晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

目うるむ

2016-12-09 06:00:46 | 社会のこと
先日のバス旅行の折、
帰りのバスの中で久しぶりに映画作品を鑑賞しました。
バスの旅では寅さんか釣りバカ日誌が定番ですが、
山田洋二作品ならではの映画を見せてもらいました。

母と暮らせばです。


長崎への原爆で一瞬にして若き医学生が命を失い、
残された母の生活に息子が登場し、
原爆が暮らしにどんな影響を与えたか、
考えさせるしっかりした構成の作品でした。

ただ泣けると言うのでなく、
命の重みとか人が普通に人生を送ることの大切さを、
静かに語りかけます。

吉永小百合と二宮和也の落ち着いて懐の深い演技力は流石です。



唯一の被爆国でありながら核廃絶へ先頭を切れない我が国のふがいなさや、
その源となる原発でさえ福島の悲劇をもってしても、
再稼働や海外で金儲けに走る姿を見るにつけ、
この作品の思いは目頭を熱くさせてくれました。

今日はこれからゴルフ納めで、
夜は4人で恒例の忘年会を下呂温泉で行います。
明日のブログはお休みとなりそうです。

< 目うるむ原爆むなし母と暮らせば >
コメント (2)
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