癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

カビ

2009年05月31日 | 動物医療
今日は一日中雨です。
腹立つくらい間断なく降ります。強い雨ではありませんが。

猫ですが、野良のせいか毛が塗れていました。
栄養状態が良くないせいか、雨をはじかないのでしょうか。
ずぶぬれでした。

昨日はダニの話でしたが、今日はカビの話し。
カビといっても胞子で増える糸状菌症です。
いつもよりこの皮膚糸状菌症が多いと感じている動物病院もあるようです。
ダニのみならず、知人の動物病院で皮膚糸状菌も見せてもらいました。

まあ、こんな感じですが。なんか見ているだけで痒くなりそう・・・・。
円形状に病変が広がるのですが、真ん中が脱毛したりします。
人間にも移るので注意が必要です。
ウッド灯という特殊な紫外線をあてると、暗い所で光るという面白い性質を持っています。
中々頑固で完治には時間がかかるようです。

マダニ対小さなダニ?

2009年05月30日 | 動物一般
知人の病院にいきましたら、新発見と!
何かと思い、顕微鏡を見せられましたら、3週間くらい前に見た覚えのある5mm以上まで大きくなったマダニのすぐ近くに、マダニと比べると非常に小さい別のダニがいました。ヒゼンダニかツメダニか微妙ですがツメダニかな?正直よく分かりません。
よく見ると生きてます。クモみたいです。マダニをスライドグラスにテープにとめて3週間は経過するのですが、その間生きていたのです。マダニのすぐ横にいましたから、死んだマダニから栄養を吸収して生きていたのでしょう。凄い生命力です。

しかし、こんなに大きさが違うかというとマダニが「怪獣ガメラ」でツメダニが「地球防衛軍」くらい大きさが違います。

ツメダニ、ヒゼンダニともは人間にも移るダニです。
発見したら犬は薬浴し、駆虫剤を投与する必要があります。
マダニがいた犬の2頭ともツメダニもしくはヒゼンダニがいました。
何か関係あるのか?

よく、ダニは体から離れると2、3日で死ぬといわれますが、これはマダニについて生きてたの?

ドイツにて 3(最終)

2009年05月28日 | Weblog
函館から帰ってきました。
今日も暖かい日でしたね。
新聞にも出ていましたが、北海道は5月は例年より平均気温が1.7度くらい高いそうで、農作物の生育は順調だそうです。
しかし、道南の方の牧草の伸びは干ばつ傾向からやや伸びが少ない感じだそうです。実際僕にもそう見えました。牧草が足りないと酪農にはいろいろ影響がでてきます。これから幾ばくか回復してくれればいいのですが・・・・・

今日は帰路で疲れましたので、書き溜めて置いた「ドイツにて 3(最終)」で更新させていただきます。

 さて、「ドイツにて」は3回目で最後にさせていただきます。研修のことはもう話しましたので、ドイツというかヨーロッパという異国にいて感じたことなどを書かせていただきます。
 とにかく、ヨーロッパにおいてドイツ人は日本人に近親感を持っているように感じました。現地で、最初に言われたのは、韓国の方か中国の方か聞かれたのですが、日本人だというと何となく「おお、そうかそうか」という感じになります。特に年齢の高い人ほど。未だに、日独同盟のことを引きずっているのかもしれませんね。それよりも、国民性が近いのかもしれません。

ドイツにいて、週末は必ずどこかに小旅行していました。特に印象深いのはオランダのアムステルダムです。列車で気軽に行けますし、何しろ近い。パスポートも一切提示しないで行きました。駅前は夏休み期間ということもあり、学生らしき人たちがたくさんいましたね。当時ですが、タバコらしきものをふかしていましたが、中には「大麻」である場合があるのですが、ここでは「大麻」を吸うこと自体は違法ではないとお聞きしました。今は分かりませんが。ちょっと驚きました。アンネ・フランクの家も型どおり見学しましたが、まあよくこんなところに2年も見つからずに潜伏できたものだと思いましたね。でも、その部屋よくできていました。また、ゴッホ美術館で有名な自画像などを見ましたが、ホントに目の前で見られたのが印象的でした。まあ、警備がゆるいというか。町の名称は忘れましたが各地の古い教会やお城を見学しましたが美しい街でした。しかし、警察官がマシンガンで警備していいたのには驚きました。治安の維持も大変そうです。
 
