玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

東京観光4「氷屋さん」

2016-06-18 | 木漏れ日お散歩

築地市場の「氷屋さん」
懐かしかったな〜

この氷柱、一本が36貫 (135キロ)、大きさは55cm×25cm×1mあるそうだ。(今、検索しました)
この氷柱をクワガタのような形状のハサミで挟みヒョイヒョイと滑らしながら動かしていた。
その軽快な仕事ぶりにしばらく見とれてしまった。
〜〜〜
鮮魚市場に氷と発泡スチロールは欠かせない。
この大きな氷柱を注文に応じて小さく切り刻んで市場内の仲卸店舗に提供する。
さらに砕いた細かい氷を発泡スチロールに入れれば、無数の冷蔵庫が簡単にできてしまうわけだ。
とてもよくできたフレキシブルなシステムだ。
〜〜〜
私の年代の初期の冷蔵庫とは「氷」で冷やす断熱されただけの箱であった。
我が家が貧乏だからではなく町中そうだった。
この氷を提供してくれる「氷屋さん」も町中に幾つもあった。
たいていのお店が道に面して扉を開け放ち仕事をしていた。
注文に応じて氷柱を刻み、刻んだ氷をテキパキと配送用のリヤカーに乗せる作業をしていた。
リヤカーの上の氷には日よけの「むしろ」がのせてあった。
〜〜〜
暑い夏の盛り、子供達は氷屋さんの前に行っては、この作業を見るのが楽しかった。
そして、何より周囲がとても涼しかったのを覚えている。
子供達にはとてもありがたい存在だった。
だから私たちの年代は、この職業を「氷屋」と呼び捨てにはできない。
自然と「氷屋さん」と敬称をつけて呼んでしまうのです。
〜〜〜
「氷屋さん」涼しさをありがとう!


氷と発泡スチロールで店全体が完璧な冷蔵庫状態です。「鮮度が命!!」。
この光景を見ていると築地に引っ越したくなります!(か)

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