晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

真夏の攻防

2019-08-07 06:04:56 | 季節のたより

全国高校野球選手権大会が始まりました。

我が家から10km余にある誉高校は初陣を飾れませんでした。

勝つに越したことないけど、

熱い夏の経験は彼らの人生に大きな勇気を与えたことでしょう。

 

原爆の日でもあり平和を願いつつ相変わらず暑かった一日でしたが、

玄関先の庭木では凄まじい闘いが繰り広げられていました。

それは尋常でないセミの鳴き声でした。

近づいてみるとカマキリがアブラゼミに噛みついて、

セミが必死に逃げようと羽根をバタつかせているでないか。

 

何せ仲間すら食い尽くすカマキリです。

一度噛んだ獲物を離すはずがありません。

自然の摂理に従うべきか悩んだが、

この騒々しさから解放されたく二人(二匹)の仲を裂きました。

 

カマキリからは何で邪魔したと睨まれました。

 

セミは命が助かったとホッとしたたたずまいでしたが、

この先どうなったか分かりません。

 

ふと人間社会を思いました。

大国が小国に噛みつき我がものにしようとするのは、

枚挙いとわず昆虫社会と同じです。

レベルが同じでは情けない。

せめて私がしたように仲裁できるつわものは出てこないか。

 

< 小よく大を制す人も虫も肝に >

コメント
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