アメリカにとってベトナムに次ぐ大きな敗戦になった。アメリカ軍が撤退と共に、タリバンが首都カブールを制圧している。アメリカ軍はアフガニスタン軍に大量の最新兵器を渡した上でどういう引継ぎをしたのか?そもそもアフガニスタン・共和国はまともな政府を持つ国だったのかが疑われる。
アフガニスタン軍はタリバンが攻めてくるとアメリカから貰った兵器を放り出して次々逃げたようだ。軍服を捨てて普通の服に着替えたかもしれない。撤退する貨物飛行機ではびっしりアフガニスタン人が乗っていて、身動きも難しい。飛行機に乗れずしがみつき落下した人も結構いたらしい。
バイデン大統領はアメリカ軍に指示し撤退前に調査とシミュレーションを実施の上、十分な対策を立てておくべきだった。アフガニスタンの人々の多くは難民らしいから、難民の生活、人権、教育についてトップ同士で話し合いの場を作れたらよかったね。
この話し合いが出来れば、アメリカ軍は武器を残して逃げるように撤退する必要は無かった。タリバンは元々強かった上にアメリカの最新兵器を大量に持つ事で、アラブでも有数の軍隊に変身した。避難移民を吸い上げて戦闘員を増し軍事力が増せば、隣接する国々へ侵攻する可能性もある。
一方、前にも書いたが、中国はアメリカ軍の持つ最新鋭のステルス戦闘機や駆逐艦の図面をハッキングして製造している。アメリカは中国の軍事力強化に貢献している。今回は実物の兵器が手に入るから、中国は即座にバージョンアップして更に性能の良い兵器を開発する。
将来、アメリカだけでなく日本を含めた西側諸国は、軍事力を増した中国やロシアの脅威に脅かされることになる。