癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

犬に癒されるとは?

2006年04月30日 | アニマルセラピー
今日は曇っていますね。でも暖かいようです。
今日はもうお彼岸はとうに過ぎましたが、「お墓参り」してきます。
北海道はお彼岸でも雪がかなり残ってしまうので、お彼岸ではなくゴールデンウィークの頃に行かれる人が多いのです。僕はなぜか、お墓参りは欠かしたくありません。落ち着かないのです。行かないと。

昨日はドッグランで家のコーギー犬の性格を垣間見た気がしました。やはり、「うち」と「そと」では違うのです。犬も社会の中の生き物であることを実感しました。

それにしても、「癒される」とはどういうことなのか、考えさせされた気がします。

「人」 「犬(動物)」 この関係は非常に面白いと感じました。

「癒し」効果の医学、生理学的メガニズムは完全には解明されていないのだと思います。しかしいろいろな検証がなされていて非常に興味深いですね。

神経学」「内分泌(ホルモン)」「脳神経学」などの面から研究されています。
自分は勉強不足ですが、少しずつここで披露していきたいですね。

最近は犬を癒すことも注目されてきました。
アロマセラピーもあるでしょうが、「マッサージ」です。
昨日、うちのコーギーがドッグランの参加くださった人たちに「触られて」目を細めていたことが記憶から離れません。特に肩から胴体にかけて「さすられて」いたときに確かに「うっとり」していました。

ウーン、さては奴も誰かから「ストレス」を受けているのか・・・誰?
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セラピー犬のドッグラン交流

2006年04月29日 | アニマルセラピー
今日はいい天気でしたー。最高にあたたかでした。北海道にもようやく春が来た感じです。
今日は希望者を募り、札幌市郊外のドッグランでセラピー犬の交流をしました。短時間でしたが、犬の交流もできてよかったです。
周りは玉葱畑ですし、牛舎もあるんですよ。札幌にもこういうところがあるのだと関心しました。

家の子は「びびり犬」なので、終始端の方にいってうろうろし、気に入った子(♀)がいればしつこく、おしりを嗅いでました。嫌がられていました

こういう犬の集団にいれると、その犬の性格とか特性がよく分かります。家の子は想像どおり犬に関心が余りなく、人間には擦り寄るタイプであることを再認識しました。

若い頃と違い、落ち着いてきたことも発見です!ウーンこれは秋の適性検査に挑戦するかな。一度不合格になって早4年、もういいころかと感じた今日でした。

ジャパンペットサービスさんありがとうございました。
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ボランティ活動の目的

2006年04月29日 | アニマルセラピー
写真は帯広の「ジグザグ」道路です。なぜ、このような道路になるか想像はつくと思います。
つまり、道路がジグザグだとスピードが出ませんね。ここは学校の周辺なのです。これで車による事故が減れば万歳です。
ドイツでも見たことがありますが、ドイツのは「でこぼこ」を設置していました。どちらがいいのかはわかりませんが。[emoji:v-82]

今日は最高の天気です。いよいよゴールデンウィークですね。仕事の方もいるでしょうが、たのしい日々を送れればいいですね。

いつも、ブログのネタを考えるのはそんなに苦労はしません。しかし、ここ数日は「苦戦」してます。
そんなときは北海道ボランティドッグの会の会誌「ぼらわん」を見ます。「ぼらわん」はボランティアとワンコをかけたものです。いいネーミングだと思うのですが。どうですか?

いろいろいいことが書いてあります。
最大のテーマは犬としっしょのボランティア活動ですが、やはり、最終的にはボランティア活動で何を求めるかでしょう。

もちろん利益を追求するものであってはイケナイでしょう。さりとて、押し付けになってもいけないし、自己満足のものであってもいけないでしょう。ルールと責任をもった行動・活動も求められるでしょう。
会誌のなかにも書いてありましたが、「最大の目的と効果」は「新しい自分を発見し、自分を高める」ことだと思います。

そして最大に重要なことは「楽しく」活動することだと思います。
あまり、会社などの組織の論理を持ち込むと運営は難しくなります。しばしば、そのようなことが起きます。
日本はボランティア活動の先進国か後進国か分かりませんが、まだまだ勉強が必要だと感じています。

久々のまじめなことを書きました
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オホーツク方面に仕事です

2006年04月28日 | 動物一般
今日は出張でオホーツク方面に行きました。日帰りです。
それにしてもまだ寒い。旭川から紋別方面に抜ける峠道は冬が抜けきってないですね。