8月はドイツ国内でも各地でナチス時代の展示会が開催されていて、負の歴史に対してもしっかりと対峙して、子供達次世代にも伝える努力はしていると感じました。日本ではどうかと思ってしまいました。ブレーメンも印象深い街でした。寓話劇を野外で観て楽しかったです。
 
 ドイツで一番強く感じたのは、日本と違いせせこましくないということと、休日を大事にする姿勢が強いということです。デパートは土日締まっていますし、営業時間も遅くても6時までで、木曜日だけが8時まででした。コンビニも当時そんなにありませんでしたね。とにかく、サマータイム制で夏期間は7時から仕事して3時には退社し、家の近くでジョギングしたりテニスしたり庭をいじったり、バーベキューするという感じでした。しかも、このころ日照の関係で9時くらいまで明るいので有効に時間が使えます。なるべく中心部から離れて暮らしますので、家の周りは麦畑やその他の畑です。その中を僕も毎日のようにジョギングしていました。これが、気持ちいい!走ったあとは「麦酒」!しかも、水より安い!毎日大学の帰りにリュックにビール背負って帰り、走り、風景を楽しみ、ビールを飲む!イヤー至福のときでした。僕も将来は郊外に住み、麦畑を見ながら暮らしたいと思いましたが、夢は実現していません。

ドイツの農家が日本と違うのは、まず歴史。それから、生活のスタンスが違うと思います。概してドイツの農家は大規模化を目指さず、農業を楽しみながらガーデニングをしながら家を飾りながら暮らすという感じです。ちなみに日本は「酪農業」、ドイツは「酪農家」くらいの違いを感じました。もちろんどちらがいいか比べるものではありませんが。農業を産業でなく別の視点から見てもいいのかなと思いましたね。

なんだかとりとめのない話で終わりますが、ご容赦ください。

今日も出張

2009年05月27日 | Weblog
昨日に続き出張です。
道南方面ですが、今日は暖かいです。
道すがらのたんぼに水がはってあると何と無くうれしいのですが。
私は札幌出身ですが、子供の頃はたんぼのある父の田舎に頻繁に行っていたので、たんぼの風景が忘れられません。

この風景を守りたいものです。

山奥

2009年05月27日 | Weblog
昨日はブログを更新しようとしたら、出張していて、泊がかなり山奥で、圏外で更新出来ませんでした。

更新しつづけるのを目標にしていたので、残念です。
でも、山奥もたまにいいですね。

イベント概要

2009年05月25日 | アニマルセラピー
昨日は、イベントが終了して帰って、バタンキューでした。
さすがに疲れました。体重もまた少し落ちてしまいました。
一夜明けてまだ疲れが・・・・・
お蔭様で、地元新聞紙北海道新聞の地方版には大きく取り上げていただきました。TVニュースでも放映されたようです。新聞の写真は模擬適性検査の様子ですね。ちなみに私は写っていません・・・・・
新聞には約1000名の参加とありました。

