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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

乳海撹拌

2015-11-27 | ワヤンのお稽古

竜アンタボガが須弥山を乳海に運びそれを大亀が海中で支える。
中央の須弥山に巨大な竜バスキが巻きつき、力自慢のラクササと神々が大集合、
竜バスキを交互に引き合い須弥山をグルグルと回転させる「乳海撹拌」の準備完了!!
「ヨシ!準備OK!撹拌するぞ~!みんな気合い入れて引くぞ~!」と大号令がかかる・・・

そこで問題です?
ワヤンではこの人形たちをどのように同時に動かし「撹拌」を演出するのでしょうか・・?

それは見てのお楽しみ!ハハ。

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両日ともに残り2席ほどございます。
ご予約をお待ちしています。

●とき:12月5日(土)14:30開演
   :12月6日(日)14:30開演
●お申込み・お問合せ:ワヤン・トゥンジュク予約センター
 メールアドレス「wayang@mbf.nifty.com」


「ヨシ!撹拌するぞ~!気合い入れて引くぞ~!」
「オイショ!オイショ!」「オイショ!オイショ!」

演目「乳海撹拌」

2015-10-04 | ワヤンのお稽古

(9/28撮影)
大雨の翌朝、瞬く間に八ヶ岳連峰の周囲にモクモクと雲が沸き上がってくる。
まるで「乳海撹拌」のようだ。(乳海撹拌、見た事ないけど)

 昨日、年末の渋谷光塾公演に向けての打ち合わせがあった。演目は「乳海撹拌」。新しい演目の初めての打ち合わせだ。
 話全体の構成、話の背景、見せ場のポイント、伴奏の曲のイメージなどについてダランから説明があった。神々とラクササが聖水「アムリタ」を奪い合う駆け引きのお話、とても面白い演目だと思った。
 これから約二ヶ月かけて一座のみんなでこのワヤンを作っていく。ちょっと大変だけどとても楽しい作業でもある。今年の渋谷光塾公演は12月5日と6日です。
 どうかご期待下さい!
・・・・・・・・・・・・
「乳海撹拌」(にゅうかいかくはん)
 不死の聖水「アムリタ」を求めて、神々とラクササが力を合わせて、海中のヴィシュヌ神の化身の巨大亀の上にマンダラ山(須弥山)を乗せ、大蛇(竜)を絡めて互いに引っ張りあい、マンダラ山をグルグルと回転させ海を撹拌、乳海から聖水「アムリタ」を取り出そうとするもの凄いお話。
 まだ詳細はよくわからないけど、そんな感じの壮大なスケールのお話です。聖水「アムリタ」が何故存在するのか?・・そして「日食、月食」の真相も明かされる。(か)
 お楽しみに。


新人(?)の大亀も登場します。

オイショー!おいしょー!オイショー!おいしょー!

「乳海撹拌の図」パンジャブ高原19世紀
(平凡社「螺旋の神秘」より)

炎で扇ぐ

2015-08-13 | ワヤンのお稽古

通し稽古も佳境に入り、ダランもしだいに熱を帯びて来た。
稽古場でのクーラーとダランとの位置関係に「難」があった、冷風が上手く回らない。
ダランが熱中症にならないようにと、「炎」でパタパタと扇ぎながらの稽古であった。
これは涼しいのか?・・熱いのか?

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明日(14日・金)は「横浜みなとみらい公演」です。
お近くの方は是非おいで下さい。
毎回、夏休みの子供達が沢山来てくれる楽しいワヤンです。

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 先日、「横浜みなとみらい公演」に向けての通し稽古を行った。全体を通して「難」はなかった。しいて言えば上演時間をもうすこし短くすることかな?
 あと5分短くなると完璧だけど、最後のこの5分短縮がなかなか難しい。
 今回の公演、主催者側から事前に「例年のように小さな子供達も多いので終演時間が遅くなると眠くなってしまう子もいるようです、8時40分ぐらいに終了するようにお願いします。」との依頼があった。全体を見直して出来るだけ短く納まる様にいろいろと工夫をした。ほぼその時間内に納まる内容となっている。
 ただ、時間内に納めるためにあまり省略しすぎると、物語の本質が分からなくなってワヤンではなくなってしまう。悩ましいところだ。・・ダランの悩むところですね。
 本番でどのような展開になるのかは、明日のワヤンをご覧になってのお楽しみ。(か/499)

