癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

ブリーディング

2010年02月20日 | 動物一般
2月も後半ですが、まだまだ寒いですね。
昨日、町内の排雪作業を行い、せっかくきれいになったので降って欲しくないのですが。

愛犬に交配してお産させたいという方は意外と多いのもです。
しかし、実際に相性の会う相手を見つけるのは難しいみたいですね。
犬種毎にブリーディングしている人を見つけて、発情を見極めて、受胎を確認して、お産を無事にさせなくてはいけませんから、経験の少ない方や初めての方にはかなりの負担でしょう。その上、遺伝病のことも考慮しなくてはいけませんし、自然交配の場合、相性の問題は大きいものです。

動物病院にも発情の時期を診て欲しいとか、受胎を確認していほしいと来院する方は意外とい多いようです。
写真の粘膜の標本には細菌が沢山あり、発情期が近いのですが、受胎は難しいかもしれません。
発情は外部徴候や子宮粘膜の確認で大体の時期が分かりますが、妊娠の確認と胎児数は時期やタイミングの問題から意外と難しいものです。レントゲンを撮っても完全に何匹いるかは断定できないものですね。

この一連のブリーディングのサポートは意外と全部取り仕切れる人は少ないようです。
この分野でのスキルアップがこれから求められるのでは?
その点、牛や馬は確固としたものがありますね!