昨日のイベントの印象や気が付いたことを書いて記録しておきましょう。
準備開始:前日にテント、椅子、机等を運び込みましたが、これに半日を要しました。
     借りる資材が分散していたので、時間がかかりました。これは大変でした。
テント組立:組み立て方が分かりませんでしたが、段々と要領がわかってきました。
当日準備:設置してみて気が付くこともあり、かなり早くスタート。7時50分くらいから開始。しかし、時間的余裕がありこれは落ち着いてできました。
開始  :10時開会宣言。天候が寒くて人出を心配しましたが、結構早くから来場者がおられました。
受付  :これは野外ですからしょうがないのですが、受付に気が付かない人や行かない人が結構いたようです。
無料カフェ:資材運搬等段取りが良く問題なく準備できました。気温が低かったので「ココア」がすぐになくなったそうです。
バザー  :品物もかなり揃えて豊富な品揃え。結構売れたようです。予定額まではいきました。売れ残るものはしょうがないです。
模擬適性検査:いつ希望者がいないのではないかと心配するのですが、すぐに埋まりました。予定では午前午後7名でしたが、午前は8名になりました。希望者が多く応じ切れなかったです。今回は役割分担を少しずつ変えたり、いろんな人に活動してもらいましたが、これはよかったです。
セラピー触れ合いコーナー:一番ポピュラーですがお子さんも喜んでくれました。犬どうしの触れ合いもいいですね。
ゲーム大会:景品も用意して皆さん楽しく遊んでくれました。愛犬とのゲームは盛り上がります。
ファッションショー:20組近い方が参加してくれました。それぞれテーマを持って着飾ってくれましたが、これまた盛り上がりましたね。イベントには欠かせませんね。
爪きり:人気のコーナーでした。専門学校の生徒さんにとってもいい経験です。列ができました。
エクステンション:これも大人気で多くの犬がかわいく飾ってもらい「飼い主さん」が大喜びでした。専門学校の生徒さんが活躍してくれました。こちらも長い列ができました。
アロマテラピー:こちらも人気でした。関心が高いですね。
アジリィテイ:初めての経験の子もいたようですが、一所懸命チャレンジ、体験していました。
フリスビー:デモンストレーションが人気でした。見ていてたのしいし、いいですね。
リボンちゃんとじゃんけんゲーム:景品もよく大人気。着ぐるみのリボンちゃんの中は男性とおもいきや専属の女性でした。サッポロビールさんは協賛企業として申し分なかったです。

まあ、何だかんだ言って、屋外での開催は大変でした。
次は、冬に屋内で実施したいです!

イベント終了

2009年05月24日 | アニマルセラピー
イベント開催し、無事後片付けまでして先ほど帰りました。

寒かったですが、雨は回避できました。
終わる頃天気が回復しまして・・・・・・

でも寒い中、650名以上の方が来場してくれました。
外でのイベントの大変さが分かりましたが、これもいい経験でしたね。

会員はもとより、専門学校の生徒さん、その他たくさんの方の応援でいいイベントになりました。

書きたいことはたくさんあるのですが、疲れまして・・・・・
今日は第一報ということで。

イベント準備

2009年05月23日 | Weblog
明日のイベントの準備に追われた一日でした。
会場をお借りする酪農大に半日いましたが、前回と異なり机とか椅子とかテントとか方々から借りたので結構大変でした。思えば昨年の2月のときはまだ楽でした。

屋内だったので天候を気にしなくてよかったし、机、椅子、電器、水はそこにあるのです。これ、ものすごく楽です。

今日はテント、机、椅子、それに舞台を搬入してセットしましたが、それだけで結構重労働?

でも屋外でのイベントも楽しいもので、青空のもとで楽しくできるように、てるてる坊主にお願いです。

今日は疲れたのでこの辺で・・・・・

明日は10時会場です。



チョコレート中毒

2009年05月22日 | 動物医療
今日は雨です。
週末はどうも天気がぱっとしないようです。
日曜日何とか晴れとはいいませんので、曇りであってほしいです。
明日は午前中から準備です。

先日、犬がチョコレートを食べてしまったとの相談があったのですが、チョコの中に含まれるテオブロミンというアルカロイドが犬に有毒です。テオブロミンは中枢神経刺激作業があるのですが、人間では肝臓で効率よく分解されるので心配ないですが、犬では分解犬のようにテオブロミンの代謝速度が遅い動物にとっては害になりうる。小型犬で50g程度、中型犬で400g程度のチョコレートを摂取すると、犬はチョコレート中毒を起こし、消化不良、脱水症状、過度の興奮、心拍数の低下などの症状が表れる。ひどくなるとてんかん様の発作を起こして死に至ることもあるそうです。

まあ、少し食べたくらいでは何ともありませんが、やはりできるなら食べた直後に吐かせるのがいいでしょうね。犬のテオブロミンの中毒量は記載されている用量に差があるが平均すると100-200 mg/kg程度(LD50 :240-500 mg/kg)のようです。ですから、小型犬が板チョコ一枚ペロリと食べたとしたらさすがに症状がでるかもしれません。

チョコはどこにでもありますが、注意に越したことはありませんね。

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