goo blog サービス終了のお知らせ 

癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

お久しぶりです。生きてます。

2016年11月03日 | 東洋医学
お久しぶりです。
生きてます。
気がつけば雪。
冬です。
あっという間ですね。

診療業務は他の病院に比べればそんなことないのでしょうが、私にとっては非常に忙しく感じます。
そんな中、地元UHBTVさんの密着取材をしていただき、10月25日の夕方に放送されました。
約9分間は長いものです。
自分で見ていて恥ずかしものでした。

放送が終わったその瞬間、電話が殺到!!
なんだこれ!
TVの影響はすごいですね。

今はおかげさまで毎日、新患さんの来院があります。
火曜日は新患さんだけで8件!

しばらくは、家にすぐには帰れません。

そうそう、再度東京の研修を再開しました。
マスターコースができたので、2年間月一ですが通います。
今度は吉祥寺から府中市に代わりますが。

今週末はセミナーで名古屋に行きます。
月末には東京。

来月は東京に「整形内科」というユニークな研修を受けに行きます。楽しみ!

そうそう、院内も医療機器を一新しました。
これについては後日!

ここ2ケ月手術も月10件程度あり、うちとしては多いほう。
明日も腫瘍摘出手術を行います。
万全を期して獣医師2名で行います。老犬なので。

とういことで、いつまで走り続けるのか、なんかアドレナリンがでてます。

写真はUHBの外でのインタビューシーンです。

長ーい沈黙から

2016年07月21日 | 東洋医学
長い沈黙でした。
何かすっかり更新が億劫になってしましました。、
忙しいのもひとつの理由ですが、継続して続けることが大切と考えなおし始めました。

鍼灸治療の依頼が増え、さまざまな症例に出会うことが多くなりました。
以前は椎間板ヘルニアがほとんどでしたが、変形性脊髄症、顔面神経麻痺、前庭疾患、てんかん、三叉神経麻痺、糖尿病、腫瘍、皮膚病。
難治性疾患も多く、30分枠で予約をとりますが、足りない場合が多いです。

鍼灸の力量不足を感じ、10月からまた東京に研修に通う日々を続けることにしました。
鍼灸治療の幅を広げ、特に糖尿病と変形性脊髄症について研究したいと考えています。

お陰様で、患者さんは増え続けていますが、診療の質を落とさないよういつも「気合い」を保ちたいと思っています。

肢はまあ一応良くなったのですが、軟骨が減ってきて再び多少の痛みはあります。
自分でリハビリします。


何とか生きて頑張っています。

写真は我が家の犬の「浴衣」姿です・・・

セミナー開催

2016年01月22日 | 東洋医学
いや、もうあけましておめでとうは恥ずかしいのですが、今年最初の更新なので。
貧乏暇なしで、いつものことながら更新が途絶えました。

12月20日に恵庭の動物専門学校を会場にお借りして、東洋医学のセミナーを主催開催しました。5
東京で同じ学院で学んだ仲間にお手伝いいただき、初開催でした。
北海道ではなかなか開かれる機会の少ない東洋医学についてぜひ知ってほしいとの思いで企画しました。

写真はお灸のより方を実習している風景ですが、なにせ写真を撮る時間もなくて。

午前中は基礎理論について、学院出身者が担当して講義。
午後は東京からお呼びした校長に臨床論と治療実習です。
同じ学院で学んだ先生方も実習では実習を補佐してもらいました。

参加者は20名で、自分としては十分な人数だと思っています。
今後も単発でなく、テーマを定めて定期的に年何回か実施する予定です。
ゆくゆくは東京の学院の支部としてしっかりした組織にし、東洋医学の普及の一助となればと考えています。

私も今年年男ですが、まだまだ新しいことにチャレンジするつもりです。

健在です!一応

2015年10月25日 | 東洋医学
投稿できないくらい忙しいとはいいませんが、診療が終わると廃人状態のことが多く更新が・・・
おかげさまで、東洋医学の方も「推拿」コースを修了し完全卒業です。
しかも、写真のとおり完全皆勤賞をいただきました。

しかし、まだ未熟者。
卒後も北海道の卒業永のリーダーとして頑張り、セミナーも企画するよう校長より訓辞を受けていますので、それに従います。

新しく身につけた「推拿」は経絡を手などを使って刺激する治療です。
患者さんにも好評で特に弱った動物に優しい治療として好評です。

これからも、優しい治療を目指し、動物に触れることで「気」を調整する治療を目指します。

最近は何故か、皮膚病や腫。瘍性疾患の子が多く来院しますし、椎間板ヘルニアの治癒率も良好です。
働きすぎを指摘されながらも、できる限りのことをしていきます。

今は、飼育崩壊の猫の避妊、去勢がたくさんあり手術もそれなりに忙しい毎日で充実しています。

マンネリにならない新しい治療にも今後は取り組むつもりです。

更新も頑張ります。

この夏

2015年08月21日 | 東洋医学
前回の更新から1ヶ月以上も経過しました。
7、8月とおかげさまで忙しく更新が滞りました。

この夏は湿度が高く、そのため皮膚病や下痢が多発しました。
また何故か脳神経系の疾患の来院が多く、いろいろ研究を加えて鍼灸&オゾン治療をしました。

斜頸や眼振、回転運動、チック様運動があり睡眠も十分にとれない脳神経系の子にも鍼灸治療は
威力を発揮できたと思います。
これらはいつかまとめて何らかの形にするつもりです。

