、
担任の女先生が将来ある子供をこんなことで傷つけてならないと、
話してくださって一件落着したそうだ。

女先生とはしばらく交流したが、
定年され程なくして亡くなったとの報を受けた。
このことについてはっきりとお礼が言えなかったことが心残りでした。

人生には節目節目のことが昨日のことのように思い出されます。
孫にとっても今が節目の一つで、
この先幾つかの節目を経て人生を謳歌していくと思う。
我が人生の節目はこの先いくつもないだろうが、
一日一日噛みしめながら生きるってことかな。

< セピア色の卒業式あって今がある >
コメント
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