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この日、ワヤン検定クテンコン資格準一級の特別講義も行われた。

講師:ダラン梅だ「ここのデレム!今度の試験で出しますよ。」
クテンコン補1「えッ!ホントッすか?いや~~困ったナ~。」
クテンコン補2「えッ!マジかよ?聞いてないよ。メモメモ。」
(ウソ)

難がある

2015-08-09 | ワヤンのお稽古

「ナンがある」
前回のお稽古の日。お昼を鷹の台駅近くのアジアンキッチン「バワナ」にみんなで行きました。
焼きたてのナンとカレーがとても美味しかったです。
カレーはマトンとチキンでした。
ここの料理に「難」はありませんでした。

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 先日、一座の稽古があった。クリルを立てての稽古は久しぶり。さぼっていた訳ではないのだが、みなさんとても忙しくて稽古の予定がなかなか合わなかった。久しぶりの稽古なのでやはり全体の進行はいつものようにスムーズにはいかない。
 いろいろと「難がある」。

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 夏から秋に向けて公演の多くなる時期、ワヤン道具のメンテナンス、毎年これは大切な仕事だ。
 今回のメンテナンスは「バナナの幹」と一座の我々だけが呼ぶパーツ。公演中に「プチン!」「プチン!」と人形を刺して立てる重要なパーツだ。
 バリ島では本物のバナナの幹を使用する。われわれのものは東急ハンズの円柱形の発泡スチロールを貼り合わせ表面にガムテープを施した仕様である。本物に比べてとても軽くて腐らない優れものである。
 人形を「プチン!」と刺した時の感触は、「これはバナナの幹と同じだ!凄く使いやすい!」とバリ島のダランからも高い評価を受けているスペシャル仕様だ。
 だがこの表面のガムテープが経年劣化でベトベトになってきて、だんだん人形の抜き差しがスムーズにいかない状態が続いていた、ワヤン進行上もとても「難」があった。
 ワヤンのたびに「ベトベトして気持ち悪いな~」と気になりつつも、「ま、今度でいいか?」と、毎回問題を先送りにしていた。
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 今回はガムテープのほとんど全てを交換した。なかなか大変な作業だった。
 はじめは一部分だけの修理のつもりが、作業を始めると半端にやめるのが気持ち悪く、結局全体に至ってしまうよくある展開である。発泡スチロールの粉が飛び散り、電気掃除機がフル稼働した。
 でも今回改善されて、一座の「バナナの幹」はとても気持ちが良くなった。
 「やればできるじゃん!これからはもっとポジティブに生きていこう!」と、今回の作業を通し、メンバーのみんなが人生を少しだけ前向きに考えられるようになった、その事がなによりも良かった。(か)

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このベトベトのガムテープをどうするのか?
初めは端の方を恐る恐るちょっとだけ剥がしてみた・・ビリビリ。


結局、バリバリバリと勢い良くガムテープ全部を剥がす事になった。
剥がし始めると楽しくて手が止まらなくなる。
しかしこの穴の数は凄い。
こんなにワヤンをやって来たのです。


新しいガムテープを丁寧に貼り直して完成です。
あ~なんて爽やかな気分なのだ!
やればできる!
白紙撤回はできる!


新しいバナナの幹で稽古も快調・・のはず。


でもまだ少しだけナンがある?
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今日はこれから、横浜公演に向けての通し稽古だ。
難を無くして完璧な仕上がりを目指す!

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(AP)
テニスのシティ・オープン男子シングルス準決勝。
今朝、錦織圭くんがマリン・チリッチくんに勝った!
これで明日の優勝は決まった様なものだ!
難はない!

