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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ミトコンドリアと葉緑体の共生について共生以前のゲノムの水平伝播が明らかになり僕の小仮説の一つは生き残った

2021年08月08日 11時18分49秒 | 生命
 共生に関し新たな事実が得られた。宿主による捕食説が消えたわけではないが、佐藤直樹の「細胞内共生説の謎(2018年)」によると、ミトコンドリアの共生以前に水平伝播されたゲノムが、ミトコンドリアに存在することが明らかになった。葉緑体についても同様なことが確認されている。

 捕食について、少し引っかかるのは、捕食された葉緑体保有バクテリアは葉緑体が利用された後(盗葉緑体)、分解・消化されておりそれがそもそもの捕食ではないか。共生は宿主側の犠牲や制約も伴うので果たして捕食したバクテリアが宿主内で生き残れるかという疑問である。

 これに対して、プラスミドのような水平伝播では、宿主側が最初から取り込んだプラスミドをコントロールし、有効性を判断すると残しており、受け入れ体制が整った状態で条件を整備するのかもしれない。ミトコンドリアや葉緑体の外側二重膜については必要性を評価して形成させた可能性が有る。

 僕の共生に関する水平伝播説は修正を余儀なくされたと書いたが今回、幸い生き残った。このように、間違いが有ればいつでも認めて修正するから、僕の仮説は間違いを引きずらない。

 来年の電気学会では、10以上発表した仮説のうち、本丸の評価システムの誕生とそのメカニズムについて、具体的な内容を発表する。皆さん関心がないだろうが、まともに考えれば大変な事だよ。新ダーウィン説の間違いについても新たな観点から指摘する。