ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

植物たちに元気をもらって走る

2024-03-14 18:11:54 | RUN

昨日は、あちこち痛みが出ることがあり、走るのも気持ちが盛り上がらないということを書いた。

今日も、天気はよくないという予報だったので走ることはないと、昨日は思っていたのだった。

だが、今日は午前8時を過ぎて、意外なことに陽が射してきたのだった。

そして明るくなった。

そうか、天気は悪いばかりではないのだな、と思うと、なんだか少し気持ちが上向いた。

あと2時間くらいは晴れて、雨は降らなさそうだ。

そう思うと、ぼうっとしているのがもったいなく感じてしまった。

じゃあ、新潟ハーフの大会まであと6日だから、大会前の最後の練習ということで7,8km走ってみるか、そんな気になった。

 

不調だと思っていると、体が重い。

走りのピッチも上がらない。

でも、まあいいのだ。

こうしてまだ走ることができているのだから。

 

外に出て、外の空気を吸い、外の景色を楽しむ。

こういうことが当たり前のことでないと知ったのは、今から25年前に椎間板ヘルニアで入院していたのに悪化したときだった。

あのときは、強い痛みで10分間と立っていられないほどだった。

詳しい検査をするために、車で他の病院に連れていってもらったとき、窓外の景色が変わっていることにびっくりした。

風景の緑がすごく濃くなっていたのである。

田んぼも山も、近くの林も。

その緑の濃くなった変化に、「ああ、植物たちも生きているのだなあ」と思った。

自分も、この病に負けずに元気になって、外の空気を吸い、外の景色を楽しめるようになりたい。

元気にならなくちゃ、と強く思ったものだった。

 

あの頃の立っていられない苦しみを思うと、今はまだ走れるじゃないか。

どこか痛くても走れるなら、まだいいじゃないか。

そう思うと、少しだけ足取りが軽くなってきた。

あのときとは季節が違うから、見える緑はまだ少ないけれど、走りながらも、植物たちの生きている息吹を感じることができた。

 

道ばたに、「春の雑草の花、四天王」と、勝手に名付けた新潟の春の雑草の花が目に入った。

 

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彼らには、今までも元気をもらってきた。

 

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その4種の雑草の花たち。

茎が細いタネツケバナの白い花。

毎度おなじみ、スターアイズ、青い瞳のようなオオイヌノフグリの花。

スカートをはいて踊っているような、明るい紫のヒメオドリコソウの花。

そして、きれいな緑の葉に小さく咲いているハコベの花。

ずっと晴れている関東地方なら、ホトケノザやナズナなどがいっぱい咲いているのだが、こちらで多く見かける雑草たちの花は、この4種の花たち。

早春の道ばたを飾って、走る私に力を与えてくれた。

おかげで、7,8㎞を越えて、10㎞で終わるのも残念で、さらに1㎞増やして11㎞を走ってしまった。

この後、低血圧の症状が現れるのが最近の傾向だが、走っている間気持ちよかったこと、春の雑草の花たちに勇気づけられたことを胸に、まあ気をつけて、気分よく過ごすことにしよう。

不調だったはずなのに、昨日とはすっかり気持ちが変わっている、調子のいい私であった。

今日もありがとう、雑草の花たち。

 

コメント
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