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宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

野田市の10歳の女の子虐待死亡事件は余りにもむごい いたたまれない

2019年02月08日 18時20分57秒 | 社会・経済
 アンケート用紙に、「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています。先生、どうにかできませんか。」と書いたのは、必死の思いだった。命の叫びだった。教師や教育委員会は即座に反応し、確実な救済対策を取らなければならなかった。

 何故できなかったのか?僕は目の前で困っている人を助けてきた経験から、日本人はあまりにも冷たすぎると思う。見たくない、知りたくない、できれば逃げたい。そういう事なかれ主義の人間しか今の日本にはいなくなった。

 たとえは悪いが、電力会社で人助けをする人間は出世していない。何故なら、電力社内で間違ったことが有っても、指摘するどころか、間違いを指摘する人間を叩くようでないととても社内評価が得られない。だから原子力発電所のリスク棚上げされ、簡単にメルトダウンしてしまうのだ。

 僕は企業などの間違いに気づくとすぐ電話で注意する。何度言っても無視する場合は裁判に持ち込んだ。「夫が臭い」というひどいテレビCMで、即座に電話し中止してもらった。タバコを吸っている高校生を叱り、大勢からリンチを受けている高校生を助け、列に割り込んだやくざに注意した。誰がやるのか?日本で僕しかいないのじゃないかとも思える。

 女の子で10歳であればある程度おとなの感覚も持っている。家で立たせ、寒い冬に冷水を浴びせ死に至らしめるとはあまりにもむごいし、残忍だ。こいつは父親とはいいながら虐待が好きな病気なんだな。

 この際、法律改正などで、暴力親や性犯罪者に無線監視装置をつけで完全に隔離するとか、教育委員会には報告義務と責任を強化するとか、学校に定期的に弁護士や警察が出向き、報告を怠った教師は処罰するとかが必要ではないか?

日本は経済成長しない点では非常に固い確実性の高いレールの上に載っている

2019年01月06日 17時35分34秒 | 社会・経済
 アメリカと中国のGDPの伸びを見ると右肩上がりで、かつて日本が挑戦したアメリカは既に日本の4倍以上、中国は3倍になろうとしている。日本が不死鳥のように奇跡の成長を続けていたのは1980年代まで。バブル崩壊後、V字回復すると世界から言われながら、水平を保ったままだ。

 日本の成長期にはアメリカ政府と官僚との戦いが有った。あの頃には、通産省(今の経産省)がノートリアス ミティー(悪名高い通産省:Notorious MITI)と呼ばれた。呼ばれたのではなく、アメリカが勝手にそう呼んでいた。しかし、通産省はアメリカ政府に敗れ、自省の利益を追求する方向に転換したと雑誌で書かれた。

 平成30年間はそうした負け続けの経済をずっとひきづっていた。それだけじゃない。アメリカは日本の株式市場から莫大な金を取り上げては日本にダメージを与え続けた。僕はアメリカ政府やアメリカ金融などに無茶はやめて欲しいと頼んできた。その取り方は以前に比べて減少しているとはいえ、巨額だ。その点に関して日本は植民地の存在なんだ。

 アベノミクスは、安倍首相以外で有力なモデルの無い中で、唯一の希望の星だが、従来のやり方だけでは無理が有る。今朝番組で、ハイパーインフレの危険性などと言っていたが、昔このブログでも書いたようそんなものは起こりようがない。乾涸びていつ倒れても不思議でない日本の中小企業の存在が大きい。

 何が日本の成長を封じ込めているかは、日本を支配し続けた官僚のシステムにある。彼らを攻めるのも気の毒だが、もともと、論理的な判断力を持っておらず、知識の中にある内容に関しては瞬間に答えを出せるが新しい問題に関してはお手上げだし、個人的な意見を主張しあるいは実行することは組織で抑えられている。

 それではどう解決するかについても、官僚改革はなされていないに等しく、トップ官僚を輩出し続けるの東大法学部で、リーダシップ、論理思考、創造性は学ばず、訓練されていない。若い世代の保守的な思考と習慣は ずっと現状が続くのを強く支持するのだからどうしようもない。成長とか改革は今や死語だ。優秀な頭脳を活用できない日本の現状だ。

北海道の全域停電は異常!この原因は何か?