これら脳神経の疾患の子にはストレスに関するヒストリーが背景にあることも多く、飼い主さんのとコミニュケーションが重要です。
治療は楽でなく、試行錯誤も必要です。

最終的には副交感神経優位の状態をいかに実現し持続させることができるかにかかってくるようです。

皮膚病も大変でした。
湿度からくる皮膚病の発生や悪化の対応に頑張りました。
私の場合は基本的に薬剤の塗布を中心としてあまり服薬はしません。
よほど痒みの強いときのみステロイド以外の薬剤で対応します。
ステロイドはなるべく、というかほとんど使いません。

今は下痢の子が毎日来ます。
夏の疲れがいまきているのでしょうか。

この夏ももうすぐ終わりです。
夏の思い出は・・・  墓参りのみ。

もぐさ

2015年07月02日 | 東洋医学
いやもう、気付いたら7月。
全く更新することなく、さぼりました。
仕事も6、7月は繁忙期で診療が終わったら抜け殻状態でして。
昨年に比べたらありがたいことに格段に診療が増えてきました。
それとともに難しい症例が増えて、奮闘しきりです。

最近多いのは、脳神経の疾患で立てないで神経症状をだす事例が多く来院されます。
鍼灸で対応するしかないという思いで来られる患者さんばかりです。
斜頸、回転運動、震戦、てんかん症状、歩行蹌踉、眼球振とう等ですね。
鍼灸で治療すると大変反応が良く喜んでいただいてます。
自分で証を組立て鍼を配置して、効果が出た喜びはなにものにも代えがたいです。
自分のオリジナルの鍼治療を構築するのは大変興味深いです。

私は「灸」を徴用します。
写真のもぐさはある患者さんが手作りしたものです。
ふわふわで綿のようで、香りが素晴らしい。
一気に使い切ってしまいました。
自分でもぜひ手作りして使えば効果が倍増する気がするのですが。

鼻炎は鍼灸治療で

2015年02月24日 | 東洋医学
このところ雪も降らず、温かい日が続いています。
消耗した体力も徐々に回復しつつあります。
皆さんにご心配いただき大変恐縮しています。
温かい春が待ち遠しいですね。
雪が融ければうちの子たちもお散歩デビューです。

ところで、猫やうさぎさんは鼻炎の子が多いようです。
大抵は抗生剤の投与等で治癒するのですが、なかなか治癒しない子もいます。

そんなときは鍼灸治療がよく効きます。
私の場合はまず、鼻腔内洗浄をおこなってから「印堂」というツボに鍼をします。印堂は経外奇穴で大抵は単発で刺入しますが、これに肺兪や迎香というツボも加えます。

今まで抗生剤で治療したが治癒しなかった鼻炎はかなりの確率で1発で治癒に向かいます。

写真の子はうさぎさんですが、おとなしく鍼をさせてくれました。
良くなると思います。
最近うさぎの診療が増えてきており、ペット業界も少し変わりつつあると感じています。

うさぎも鍼灸により元気になってますよ。

アカラス

2014年11月24日 | 東洋医学
連休が終わりましたね。
当院は普通に診療していました。
それなりに忙しい3連休でした。

皮膚病は得意かどうかわかりませんが、興味はあります。
基本的に投薬にあまり頼らず、塗り薬と鍼灸やオゾンで対応します。
どのような病態でも大体よくなるのですが、たまにはかばかしくない事例があります。
そのときはまず、外部寄生虫を疑います。

そのような場合結構「アカラス」が見つかります。
なかなか姿を見せませんが、しつこく検査して発見したら、治療方針転換です。

これはもうイベルメクチンしかありません。

先日も一アレルギー性皮膚炎でかなり改善に向かった子が突然、またぶり返したので検査したらアカラスが出てきました。
おそらく、ある程度フィラリア予防薬で防いでいたものが、フィラリアシーズンが終わり、予防薬を服薬しなくなって発症したものと思われました。

発見したときは妙な充実感があります・・・

分かります?
写真真ん中の1匹・・・

推拿の練習

2014年11月10日 | 東洋医学
更新は相変わらず少ない。
大反省ですが。

昨日東京で推拿の研究科コース研修でした。
今は米袋を相手に推拿の色々な方法を練習しています。
単に押せばいいのでなく、推拿の効果が体に浸透するようにならなければなりません。
そこがむつかしい。

推拿は神経質な子や弱った子にやさしく「気」を送ることのできる方法で、鍼灸に負けないような効果があると信じています。
鍼灸と推拿のコラボもいいと思います。
なるべく早く実践に生かせるよう「鍛錬」が必要です。

鍼灸は単にツボを押せば効果が出るものではありません。
自分の「気」を治療する相手に鍼や灸、そして推拿を介して「気」を送って初めて効果がでるものです。
その意味でも「鍛錬」が必要で自分に「気」をためておく必要はあるのです。

だんだんと東洋医学の奥の深さに気づいてきた今日この頃です。

推拿授業開始

2014年10月20日 | 東洋医学
久々の更新です。
貧乏暇なしにしていたものですから。

先週の週末に第1回目の研究科コースの「推拿」の授業が開始されました。
推拿とは?
マッサージとは違います。
東洋医学の治療の一環で術者の手等の体の一部を用いて、獣医中医学の理論に基づき動物の体に、振動、摩擦、圧迫などの刺激を与えたり、関節に他動運動を加えることで経絡や臓腑経穴に生体反応を起こして病気の治療や予防を行うのが「推拿」です。

マッサージは凝ったところを中心にもみほぐすのが中心ですし、東洋医学の基礎理論を応用して行うことで推拿は大きくことなります。
授業は座学より実践中心で「修行」のようなものです。

今後は治療の一環に加えて行きたいと思います。
使い方によっては鍼灸治療の効果を更に増幅させること間違いありません。

術者の体を使いますが、その中心は「手首」です。
推拿練習用の2kgの米袋をつくり日夜訓練することとなります。

また、1年頑張ります!