背景

2015-02-22 | ワヤンのお稽古

カラ神とプルサダ達との駆け引きの場面。「背景」にご注目!
背景の淡い影の様子が「カラ神の神殿」の空間と奥行きを感じさせて素晴しかった。
本番のワヤン上演ではあり得ないのですが、稽古の時だけ偶然に現れる美しい光景。

 昨日、黒部公演の通し稽古があった。
 本番通りの内容で全体を通し、メンバーみんなで細かく演出を確認しながら稽古を進めた。公演回数を重ねて行くと今までにはなかった新しい演出や、ダランとグンデル隊との微妙なタイミングの調整など、稽古をすればするほど課題はたくさんあるものだ。
 でも一座のみなさんはそんなプロセスをとても楽しんでいるようでとても良い感じの稽古だった。
 クリル(幕)を張り稽古に入った。影絵芝居なので「光源」となる裸電球は普段は手前にあるのだがこの日はそれが無い。稽古場の窓からの日差しでクリルにはいろいろな影が映る、これがとてもきれいで楽しいのである。なんとかこの背景の影の感じを本番でも再現できないものか?と思うのだが。とても難しい。(か)


その時の日差しがクリルにそのまま映る。
時間とともに変化していく美しい光景。

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この日、反省会がいつものように国分寺「新中華」で行われた。
ひょんなことから「ワヤン検定制度設立」の話になった。
「これは良い考えだな~!」「これ凄い!これつくろ!」「これなら検定料で儲かるね!ハハハ」と、
紹興酒を飲み過ぎた酔っぱらい達は笑いすぎて涙を流さんばかりに盛り上がったのだが。
今朝改めて思うとあまりにも内容の無い話なので記録しないことにした。

新曲「スリカンディ」

2015-02-15 | ワヤンのお稽古

沢山のお菓子の贈り物。ありがとう!

 昨日練習があった。この日は一般に「バレンタインの日」とも言われているようだ。「それはそれは思いやりのあるやさしく美しい女性メンバーのみなさん」から、オジサンメンバーは沢山のお菓子をいただいた。とても嬉しかった。ありがとうネ。
 この日の練習では、新曲「スリカンディ」全体が通った。練習を始めたのが昨年末、途中にワヤンの合わせ稽古や本番は沢山あったけど、この曲を練習したのは昨日で確か3回目。
 「イヤイヤイヤ~通りましたですね。」「思ったより早く通ったね。」「こんな曲、前は半年はかかったよね。」と無邪気に喜ぶメンバー一同。でもこれは「通った」のであって「弾ける」とは意味が違う、それもポロスだけ。これからしばらく時間がかかりますね。秋口ぐらいまでに弾ける様になるといいな。(か)


「手作りチョコレート + 模範演奏」ありがとうサン!

練習始め

2015-01-17 | ワヤンのお稽古

並んだ、並んだ、並んだ。
お菓子とパングル。
「練習始め」

 本日土曜日。梅スタジオでの今年の「練習始め」があった。今年はすでに浜松で一座の稽古はしていましたが、ここ梅スタジオでは初めて。「練習始め」といっても、「出初め式」の様な特別になにか改まった行事があるわけでもなし、今年初めての梅田スタジオでの練習と言う事だけど。
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 梅スタジオをお訪ねしたとき、ちょうど「梅パパ」が敷地のアプローチに脚立を立てて、庭木にハサミを入れていらっしゃいました。お手入れ途中の枝先を、一座メンバー、皆でめでながら、
 「なかなか素晴しい枝振りですね~」と感想を言う。
 「ハイハイ、そうですか?誉められるとウレシイな~、ハハハ」と梅パパのお返事。
 こんな、にこやかな言葉を交わしながら今日もスタジオをお借りしました。とても素敵な「練習始め」の風景だな~と思った。
 「今年も一年、また梅スタジオをお借りします。本当にありがとうがございます。」と、「梅スタジオのお父さんとお母さん」に、一座のメンバー一同いつもとても感謝しています。
 今年もよろしくお願いします。(か)

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この日のお菓子がとても凄かった!


もの凄く美味しかった!大砂丘。
熱い紅茶が欲しかった。
(ゴリちゃん出品)


良い感じ出してました。素晴しい!
お多福ソース、紅ショウガ、そば、卵、マヨネーズ、
全ての感じがこの一枚に再現されていました。完璧です。
・・あまり大量には食べたいとは思わなかったけど。
(ハセやん出品)


普通のココア味のお菓子。・・普通。
原材料に「鹿の鼻くそ」の表示はなかったから安心しました。
(ハセやん出品)


なんだか分からないが、食感がとても好評だった。
ほとんどノリちゃんが一人で食べていた。
(ノリちゃん出品)

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ゴリ部長の模範演奏もありました。
とてもためになった。
いつもありがとう!