2018年09月06日 13時27分48秒 | 社会・経済
 本日早朝、北海道南西部地方で震度6強の大地震により苫東厚真発電所の全機が緊急停止し、これが原因で北海道全域が停電に追い込まれた。同発電所は165万キロワットの道内最大の発電所(石炭火力)で、地震発生時は北海道の使用電力の半分を供給していた。

 苫東厚真発電所のような電力供給比率の高い発電所の停止で相応の計画停電ができない場合には、他の発電所では負荷を賄えなくなり、周波数が下がるので、他の全発電機が自動停止してしまう。これが今回、北海道全地域で停電した原因だ。例えば、4人こぎ自転車で急坂を上昇中に二人がダウンしたら、速度(発電機の周波数に相当)が落ち、残り二人もダウンするようなものだ。

 このニュースに僕は驚いた。いかに大発電所とはいえ、1か所が停止して、全域が停電なんてことは前代未聞。何故なら、発電所停止時に停電させる大口ユーザーや住宅地域(限定的)はあらかじめ決められており、そのためのシーケンスも組まれている。変電所などで供給系統を瞬時に切り分ける。これらの準備が不十分だったか、機能しなかった。

 すくさま北海道の友人にネットで連絡したが返事が来ない。いつも、活発に事件や事故を報告するフェイスブック仲間(北海道)もなんでか音なし。通信網も切れているのか。幸い泊原子力は1~3号機が停止中で影響はなかった。

 参考になるのが四国の坂出発電所で送電線鉄塔が倒れて、送電停止となった例。1998年坂出発電所からの送電鉄塔で何者かがほとんどのボルトを抜き取っていたために倒壊し、送電停止で周辺の住宅で停電、工場などが操業停止に追い込まれたが、電力供給系統の切り分けなどで四国全域の停電にはならなかった。

 北海道の震源地近くの山は広い範囲で崩落し土肌が現れている。ひどい地震だったんだ。震度6強なんていうのは聞くだけでも耐えられんね。それにしても、思い出すのは2013年の北海道JR・脱線事故。レール幅が基準を超えていたのに放置されていたことが原因。隠ぺいも有った。北海道はおおらかな地域と見えて、何か緩んでいるのでは?

日本中の組織がおかしくなっているに違いないと感じたのは1990年代後半だったがまさしくそれが赤裸々になりつつある

2018年08月05日 11時45分39秒 | 社会・経済
 毎日、報道をにぎわす山根明は、面積の広い鬼瓦のような顔、ふざけた論理とそれを押し付ける野太い声。この威圧でのし上げってきたことだろう。加えて下品なサングラス、スマホの呼び出しにゴッドファーザーの音楽を使うなどの小細工で裏社会のドンに擬態させ、手前勝手な終身会長として君臨し続けた。

 ここのところ、スポーツ界で監督・コーチなど信じられない悪行が目立つ。同時に官僚の賄賂や癒着の常態化・重要書類の破棄、強者を勝たせる偏り過ぎた民事裁判、絶対安全を国民に刷り込んできた原子力発電所のメルトダウン、東芝に代表されるトップぐるみの粉飾決済など、実は日本中がおかしくなっていたんだ。

 僕は1995年頃、田んぼの真ん中の工場で製造業を立ち上げながら、出向元の電力会社を冷静に眺める機会を得た。そのでたらめぶりに改めて気付き驚いた。また電力だけでなく、日本の組織という組織がおかしくなってきているのではないかと感じていた。

 子供の頃、21世紀は、眩しいぐらいに明るく、科学の発達で凄い未来に違いないと感じつつも 想像もつかなかった。しかしあっさりやってきた。ひもじい思いは無くなり、物質的には豊かになった。なったが精神的な高揚は無く 逆に荒廃してゆく感覚を漠然と抱くに至った。日本は劣化し続けているのだ。

 僕は山根のような人物に馬鹿なことを言われたら、即座に注意した(自分が男だと言ってるやつに限って男らしくない)。羽田のモノレールで並んでいた時、割り込んできたやくざに注意したし、展示会で大勢が前に割り込もうとしたのを押し返し「おーい前の方で威張っている奴がいるよ」などと言われたりもした。

