晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

餓鬼の世界

2019-08-18 06:09:55 | 地域の文化や出来事

暦の上では立秋となり、

過ぎゆく夏を愛しみたいところですが、

昨日も暑かった。

 

昨日はお盆の仕上げとなる施餓鬼供養でした。

 

餓鬼の世界とは、

生前欲張りで嫉妬深い人が陥る世界で、

そこには様々な欲求不満の人間がおり、

 決して満たされることの無いおのれの欲望の炎によって、

 自身の身を焼く地獄の世界とのことです。

行きたくない世界ですね。

 


 私達は凡人ですから、

つい欲深い行いを知らず知らずの間に行ってしまい、

 その結果によって極楽浄土へ行くつもりが、

 餓鬼道の世界に落ちて苦しむかもしれません。

 


そうした多くの人々を救うために今生きている私達が、

餓鬼道の世界で苦しんでいる人々の為に、

 代わって善行を積んで仏様の慈愛でもって、

 餓鬼道の世界で苦しむ人々を、

 極楽世界へと導いてもらうために施餓鬼供養を行います。

 

あおり運転を繰り返しあげく暴力を振るったり、

思い込みだけでアニメーション会社を襲ったりと、

現世は「餓鬼道」ですら救いようのない輩が多すぎます。

彼らは六道あるうちの「地獄道」で面倒を見てもらうしかなさそうですね。

 

さて煩悩にさいなまれながら生きる我が心を、

仏はどんな世界へ導いてくれるだろうか。

夏の夜長にふと思ってしまいました。

 

< 煩悩ゆえ徳つめど餓鬼道行きか >

コメント (2)
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