写真は今日見てきた症例のひとつです。真ん中の牛の右後肢が変形しているのですが、分かりにくいですね。牛は寝たままだと生死に関わるので、痛くても立とうとするのでしょう。

明日は、北海道ボランテイアドッグの会で開催するしつけ教室の会場下見で、ドッグランのあるところに行きます。1時間ほど貸切にしていただくので、勿体ないと思い、会員さんに声をかけたら結構きてくれるようです。やはり、皆さんドッグランには興味があるようです。気軽にいける場所があれば、行ってみたいのだなと思いました。やはり、犬には思い切り遊んでもらいたいですよね。特にみんな普段はセラピー犬として「お仕事」してますし。犬も結構ストレスはあるのだと思います。

明日はドッグランのことを書きます。
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動物もCT MRIの時代

2006年04月28日 | 動物医療
町内のゴミステーションきれいですか?僕はいつも気になります。やはりこういうところに、モラルがあらわれるのではないでしょうか?
町内がうまくいって、モラルが高い住民が多ければゴミステーションがきれいですよね。それにゴミステーションをきれいにしておくと、路上で「ポイ捨て」も減ります。わが町内会もゴミステーションの美化強化に努めたところ、見事に路上のごみは減りました。今日、そのゴミステーションに引越しごみが大量に乱雑に投げ込んでいて、神経を疑いますね。誰だ!(うるさいおやじですね[emoji:e-263])。

人間医療でも画像診断のCTとかMRIは最新診断機器ですし、最新の診断を受けるためのツールですが、最近は動物医療でもCTやMRIが普及しつつあります。大学病院ではMRIは1993年から山口大で最初に導入されたようですが、今ではほとんどの大学病院に導入されているようです。
一般病院ではまだ、数箇所でしょうがCTはもう少し導入した病院があるようです。

それだけ患者さんのニーズが高まったのと診断的には骨はレントゲンでも診断できるのですが、内臓と骨の診断はCTも方がより詳細な情報を得ることができるでしょうし、軟部組織の診断ではMRIにはかなわないでしょう。
小動物でも腫瘍性疾患が増えていますし、整形外科分野や脳神経疾患の診断機会も増えているようですから、「資金的に余裕」がある病院での導入が増えるでしょう。

理想的には病院間の連携ができて、ない病院の患者さんがある病院を紹介して活用できるなんてことがうまくいけばいいのでしょうけど。
大学病院はその点、可能ですし実際そのようなことが行われているのですが。大学も全国にあるわけではありませんからね。

それにしても動物医療の進化は早い!
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犬も花粉症

2006年04月27日 | 動物医療
犬も花粉症になるのです。
犬の花粉症を扱った記事の多きこと!
犬の花粉症のほうが症状は重いようですね。人間だと目や鼻にきたり、せいぜい頭が重いなどの症状ですが、犬の場合は全身の皮膚にも症状が現われるのですね。まあ、犬は人間よりはるかに地面に近いですから。
それに花粉が付きやすい毛に覆われていますものね。

夕刊に犬の花粉症対策グッズが掲載されていました。なんでも花粉が目や鼻に入りにくくするため、首からさげた装置からイオンの風が発生することで、花粉を近づけない装置のようです。アメリカ製で30$だそうです。

僕が知っていた対策グッズは写真のような「ゴーグル」です。ゴーグルつけた犬を見たことがありますが、とても可愛いですよ。

そうそう、あるブログに書いてありました。やはり犬の花粉症に悩んでいるようで、対策に必死のようでした。でもご自身も花粉症のようでしたが、「そんなの後だ!」ですって。
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エキゾチックアニマル

2006年04月27日 | 動物一般
エキゾチックアニマルという言葉をご存知ですか?
僕は毎朝ブログネタになるヒントを得ようと動物関係の本や雑誌も見ますが、最近ではペットの世界でエキゾチックアニマルという言葉がたくさん出てきます。

しかし正直エキゾチックアニマルが何の動物をさしているのか分かりません。まあ、犬、猫、産業動物以外のペットと考えればいいのでしょうか?最近では動物病院でもキゾチックアニマル専門のところもでてきたようです。
今は分かりませんが、大学では対象動物としてエキゾチックアニマルはほとんどありませんでした。ウサギがあるくいらいでしょう。しかも、実験用として。

しかし、ふと回りを見ると鳥(インコ、フィンチ等)、ハムスター、ウサギ、フェレット、カメなどたくさんいますね。これらの動物でも癒されることが多いですね。

僕もカメやハムスター、インコは飼っていました。カメは脱皮するんですよ。甲羅はカメのいわば肋骨ですし。実に面白い動物です。
カメは飼ってみると分かるのですが、非常にデリケートで水が汚れたり、日光が不足したり、ストレス等で病気になります。特に何かの原因で1ヶ月くらいまったく食べなくなることがあります。ビタミンAが不足したり、斜めに泳いだり、いろいろ病気にかかる動物ですね。

