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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

2022-10-20 06:15:03 | 季節のたより
18日からは七十二候の一つ『蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)』でした。
このところハウスの建設でバタバタしていて、
風情を楽しむ余裕が無かったです。
蟋蟀在戸とは蟋蟀が戸口で鳴く頃のこと。
キリギリスじゃなくコオロギとの説もあるようです。
秋が深まるにつて野山にいた虫たちも心なしか寂しくなり、
人恋しくなる気持ちを表現しているのかもしれませんね。

朝晩はホント寒いくらいでいつ暖房をつけようか思うくらい。
でもまだ10月半ばだからと我慢している。
昨日の昼間は雲一つない秋晴れで、
我が家を塒と決め込んでいる雀君が軽やかに歌っていました。

暫くは傘マークも無く汗は出ないので、
農人にとっては畑へ行く時間が増えそうです。

雀って冬の季語という記述もあったが、
一年中姿を見るから多くは季語にならないとのネット情報です。
だから俳句はいっぱい詠まれていますね。

小林一茶と雀は春が多い
 雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る 
 我ときて 遊べや親の ない雀

若くして実母を亡くし苦労した人生観が子雀に置き換えられて、
詠む人の心を揺さぶられます。
因みに秋は小こんな句を詠んでいます。

  猫の子の ちょいと押さえる 木の葉かな
  けふからは 日本の雁ぞ 楽に寝よ
  名月を とってくれろと 泣く子かな

とても及びませんが秋の雀で拙句です。
< 主は我と軒で眺む秋雀 >
 

コメント
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