K-CUSTOM~「EBBRO-エブロ・hpi」ミニカーマニアでいこう!~

EBBRO-エブロ・hpiのミニカー紹介、愛車にまつわるエトセトラ
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Z旗の下に・・・「誕生」

2006-01-05 22:33:16 | KYOSHO・京商
昭和45年、一台の日本製スポーツカーが登場しました。
フェアレディーZ。発売後たちまちアメリカ市場を席巻し、スポーツカーとしては世界一、140万台の売り上げを記録した伝説の名車です。
開発の陰には、日の当たらない部署で仕事に打ち込んでいた自動車マンたちの執念がありました。
全くの手探りで開発に挑んだ日本製スポーツカーが、世界的評価を獲得するまでは並々ならない苦労がありました。
本日紹介するのは京商1/100フェアレディZコレクション「Z-L S30」です。

1969年にSP/SRシリーズの後継として登場し、初めて「Z」の称号を冠されたのがこのS30でした。北米市場をメインターゲットとしたS30は衝突安全性と全天候性を考慮する必要があり、その結果高い評価を得ていたSP/SRのオープンカーイメージと決別しクローズドボデイとなりました。ちなみにS30のボデイデザインはジャガーEタイプを手本にしたとも言われています。
日本国内では2リッターモデルを投入しました。
S30はレースでも活躍し、国外ではラリーで大活躍しました。

この初代Zは9年間の生産期間で何と約50万台以上も生産されました。その内9割が輸出されたそうです。日産のスポーツカーに対する志を世界に知らしめ、ブランドイメージを高めた功労車と言っても過言ではないと思います。