 やくざやチンピラとはかれこれ対峙した。タバコを吸っている高校生に注意し、チンピラもどきの電力幹部の非論理な話は却下した。しかし、問題は、頑張っても誰からも支持されず 例えば電力の中で国会議員をバックにしたあほ・バカが暴れまわるのを全体が黙認して来た事だ。当たり前のことを言い行動してきたが電力では完全に将来を閉ざされた。

 愚かしい組織が出来る前兆は戦時中から有った。山本五十六がミッドウェイ海戦で大敗したのに大勝と大嘘報告し(部下を前線に送り込んで殺して口封じ)、海軍主導で一般人を含め300万人が亡くなる大戦争に展開した事。山本司令長官のおかげで日本全土が焼き尽くされ、それにもかかわらず国葬で軍神としてまつられた。今でも山本は英雄だ。

 日本がおかしくなり沈没し続ける原因は
①現代史を無視し昨日までのことがわからない(例えば、戦後、先の大戦を正確に掘り下げ反省と改革を実施しなかった)、および
②知識偏重でカビの生えた情報記憶で人間の能力を評価し、思考力の無い無能なトップを作り続けたことによる。全般的に世界へ展開しリードする力が無い。

 日本人は、現状に多くの問題点や課題があるにもかかわらず、そのまま受け入れ、改善を試みる人間を悪として排除し自分を守っている。

人口半分の韓国が経済で日本を上回るのは時間の問題

2018年04月22日 21時38分41秒 | 社会・経済
 中国のめちゃくちゃぶりは街中でも目を覆う。車が歩行者の中に突っ込む。打合せで話がコロコロ変わるし、約束を守らない。食べ物は恐ろしい。しかし、中国とインドが経済で日本を上回るのは前世紀の末から予想され、実際には、中国は予想よりはるかに早く、日本を追い抜いた。今は後ろ姿さえ、見えなくなった。

 最新のデータでサムソン電子の利益がトヨタの1.5倍以上ですか。高級車ベンツやBMWの販売数では既に日本を上回り、2,3年で輸入車全体の販売数が日本を上回ると予想されている。日本国内では、韓国の雑さなどを語れば盛り上がるのだろうが、様々な分野で韓国の伸びにはかなわない。

 いつ頃、韓国が日本を抜くか?20年後との予想も有るね。時期は特定できないが、着実にその時はやってくる。

 北朝鮮と韓国がいつの間にか、するすると手を結びかねない状況となり、この2国が合併すると、核保有の大国が日本の隣に出来上がるかもしれない。日本では何をするにしてもブレーキがかかり、難しすぎるが、他国では何でもありだ。

 日本人は優秀だと語るのは良い。ただし、何をもって優秀というのか、よくよく考えなおした方が良い。何が違うのか?「スピード感と実行力」だろうね。日本の場合はとにかく時間がかかる。呆れるぐらい時間がかかったうえに、結局実行しないなんてことが平気で起こる。

 この原因は、論理力の不足だね。幼稚園からから始まって大学生、サラリーマンも含め、論理的に考える力や習慣が決定的に欠けている。論理力が無いと何が正しいかが分からない。自信が持てないからいつまでも判断できない。

 そういえば、今回不承不承辞めることになった福田財務次官も幼稚園生並みだね。大学に勤めていた頃、ボス教授が日本は幼稚園から東大まで学級崩壊が起きていると語ったのを思い出す。

日本の民事裁判では欧米のような公平・公正さが無く  強いものが勝つようにできている

2018年04月01日 22時04分46秒 | 社会・経済
 日本の民事裁判では、個人が大企業と争いになった場合圧倒的に不利で、とりわけ金融・証券との裁判では勝てない。専門家と話をすると日本の裁判制度はドイツをお手本としていると聞かされた。そこで、ドイツの民事裁判を調べることにした。ドイツ大使館に聞いたところ商工会議所の紹介が有った。

 因みにアメリカ大使館だと、非常にクールな対応で、親切さは期待しない方が良い。明らかに電話を切りたがっている口調で、引き下がらざるを得ない。その点、ドイツ大使館は親切な方。

