理研は小保方スケープゴートによる自己責任回避に必死だが、世界中が覚めた目で見ていることに気いていない。毅然としたところが無く、狭い組織内での狭い論理で動いている。一体何を目指しているのか分からない。
昨日、理研はSTAP論文がネイチャー以前にサイエンスから写真についてクレームがつき、落されていたと発表した。写真内に画像を加える時は白枠をつけなければならないと指摘され、従って小保方氏は故意で実施したので捏造と決めつけている。
多分、理研は石井氏の委員長辞任も含め相当追いつめられていたから、やったーと思たのだろう。突然、論文の捏造判断基準も都合よく悪意(の有無)から故意に切り替えた。
理研を含む理工系の人間は悪意を文字通りに受け取る。しかし、最終判断の法律では悪意とは「事前に知っていて実施したこと」を示す。そこで、小保方を違反者にするためルールを変えたのだろう。
そんな後出しじゃんけんが法廷で通用するはずもない。あくまで、従来の理研のルールで判定が出る。また、小保方個人の問題ではなく、上司である笹井副所長を含めた組織と共著者の問題である。
サイエンスの事例は確かに、客観的な証拠にはなり得るが、決定打ではない。論文提出側から見れば、多方面に出した中で、サイエンスから指摘が有ったに過ぎない。
百歩譲って故意でも、騙すつもりでコピペしたかどうか客観的な証拠を示すことは極めて困難。心の中の記録情報を見る事は出来ない。ましてや、共著者は14人。絶対権限を持たない小保方氏に全責任を負わせる事は不可能。
もし、STAP細胞が確認されていた場合、何度出しても落とされていた状況から、手を変え品を変え認定されやすい論文作りを目指していた事だろう。対応に追われ、判断が甘くなった可能性は有る。
私はハーバード大学のバカンティー教授や笹井氏の発言から、STAP細胞が存在した可能性は50%以上と感じている。理研で追試験するらしいが、STAP細胞が立証され、小保方氏がハーバード大学に戻ったら風向きが急変する。
世の中的には理研の不毛なドタバタや自己防衛などどうでも良いのだ。実はiPS細胞をガン幹細胞と指摘する専門家もいる。STAPにより安全で簡単にES細胞が出来れば、人類にとってこの上ない物凄い宝だ。
追試の結果が出るのに、最長で1.5年ぐらいかかるとされている。小保方氏にも追試して欲しい。また、小保方氏の研究を止める損失は計り知れない。小保方氏にチャンスを与え結果を待ちたい。