癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

鼻炎は鍼灸治療で

2015年02月24日 | 東洋医学
このところ雪も降らず、温かい日が続いています。
消耗した体力も徐々に回復しつつあります。
皆さんにご心配いただき大変恐縮しています。
温かい春が待ち遠しいですね。
雪が融ければうちの子たちもお散歩デビューです。

ところで、猫やうさぎさんは鼻炎の子が多いようです。
大抵は抗生剤の投与等で治癒するのですが、なかなか治癒しない子もいます。

そんなときは鍼灸治療がよく効きます。
私の場合はまず、鼻腔内洗浄をおこなってから「印堂」というツボに鍼をします。印堂は経外奇穴で大抵は単発で刺入しますが、これに肺兪や迎香というツボも加えます。

今まで抗生剤で治療したが治癒しなかった鼻炎はかなりの確率で1発で治癒に向かいます。

写真の子はうさぎさんですが、おとなしく鍼をさせてくれました。
良くなると思います。
最近うさぎの診療が増えてきており、ペット業界も少し変わりつつあると感じています。

うさぎも鍼灸により元気になってますよ。

過労???と子宮蓄膿症

2015年02月13日 | 動物医療
またまたしばらく間が空きました。
先日は東京からの帰路が飛行機の遅れで大幅に遅れ、深夜に帰宅。
翌日はなんとなく体の自由が利かず、それでも何とか診療を終えました。
翌日午前は何ともなかったのですが、午後の診療2件目で「めまい」を覚えました。
しかし、往診もあったので頑張って点滴してきて帰ってから、立ってられない状態となり、5時には病院を閉めてタクシーで病院に直行しました。
当然運転も不可能で呂律も回らない状態。

病院で血圧を測ると異常に高く、点滴を1時間ほどしてもらいようやく立てるようになりました。
あまり自覚はなかったのですが疲労が蓄積していたのでしょう。
吐き気もして本当に苦しかったです。

翌日は休診で1日何もせず寝ていました。
今やっと普段の7割くらいまで回復しましたが、無理がききません。
幸い?本日病院も暇で、よかった・・・。

明日は忙しい日なので、今晩も早く寝て養生します。
無理はいけませんね。

さて、
同じ病気が続くことはあるようで、少し前ですが連続して子宮蓄膿症の手術をしました。
ワクチンをうちに来たのですが、微熱があり子宮から少し出血がありました。
血液検査では白血球が2万くらいでしたので、エコー検査で子宮蓄膿症と診断しました。
元気も食欲もまだありましたので、翌日手術。
立派な子宮蓄膿症でした。

最近は少なくなったようですが続くときは続くものですね。
避妊手術は必須ですね。


冒頭の写真は
家の子達です。
一応、お座り、マテを訓練中。