 東京のドイツの商工会議所からお金を出すと弁護士を紹介すると言われた。マクロな情報が欲しいだけだから、大金は出せない。情報紹介も有ったが分からなかった。結局のところ、独自にドイツ語の文献だとか、インターネットを調査する事になった。大雑把にわかった。

 お手本(ドイツの民事裁判)と真似または応用(日本の民事裁判)とがどれほど似ているか?まるで違うね。日本の専門家も知らなかった。ドイツの民事裁判は実に合理的で、公正で、当事者の負担を少なくして、正しい判断が出来るようにしてある。

 まず、当事者が証言者を自由に選んで指名出来る。合理的な理由が有れば裁判長が証人として認める。証人として召喚された場合には、法廷に出なくちゃならない。出廷しないと裁判費用の負担などの罰則が有る。証言者の手当ては出る。日本だと知人でも証人に頼むのは極めて難しい。ましてや、相手方の人間は受けるはずがない。

 裁判長が知らない分野のテーマについては、裁判長に代わって専門家が担当する。専門家は個人でも良い。日本では裁判長が全く知らない事を担当すると、分からないもんだからさらっと逃げるか、本質的な取り組みを避ける。その挙句訳の分からん判断が下される。

 最後にドイツの民事裁判では、証明を優位な立場の者が実施しなければならない。これは日本と真逆だね。日本で大企業と争う場合、大企業が勝手に自社有利に作った契約書を盾に、自社内の事・肝心なことは全く開示せず、嘘八百並べ立てて逃げ切る(ある弁護士談)。

 アメリカの民事裁判はディスカバリーが有名だが、これは強制的に関連する証拠を出さされる。時に倉庫一杯になる。また、裁判前にカメラで録画する証言が有る。これらを全部実施すると、双方の当事者は大変だが、事実が次々明らかになり、全容が解明され易く、有利不利が明確になってくる。

 そこで裁判せずに弁護士が間に入って和解の道を探る。アメリカ方式は和解用のシステムである。また、有能な弁護士が活躍する世界だ。弁護士の力量で方向性が変わる可能性が十分ある。日本だと、やる前から大企業有利は確定している。

 裁判になった場合は陪審員制度で、特に弱い個人は社会の一般常識や感覚で救われる。日本の大企業は国内では個人相手に負けなしでも(明確な証拠がある場合を除いて)、アメリカではこっぴどくやられ、莫大な金をとられている。

 日本で、弁護士は個人が大企業などを相手にする場合、必ず負ける事を言わない。言えば、裁判が無くなり食ってゆけない。悪質な弁護士は着手金をがっちりとり、裁判の真似事でお茶を濁す。

 日本の民事裁判は公平さや公正さが無い、世の中の事を知らない裁判長が理解できんことを判断する、証拠を出せない個人が証明を義務付けられる、裁判やる前から結果が決まっている。

 これは何なんだろうか?多分 戦前の軍国化や、軍隊の維持と拡大を進めるためのものだっただろう。戦後も国民をうむを言わせず、目指す方向へ持って行くのに都合が良い。逆らっても無駄よ・・という訳だ。日本が発展しない大きな理由が隠れていた。

 日本の民事裁判はそもそも、裁判の条件を備えていない。事実解明の思想や哲学が無い。企業が障害を起こした情報を持っていることが明々白々でも裁判長が立ちはだかり、開示を断固阻止する。政府機関も後押しする。大企業を相手に裁判すると、裁判長、政府機関、そして大企業との孤独な戦いを強いられる。これ本当だよ。

 個人が大企業相手に有利な点は、裁判を自分の管轄内で開けることぐらい。野蛮国日本の裁判制度だ。

日本人が開発?!ビットコインに使われているブロックチェーンは高信頼性や低コストから今後我々の生活に浸透しそう

2018年01月26日 17時46分46秒 | 社会・経済
 ブロックチェーンは2008年にナカモト・サトシ名の論文で発表されたものであり、ビットコインに利用されているのはご存知の通り。ブロックチェーンの特長は信頼性が高く、低コストな点だ。例えば、銀行は定期的メンテされながら、しばしばシステムダウンが報告されているが、ビットコインのシステムダウンは1度も起きていない。

