宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

理研のSTAP細胞論文の再調査中止は表面的な自己矛盾回避 これ以上の露出を避けたかったのか

2014年05月08日 22時05分19秒 | 社会・経済

 理化学研究所の発表には驚くほかは無い。マスコミで調査のずさんさを散々報道され、かつ、STAP細胞論文は捏造で小保方氏の単独犯と決めつけた石井氏が論文写真の改ざんで委員長を辞めた状況での調査中止だ。

 日本の最高研究機関の判断にしては不可解極まりない。母親のスカートの後ろに隠れる子供のようでもあり、まるで敵前逃亡。

 確かに、再調査すれば自らの調査に問題のある事を認める事になり自己矛盾に陥る。加えて、犯罪者と決め付けた石井氏も犯罪者だったわけで混乱は避けられなかった。権威のある組織も相当追いつめられてはいた。

 しかしこの結果、自動的に小保方氏は懲戒解雇、それを受けて小保方氏は裁判闘争に持ち込む。無理筋の捏造判定した理研が少なくとも部分的に敗訴する事は明白。

 常識的には強い権限で指導管理し、小保方を利用していた理研や上司である笹井氏により多くの問題が有り、懲戒処分撤回も十分有りえる。そこまで読み切っての理研の判断だろうか。

 見方を変えて考えるに、理研としてはこれ以上の露出を避け、だんまりを決め込むことで、マスコミの餌食となり世界のさらし者にされるのを防ぎたかったのかもしれない。

 裁判の事は度外視しても、世界から見て理研の常識外れの判断がどう映るか?素晴らしいと褒める研究者はいない。その上で、日本政府が理研を特定研究開発法人にしたら、日本も日本の科学研究もお粗末で、怪しげだねと言われる事だろう。