K-CUSTOM~「EBBRO-エブロ・hpi」ミニカーマニアでいこう!~

EBBRO-エブロ・hpiのミニカー紹介、愛車にまつわるエトセトラ
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Z旗の下に・・・「逆輸入」

2006-01-09 18:37:31 | KYOSHO・京商
昭和45年、一台の日本製スポーツカーが登場しました。
フェアレディーZ。発売後たちまちアメリカ市場を席巻し、スポーツカーとしては世界一、140万台の売り上げを記録した伝説の名車です。
開発の陰には、日の当たらない部署で仕事に打ち込んでいた自動車マンたちの執念がありました。
全くの手探りで開発に挑んだ日本製スポーツカーが、世界的評価を獲得するまでは並々ならない苦労がありました。
本日紹介するのは京商1/100フェアレディZコレクション「240ZG HS30H」です。

1971年フェアレディZに輸出用の2400cc、L型エンジンを搭載した日本仕様のフェアレディ240Zが発売され、同時に産まれたのが240ZGです。
軽快な印象のデザインを特長としロングノーズとオーバーフェンダーはよりいっそう洗練された印象を与え、2.4リッターのトルク溢れた走りと精悍なルックスで国内を席巻しました。240ZGはフェアレディZの最高峰モデルとして羨望の的となりました。

240ZGは意外と悪かったS30の空力特性を改善するためにオーバーフェンダーと Gノーズを身にまとったスポーツモデルでした。その人気の程は凄まじく、71年からは国内でも販売されることになりました。
国外ではやがて排気量を上げていき260Z、280Zと進化していきました。
S30はレースでも活躍し、国内ではZ432と240ZGが多くレースで勝利を飾り、国外ではラリーで大活躍しました。510ブルーバードの後を継いで出場した71年のサファリラリーでは240Zが総合優勝・クラス優勝・チーム優勝という3冠の偉業を達成しました。70年、71年と2年連続の3冠を達成しました。