 ブロックチェーンでは、各地に分散する参加者のノードと呼ばれるサーバーが有り、サーバーの中のブロックと呼ぶ入れ物の中に10分ごとのデータを記録している。データは時系列で並べている。この分散型と言うのが重要なキーワードで、様々な特長を生んでいる。

 銀行や証券会社などの管理方式は中央集中型で、大型のサーバーがダウンすると全てのシステムが使えなくなり、大混乱を起こす。これに対してブロックチェーンは分散型で、仮に一部のサーバーがダウンしても他のサーバーのデータを利用して自動復旧できるので信頼性が高い。

 また、銀行などの大型サーバーの設備費や維持費は莫大であり、利用者の負担になってしまう。例えば、僕も、みずほ銀行で中国に1円を送付するのに7、500円ぐらいが必要と告げられた事が有る。こんなバカげたことが起こるのは中央管理方式だからだ。ブロックチェーンでは海外への送金が10円未満とかその程度で実現できる。

 仮に、誰かがサーバーのデータを改竄しようとした場合、データーはハッシュ関数などを使い改竄がすぐ分かるようになっており、銀行員の使い込みなどの様な悪用が出来なくなっている。

 近い将来、金融や各種のお金を扱う幅広い業務において ブロックチェーンが使われ、高信頼性と低コストのサービスを受けられるようになると予想されている。

 なお、ナカモト・サトシ氏(日本名になっている)の正体は世界中で探されているものの、まだ誰なのかは分かっていない。

司馬遼太郎氏がかつて週刊現代でぽつりと「日本は難しい」と書いた内容は 一言では綺麗事社会と言えるのではないか

2018年01月11日 21時42分00秒 | 社会・経済
 司馬遼太郎氏の「日本は難しい」との言葉は感覚的には理解出来たような気がした。しかし、司馬遼太郎氏はその難しさについては具体的に書かなかった。これが気になって、このブログでも何度か推測して触れた。最近、「綺麗事社会だから」が当てはまるのではないかと思い始めた。

 綺麗事とは、率直に言えば嘘を示している。ただし嘘事社会としてしまうとおかしくなる。正しい事に嘘を織り交ぜるが、嘘を嘘と感じさせずに上手に言いまわし、事実との組合せで綺麗に見せる。それにより全体が何となく美しいように装う・・それが綺麗事だ。

 言ってる本人も、いつの間にか自分の才能に酔いしれて、何が事実で何が嘘か分からなくなる。管理統制が厳しく、しかも変化の少ない時代にはそれで良かった。日本が戦後の焼け跡から不死鳥に蘇るプロセスでは、無から、欧米の文化や技術を追いかけ、ひたすらコピーしている間は良かった。

 ところが一旦日本が先頭に立つと、先生も教科書も消え、自分が先頭に立って道を切り開くようになると、綺麗事が全く通用しなくなる。それにも拘らず、全体を見渡し問題点を分析する事も反省も無く、今までどうりの成功の方程式を続けた結果が、日本沈没だ。

 例えば1990年初頭のバブル崩壊から、今日まで日本のGDPは多少のアップダウンは有りながら、伸びていない。かつて追い抜こうとしていたアメリカは遥か彼方、急速に追い上げてきた中国には予想時期より遥か前倒しで抜かれてしまう。

 これは経済の数字だけの課題ではない。すべてに渡って、日本は分析や反省や改善を見送り、ただただ今までどうりを続け、あらゆる組織でおおきな改革が必要になっているが、今に及んで実行される気配も無い。

 司馬遼太郎氏は日本の未来を本気で心配していたが、下手に課題に手が付けられない。小さな過大であっても、改善しようとすると猛烈な反対にあう。戦後の教育のせいか、日本人の傾向として問題を含む現状を肯定する状況が強くなってきている。

 論理もへったくれも無い。社会や習慣に関して現状を維持する事が善で、改善改革は悪なのだ。驚き唖然とする。司馬遼太郎の日本は難しいは まさしくこれら綺麗事社会を見渡して書いたのではないかと僕は思う。

建設中!!

