サッカーJ1リーグ第2節、アルビレックス新潟は、連続アウェイでガンバ大阪戦。
アルビのサポーターにとっては、久っしぶりのつまらない試合。
ガンバに、まったく歯が立たずやられた感じ。
徳島の監督をしていたときから、こうすれば新潟に勝つ、って戦い方を知っているような、ガンバ大阪のポヤトス監督。
自信をもって新潟対策が、徹底的になされていたように見えた。
GKやDFに対し、前からプレスに来るだけでなく、サイドにボールが運ばれると、そこにも人数をかけてボールを奪いに来た。
これに対して、新潟は、ボールを下げることしかできず、ちっとも前にボールを出せなかった。
プレスに対し、苦し紛れにパスを送っていると、ガンバの選手が足を動かしてボールを奪い、攻撃につなげる。
その繰り返し。
素人目にも、もっと動いてボールを受けに行かなくてはいけないよな、と思った。
動いている選手に対しても、いいパスが供給されないので、チャンスは全くなし。
【ダゾーン調べの前半スタッツ】
ボール支配率で上回っても、前半のシュート、わずか1本。
ガンバの方が、シュートを8本も打っていた。
新井直人のブロックがないと、確実に1点を失っていた。
後半は、修正するだろうから、どうやって活路を見出すか、楽しみにしていた。
少しは、チャンスも生めるようになってきたから、これからだと思っていた。
69分、松田がペナルティエリアに入り、瞬間的にGKと1対1になり大チャンスだったが、GKの正面のシュートは、しっかりセーブされてしまった。
この後の26分、ガンバ大阪のシュートをうまく外したと思っていたら、新井のプレーがVAR判定で、PKの決定。
VAR憎し。
宇佐美のキックは、小島がコースを読んだ方に飛んだが、シュートの鋭さが勝った。
高木、谷口、松田→小見、長倉、ダニーロと選手を一気に3人代え、苦しい局面を打開しようと計ったが、決定的なシーンを生むところまでにはいかなかった。
さらに、キャプテン堀米を新井に代えて投入したが、短い時間で成果を出せず。
【ダゾーン調べの試合全体スタッツ】
結局、あのPKの1点が決勝点になってしまった。
だけど、新井のプレーは非難できない。
だって、彼は、一歩も引かず戦っていたもの。
彼がいなければ、前半のうちに失点していたことだろう。
PKにつながったプレーだって、積極的に守備に行った結果だ。
仕方ない。
松橋監督も、そこはしっかり評価して新井を見ていた。
これで、昨年から続いた公式戦無敗記録は10で止まってしまった。
だけど、あせることはない。
J1は、2戦を終えて勝ち点4のチームが首位から6位まで並ぶ。
勝ち点3のチームは、7位から13位まであって、アルビは11位となっている。
アルビは、勝ち点1の差でしかないのだ。
昨季負けた最後の試合は、8月の鹿島戦だった。
そこから皆で立て直して、守備が強くなり、無敗試合を連続していったのだ。
今回の敗戦も、きっと生かして強くなるだろう。
ただ、松橋監督のことだから、もう少し選手起用にチャレンジしていくかもしれないな。
去年も、シーズン前半は様々な選手を起用していったのだった。
今日も、勝った開幕戦とは違う選手たちを先発で起用していた。
「全員が戦力」となるためには、今季も調子のいいいろいろな選手を使って、戦い方や試合でのパフォーマンスを試していくような気がする。
試合に出ないと、監督も選手自身も、本当の実力は分からない。
機会を与えることは、大事なことだろう。
だからこそ、負けないでほしいなあ。
次節は、いよいよホーム開幕戦となる。
2戦連敗の名古屋相手に、スカッとした勝利を見せてほしいものだ。
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