馬車と自転車の親子

2015-01-04 | ワヤンのお稽古

この「馬車」と「自転車」。実は親子なのである。
空腹に堪えかねた馬車は、我が子の自転車を食べようと追いかける。
この自転車を救うため、スタソーマは馬車に我が身を捧げるのであった。
シュルレアリスムの名作「スタソーマ物語番外編:馬車と自転車の親子」

 昨年末30日に、1月10日の浜松公演「スタソーマ物語前編:不殺生の教え」の合わせ稽古があった。この稽古の日、ダラン(う)は、事もあろうにこの演目に必要な主要な人形を忘れた。せっかくクリルまで張って準備したのに、いざ人形箱の蓋をあけてみると人形がないのである。
 「あッ!!人形がない!・・あ~~そうだ!浜松に置いあるんだ~。あ~~しまったな~・・すみません。」との事である。年末は超多忙だった様だし、稽古当日の午前中にバリから帰国したばかりでお疲れの様子だったので、まあ今回は大目に見てあげよう。
 人形は「スタソーマ」以外はなにもない。「クプの樹」も「ガジャワクトラ」も「僧侶」も「竜」も、そして「虎の親子」もないのである。
 様々な代役の人形で稽古は進められた。いよいよ母虎が我が子を食べようとする盛り上がる場面、この場面の代役はなんと!「馬車」と「自転車」が急きょ抜擢された。異例の大抜擢である。そんな中で特に自転車のチョロチョロと軽妙な動きは一座メンバーからも評価された。見慣れてくるとなかなか可愛いく見えてくる。
 「自転車」が主役となる新演目の公演も近い。(か)


本当はこの「虎の親子」なのですネ。

大きくなっちゃった!

2015-01-02 | ワヤンのお稽古

左が新しいパングル、右がいままでのパングル。どちらもプマデ用。

 年末にバリに行っていたダラン(う)が、グンデル隊用のパングルを買って来てくれた。
 新しいパングルを見て一同大いに驚く、思わず笑ってしまう、ものすごく大きいのだ。「今、バリの現場ではこのぐらいのパングルが主流であるらしい。子供達もこれを使って練習している。」とのダランからの最新情報。確かに大きなパングルできちんと弾く練習はよさそうである。
 「でかい!」「これはないでしょ。」「これは無理。」とか、みんなで笑いながら試しに持ってみる、以外と手になじむ。おもしろがって試しに弾いてみる。これがなかなか良いのである。見た目よりも軽く、全体のバランスが良いので弾きやすい。そして「音質」が明らかに違う。
 この音質の善し悪しはしばらく様子を見る事にして、「よし!なんだか楽しいから新年からしばらくこれで弾いてみよう。」と言う事になった。それにしてもこのデザイン、迫力満点!バリの人のセンスはやはり凄いですね。夢に出て来そう。(か)

 
忘年会の「ペキンダック」を待ちながら、持ち方の確認。
「新中華」の箸となんだかすごくなじんでいたパングル。

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「大きくなっちゃった!」
  
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光塾公演2「蓮の花」

2014-12-11 | ワヤンのお稽古

最後はスタソーマとの一騎打ちとなるプルサダ。
不殺生を説くスタソーマはヨガの姿でプルサダと戦おうとはしない。
それに怒ったプルサダはスタソーマに向けて矢を放つが、
プルサダの放つ「矢」は、スタソーマの前で全て「蓮の花」となり散ってしまう。

 光塾ワヤン「人喰い王の改心」。ご覧いただいたみなさまに特に好評だったのが、人食い王プルサダの放つ「矢」がスタソーマの前では「蓮の花」となって散ってしまう場面だったようです。
 この仕掛け、雪の結晶好きのメンバー(は)の奥様の手作りです。彫りも凄く細かくて綺麗な人形です。凄いでしょ!
 「黒い矢」の部分に格納されている「白い花びら」が、紐を引くとまるで花が咲く様にスルスルと出てくるのです。凄い!こんな仕掛けはバリにもありません。今度バリに輸出して巨万の富を稼ごうと話し合っています。(か)