 

確かに自分は大切だが もっと日本の発展を考えても良いのでは バクテリアの方が余程みんなの事を考えている

2018年01月02日 18時54分02秒 | 社会・経済
 自分以上に大切なものは無い。これは否定しようがない。しかし、自分さえ良ければ良いとの風潮が強すぎる。同様に人類やそして日本も大切であり、取り分け水面下に沈みつつある日本を何とか発展させて未来にも存在可能にしなければならない。

 僕は本来、宇宙や生命の事をゆっくり考えたかった。永遠のテーマだ。ところが現実を眺めると、日本はかつてハーマンカーン博士をして「21世紀は日本の世紀」と書かせながら、1990年以降沈む一方。結果は「21世紀は中国の世紀」になろうとしている。

 日本を発展させる最も大きなパワーは政治力と考え、20代から日本の2大政党時代を目指して政治活動もやったが、ご存知の通り、全て無駄な結果に終わっている。日本の政治が余りにも未熟だったし、政治家に多くの課題が有り過ぎたが、国民の意識も深刻だ。

 日本を発展させたいと訴えても反応は無かったね。「発展させてどうするんか」という答えが返ってくる。分析してみると、日本が発展しても自分の懐は温かかくならないから無駄だとの考えだ。アメリカの場合は普段バラバラでも、いざとなると全員がアメリカの発展のベクトルを合わせるのとは対照的だ。

 電力会社に入る時、公害で迷惑をかけていたために社会貢献しなければならないと考えた。シンプルだ。ところが入社してその考えを上司に話すと「何で社会貢献せんといかんのか」と喧嘩になりそうになったし、ある人が「あんたは社会貢献と言っているが誰も信用せん。みんなが嘘つきと言っている」と伝えてきた。

 前も触れたようにバクテリアは単独で生活する事は少ない。バイオフィルムでバリアを作り、共同生活をしている。緑膿菌なんか、皆が成長するためのシデロフォア(鉄分を獲得するツール)をせっせと集めて提供しいる。自分さえ良ければ という考えではそんなしんどい事はしないだろう。

 バクテリアは情報を共有し、助け合い、社会生活を維持している。確かに日本人社会は殆どが真面目に働いているが、心から、社会のためにとか 考えているわけではない。冷たい社会で、ちょっと異質な人間は村八分でいじめる。困った人がいても助け無い場合が多い。そこはバクテリアに習うべきだね。

野村証券が先物大量買い越しにより株価上昇に貢献している あっぱれ

2017年11月22日 11時55分11秒 | 社会・経済
 トランプ大統領のアジア歴訪後の11月9日、一時的に23,382円を記録した日経平均が急落し、再度上昇し掛けたところをまたも急落で、東京株式市場は投資マインドがしぼんでしまった印象だ。ここのところの急激な上げや下げの動きは先物(日経平均と完全連動)が主導している。

 一方で、野村證券は先物を買い続け、夜間の先物価格を引き上げ25日移動平均線の割り込みからの大暴落を防いでいる。先物の履歴を見ると、買い越しで野村証券がトップに立っているケースが多い。いつかは売るんだろうけど、暴落を防ぐ努力は高く評価したい。

 例えば、2013年5月23日に莫大な売り越しを実施し、大暴落させたJPモルガン、ゴールドマンサックス、ドイツ銀行などの巨人がいる中の話だから見事。

 先頃、黒田総裁が金融緩和の継続が金融界などに弊害が有るみたいな発言が有り、金融緩和を止めるのかとの憶測も出たが、これは金融界からのクレームに対するケアだったようだ。実際には物価上昇が2%を目標にしている間は金融緩和を続ける模様。

 実際に国債購入は定期的に実施され、ETF購入も20日に実施されたばかり。逆に言えば、物価上昇が2%を満たした時点で、2%上昇が続く限り金融緩和は解除される可能性が高い。僕は仮に無限大に円を市場に投入したところでなんの問題も無いと思う。

 所詮経済は人間の作ったもの。為替や日本の株価は大国の利益のために完璧にコントロールされ(大国は政府、企業、個人の状況をモニターしながら、自国の利益になるよう手段を講じてきた)、巨額の金が毎年、合法的に持ち去られてきたのだから、その状態を考えると自国を防衛する条件内では十分許容される。