ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

暑さ寒さも彼岸までというが彼岸の中日、酷寒RUN~新潟ハーフマラソン2024~(前編)

2024-03-20 19:05:30 | RUN

ガタガタ、ガタガタ。

ゴール後びしょぬれになった体が震えること、震えること。

雪こそなかったが、「雨ニモマケズ風ニモ負ケズ」のレースとなった。

暑さ寒さも彼岸まで?嘘だろう、真冬の寒さだったよ。

そう言いながらも、「新潟ハーフマラソン2024」、極寒(大げさだ)のレースを楽しんできた。(終わったから言える(^^;))

 

天気予報は、雨。

気温が低く、風も強いとのこと。

ホントに大会やるのかな?と思い、午前5時30分の大会HPの発表を待った。


ああ、やっぱりやるんだね、通常開催。早めに来いって、そっけない文章。

昨秋新潟シティマラソンで駐車場入り口での渋滞で、入場に時間がかかったことを思い出し、少し早めに出かけた。

なんと今回は、スイスイ。

あの時みたいに駐車券に参加者のゼッケン№が書いてあるかどうかの確認がなかったから、スムーズだった。(そもそも、そんな確認なんかいらないのである。)

P4駐車場は、アルビの試合で使う駐車場だから、勝手知ったるもの。

他の車の駐車が少ない、エコスタにつながる信号に近い場所に車を止めて、傘をさして歩いて行った。

 

スタジアムの前は、いつもと違った仕様。

ゲストランナー4人が描かれた(写った?)大会パネルが立っていた。

デンカビッグスワンスタジアムが発着場所でもあり、手荷物預けもトイレも、その中で済ませる仕組み。

スタジアム内でも吹きつける風は冷たいが、早く着きすぎたので、持って行ったナンプレの問題を解いて時間をつぶした。

今回は、寒い中でのレースということで、頭には、耳も隠せる帽子。

長袖のトレーニングシャツの上に、いつもの「アイシテルニイガタ」のTシャツ。

その上に、大きなポリ袋に両腕・首用に穴を開けたものをかぶって着て、防寒・防水。

ランニングタイツの上にランニング用ショートパンツを着用。

それでも、寒さはそれ以上。

8時40分には整列したが、上からの小雨、横からの寒風に、ガタガタ震えていた。

口のマスク、頭の耳隠し帽をしてなかったら、もっと寒かっただろう。

大会本部の放送では、気温は4.4℃、風速3.3mと紹介していた。

レース前には、4人のゲストランナーの紹介が聞こえたが、後方の私らにはそれを見るすべはなし。

 

9時にスタート。

私がスタート地点に到達したのは、3分ほどたってからだった。

すると、そこに、ゲストランナー「山の妖精」こと城西大の山本唯翔選手が励ましの声をかけていた。

ちゃっかりそのそばを通り、片手タッチをして、元気をいただいたぞ。

ありがとう、山本選手。社会人となってからも活躍されることを祈っています。

 

いよいよ外の道路に出て走り出した。

その辺りで、もう1km。

そして、横風を受けながら走って行くと、2km地点で弁天線の道路を行くことになる。

ここからは、両側が工業団地のようになっているせいか、結構名前を挙げて応援する人たちが多い。

そこで思うのは、場所柄だろうか、アルビレックス新潟のチームカラー、オレンジ色の雨具や防寒具を着ている人が多い。

試合のときにはそれを着て応援しているのかな、などと考えながら3km地点を過ぎていった。

そして、弁天線が白根亀田線と名前が変わるあたりで4kmが終わる。

ここまで、自分のタイムは、①6分26秒 ②6分23秒 ③6分21秒 ④6分34秒。

体調を考えると、このくらいの、1キロ6分30秒前後で淡々と走って行ければいいや、と思っていた。

 

そこへ、後ろから来て横に並んだランナーから、急に名前を呼ばれた。

「へぇ?」と一瞬驚いたが、彼は阿賀町時代の知り合いのYさん。

2年前の燕さくらマラソンで久々の再会を果たした彼も、自分のことを「なんちゃってランナー」と呼ぶが、彼は今も努力して月に100㎞以上走っており、私の方がなんちゃって度では勝っている(自慢してどうなる!?)。

Yさんも、恒例のアルビユニ着用者で、12番のサポーター№をつけていた。

「どうぞお先に行ってください」と、声をかけると、私より軽い走りで前に進んでいった。

また、曽野木の街の折り返し点前後でお会いしましょう。

 

5.5㎞地点で、初めての給水。

カップに入ったスポーツドリンク1つと水を1つ取って口にした。

寒い日でも、水分はちゃんととっておこう。

 

いつの間にか雨が上がって、走りやすくなっていた。

 

集落の建物が並ぶ中の道は、風が来なくて走りやすい。

両川小学校、両川中学校を過ぎて、酒屋町を過ぎていくと、9km辺りの地点は、毎年通り過ぎるのが楽しみな場所がある。

ある自動車工場なのだが、そこには、赤青黄の三色レンジャーがいて、応援してくれるからだ。

いました、いました、今年もいてくれました。

ここで、三色レンジャーそれぞれとタッチして、元気をもらった。

農村地帯だが、あちこちに家族で人が立っていて、応援してくれるのがありがたい。

こんなに遅いランナーにも声援を送ってくれる。

思わず腕を上げ、「ありがとうございます!」と返すランナーは、私以外にもたくさんいた。

 

10㎞を過ぎた。

あと半分か。

いつも、1度走るとこのくらいは走るし、ここまで体にきつくない走りをしてきたつもりだから、まだ疲れはさほどではない。

心拍数は170に達しないように気をつけながら走ってきたが、タイムは、キロ6分30秒前後で行けている。

④6分34秒 ⑤6分22秒 ⑥6分43秒 ⑦6分28秒 ⑧6分25秒 ⑨6分24秒 ⑩6分23秒

このまま行きたいものだ、と思いながら、ハーフマラソンのおよそ半分を過ぎた。

ここまでは順調。雨もやみ、寒さはあるけれど、走っているとさほどに感じないほどのものであったのだが…。

(つづく)

 

コメント (2)
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