一方でエギゾチックアニマルはいろいろな病原菌を持っている可能性がありますし、ひところはハムスターに噛まれてアナフィラキシーショックを起こして、お子さんが死亡する例がありました。
可愛いですが、正しい知識で飼わなければ問題を起こすこともありますから、その点は要注意ですね。

正しい飼養方法を知りましょう。
その点から言えば「プレーリードッグ」はペットとしてはどうかと思いますけどね。

皆さんはどんな動物を飼ってましたか?
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帯広のカレー屋さん

2006年04月26日 | Weblog
帯広のインディアンカレーをご存知ですか?
札幌にはありませんが、帯広で<インディアンカレーを知らない人はいません。
僕は帯広に行くと必ず食べにいきます。安くで最高にうまい。
インデァンカレーだと確か398円、大盛りでも525円。

なべを持参してルーだけテイクアウトも可能です。ルーだけだと100円くらい安い。つまりインディアンカレーのルーだけだと298円。

野菜カレーも旨いし、チーズとかいろいろトッピングも70、80円くらいでできます。毎日食べても飽きませんね。

帯広近辺ではあちこちありますが、本店はもともと駅前のフジモリ食堂です。フジモリ食堂でもおなじようなカレーを食べることができます。このフジモリでは注文すると水といっしょになぜか「メロンソーダー水」が無料で付いてきます。これが面白いですね。

とにかく帯広に来ることがあれば寄ってみてください。

乳牛の病気

2006年04月26日 | 動物医療

帯広、釧路は仕事で行ってきましたが、今年の農作業は遅れるようです。なかなか暖かくならなく、雪解けが遅いため畑が乾かず、重機が入れないそうです。困りましたね。自然相手ですから仕方がありません。

今回は病気の牛を見てきましたが、その例をご紹介しましょうかね。

子牛では、腸の一部が狭窄したと思われる例がありました。おそらく大腸(盲腸、結腸、直腸)の一部が狭窄し、排便がうまくいかないのです。子牛で生まれて一度も排便がないことから先天的なものであることが想像されます。最初おっぱいを飲んだのですが、腸が狭窄しているので、内容物がたまり続け腸にガスがたまり、水分の吸収も困難になってくるので、衰弱します。手術で助かる可能性も低くこうなるとどうしょうもなくなってしまいます。

また、子牛では出産のときに難産だと前足にチェーンをかけて引っ張りだすのですが、時にその足が骨折してしまうことがあります。その例があり、くるぶしから上の「中手骨」という部分が開放性に骨折していました。開放というのは皮膚が破れるという意味で、開放してしまうと、子牛だと固定して治療するにも感染(汚染)により骨の融合がうまくいたないことがほとんどです。

それと乳熱という病気で立てない牛もいました。乳熱という病気は、牛がお産して急激にカルシウムを必要とすることから、体が追いつかなくなると、筋肉力が低下して立てなくなる病気です。不足したカルシウムを補えばよくなることがほとんどですが、立てなくなった期間に筋肉や神経の損傷がひどいと完全に立てなくなります。

そんなような乳牛を見てきましたが、このほかにもたくさんの病気があります。乳牛の生産性の向上に伴いさまざまな生産病があります。予防が一番なのですが。

乳牛の病気についてはまた機会があれば紹介します。

ワシの鉛中毒ご存知ですか?

2006年04月25日 | 動物一般
釧路・帯広から帰ってきました。
今日は暖かでした。

帰路電車の中で、専門雑誌を読んできましたが、獣医師会雑誌にワシ類の「鉛中毒」のことが掲載されていました。我々の仲間の団体獣医師の方がボランティアで取り組んでおられるのです。
ワシ類鉛中毒ネッワークです。

狩猟の鉛弾を使用すると、現場に残されたシカの死体肉と一緒にワシ類が鉛を一緒に捕食することで鉛中毒になり死亡するのです。治療は困難です。
北海道では平成12年から狩猟弾に鉛を使用することを規制しています。これは世界的に見ても画期的なことらしいのです。

ワシ類が鉛中毒になると、神経症状を出して死亡にいたることがほとんどです。生きて保護されても治療は難しいと言われています。骨にまで鉛が沈着してしまうからです。

当ネットワークもボランティアとして活動しているとのこと。応援したいですね。
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