「ここの紐を引くとこんな具合に開きます」と説明する(は)


その説明を受けて、まるでポーズを頼まれた様にわざとらしく驚くダラン(う)
妻の作品を我が事の様に、これまたポーズを頼まれた様にわざとらしく自慢する(は)
こうしてワヤンの夜は楽しく終わりましたとさ、めでたしめでたし。
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訂正(12.12)
>「蓮の花」→「蓮の華」
>「(は)の奥様の作品」→「設計が(は)、奥様が制作」
とのことでした。

通し稽古「あなたと越えたい」

2014-12-01 | ワヤンのお稽古

(ダラン)「はいッ!この人形の名前は何でしょう?・・そこのキクチさん!分かりますか?」

 
(キクチ)「えッ?分かりません。・・もしかして、前回の演目でゾウさんだった人ですか?」

(ダ)「あれッ?!・・あ~全然違いますネ~・・ゾウさん達は今回の演目では出て来ません。残念でした。全然違います。」
(キ)「えッ?・・それじゃ~龍さんとか虎さんとかも出て来ないのですか?」
(ダ)「そうなんです。今回は、前回の演目からはスタソーマ以外は出て来ません。残念でした。動物は一匹も出て来ません、キリンさんもブタさんも出て来ません。だから新しい人形の名前を覚えましょうね。」
(キ)「えッ?・・そうなんですか?」
(ダ)「そうなんです。・・だから頑張りましょうね。」
 こんな会話がしばらく続く。
 この会話とは無関係に、その横で光塾公演の予約状況確認作業をモクモクと進めるノリちゃん。ごくろうさんです。

 昨日、光塾公演「スタソーマ物語後編・人食い王の改心」の通し稽古があった。本番5日前である。
 この日は、勢いで「本気の通し稽古」をなんと二回も行ってしまった。・・ダランはさぞ疲れたと思う。おつかれさんでした。そのおかげで、いろいろな事がよくわかった。やはり、通し稽古はできるだけ多くすることに超した事はない。
 この日の稽古に、浜松からわざわざ超新人キクチが参加してくれた、ありがとう。来年からこの「演目」の公演に参加してくれることになっている。キクチいろいろわかったかな?
 君が越えて行く道は沢山ある!がんばれキクチ!

 
 あなたと越えたい「天城越え~」
「師走には やはり演歌が よくにあう」

 
 僕も越えたい・・・(か)

2014-11-26 | ワヤンのお稽古

完成した「爪」をつけ、これから「ジャウック」を踊るデレム。
意を決し「爪」を見つめる一途な眼差し!
この爪、赤紫色に微妙に光を透過しつつ「ビロビロ」と不気味に動く、・・素晴しいできである!

 先日、光塾ワヤン公演「スタソーマ物語後編・人食い王の改心」の通し稽古があった。
 今回の公演では、デレムは「ジャウック」を踊る。「バリス」ではなく「ジャウック:jauk」である、「ジャウィック」ではない、だれだ間違えたのは?
 ジャウックと言えばご存知の様に「ビロビロした手の爪」が特徴的なバリ舞踊である。
 今回の、デレムの踊りの演出では、なんとかこの「爪」の感じを表現しようと演出方法をみんなで考えた。涙ぐましいほどの試行錯誤の結果、上の写真の「爪」が完成した。まさに芸術的な表現とはこのことである。・・素晴しい!
 影の側に廻ってこの光景を見た瞬間、私は感動で言葉を失った・・・素晴しかった!
 デレムの「ジャウック」初公演どうぞお楽しみに、凄く面白いですよ!・・たぶん。まだちゃんと見た事ないけど、想像しただけで笑える。ハハ。(か)


こんなんなってますねん。


「爪」制作中のダラン。


「良くできましたね~」と誉めると、とても喜ぶ。
わかりやすい人である。

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(話は変わりますが)
「爪」この文字をじっと見ていると不思議な気持ちになる。
「瓜」になぜ似ているのだろう?(か)

通し稽古「人食い王の改心」

2014-11-18 | ワヤンのお稽古
「ん~・・左から出てくる人喰い王のプルサダが右に刺してある緑色のウィシュヌムルティに変身して・・右から出てくるスタソーマの義兄でアスティナ国の武将ダサバウが左に刺してある茶色のブラフマムルティに変身して・・激しく戦う・・と。・・ややこしいな~・・メモしなきゃ。」「・・そして自転車は出て来ない・・と。そうか~ベルは無いのか~・・つまらないな~。」と熱心にメモをとるクテンコンの「ミキちゃん(み)」。

 光塾ワヤン公演「スタソーマ物語後編・人食い王の改心」の通し稽古があった。クテンコンの(み)が参加してくれた。今回の演目は人形も多く名前もややこしい、そして戦いの場面が多いので人形の出し入れが速くて激しい、クテンコンは大変である。(み)よろしくお願いします。(か)

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 お知らせ
年末渋谷光塾ワヤン公演「スタソーマ物語後編・人食い王の改心」
12月5日(金)19:30開演(19:00開場)
12月6日(土)15:00開演(14:30開場)
まだ「良いお席」がございます。・・自由席ですが。
特に12月5日(金)の方が「よりよい良いお席」をご用意できます。・・自由席ですが。
お誘い合わせの上、是非お越し下さいませ。

孤独なワヤン

2014-11-11 | ワヤンのお稽古

この日は「ダラン」一人だけでお稽古?・・孤独なワヤン。
・・ほかのメンバーのみなさんはどこにいったのかな?


この時、メンバーのみなさんはクリルの向こう側から影を見ていた。
人形の影の動きを見ながらいろいろな意見を出していた。
「あ~その方がよくわかる。分かりやすくなった~!」
「そうそう、この時はあまり早く動かさない方がいいと思います。」
「影が重ならない様に人形はもっと離した方がいい。」
「自転車はどこで出すの?・・え?!今回は出ないの?・・マジですか?」
こうしてワヤンの新しい演目は少しずつまとまって行きます。

 年末渋谷光塾ワヤン公演「スタソーマ物語後編・人食い王の改心」の通し稽古があった。
 一座全員での久しぶりの通し稽古である。今回が初演となる新しい演目なので、全体の流れや場面ごとの演出を丁寧に確認していった。稽古を進める中でメンバーからのいろいろな意見やアイディアがどんどんと出る。ダランはみんなの意見を聞いたり、聞いたけど聞こえなかったふりをしたり、少しずつ演出を修正しながら全体をまとめていく。時間のかかるなかなか大変な作業なのだが、楽しい時でもある。みんなとても楽しそうだった。(か)

光塾公演に向けて

2014-10-13 | ワヤンのお稽古

この日のダランは「腰痛」であった。お大事に。
「朝からクンダン」を試み楽器を持ち上げたタイミングで発症したらしい。
腰にあてた「100均のクッション群」が役立ったようであった。
しかし、ダランの手元のこの「ワヤン・ノート」はいつ見ても凄い!
日々、お勉強の人である。

 この日は、12月初旬の「年末恒例渋谷光塾公演」に向けての初めての稽古があった。初めての演目なのでまず物語全体の説明がダランからあった。みんな熱心に聞いていた。はずである。
 物語で使われる曲も確認していった。「そんな曲知らないシ!」「すぐ弾けないシ!」と、曲を教えてもらう方が威張っているいつものノリで一座の稽古は楽しく進むのであった。ハハ。
 「いい感じですね。こんな感じで行きましょう。」と、ワヤン全体の流れを確認してこの日の稽古は終わった。次回からはクリルを立てての稽古が始まる。本番までもう二ヶ月を切っている。今年もすぐに暮れそうである。一年なんてあっという間である・・それにつけても金の欲しさよ。
 今年も「光塾ワヤン」ご期待下さい。(か)


「・・フ~ン。そうなんだ。スゴイね。」
「・・で、それからどうしたの?」
「・・それ面白いね。」
と、緊張感みなぎる稽古風景。
・・みんな寝るなよな!
・・光塾まで頑張れ!


この日のおやつは
「カラくないカラム~チョノットチリ味」
「亀田の柿の種ピーナツなし」
「北海道土産のミルフィーユ」であった。


ダランの手元の「ワヤン・ノート」
<写真掲載に際し、何が書かれているか、わかりそうでわからない様に配慮している>