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 玉川上水の木漏れ日の下

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のメンバー katakura のブログ  since 2013

2時間の差

2017-01-14 | ワヤンのお稽古

アッ!!割れた!!
その日、だいじなだいじなグンデルのキーが割れた。我々一座の宝物のような楽器だ。
マジ焦った私たちは急遽ガムテープで貼り合わせてみたが全く音が出なかった、あたりまえだ。

 年初めの稽古。突然グンデルのキー(鍵盤)が割れた。
 このキーがなぜ割れたのか真相はわからないが、この日、特別に乱暴な演奏をしたわけではない。この楽器が製作されてからすでに数十年を経っている古い楽器なので、時間的な劣化が原因と考えられる。
〜〜〜
 この日の稽古。突然の出来事なので一同唖然としたが、とりあえず他の楽器で代用することができたので稽古には支障なかったが、よくよく考えてみるとこれはとても恐ろしい事件だった。
 なぜなら、これがもし「公演本番」であったら、ワヤン公演は大変なことになっていた。
〜〜〜
 この楽器を最後に使ったのは昨年年末の渋谷光塾公演。それ以来この楽器を初めて使ったのが今回の稽古。そしてこの稽古を開始してから2時間でキーが割れた。
 そう考えてみると、渋谷光塾公演の本番から「たった2時間後にこのキーが割れた」ことになる。
〜〜〜
 この「たった2時間の差」に感謝しつつ、これからは楽器が本番で壊れてしまった時の対策を考えておかねばと思っています。どうしよう?
 いろいろと考える、そんな新年の稽古でした。


グンデルのキー(鍵盤)はこんな断面です。
結構ボリュームのある青銅、だから重い。
もしこれが純金だったら?とキラキラ光る美しい出来たての断面を見て思った。

渋谷光塾公演5:鳥

2016-12-02 | ワヤンのお稽古

「 鳥 」
どちらもダランの自作、とても良くできています。

 ワヤンの中で不気味さ、不吉さ、寂しさを表す場面がある。この時に照明を少し落とし薄暗くした中を「ア〜ア〜・・・ア〜ア〜」と不気味な鳴き声とともに横切る鳥が登場する。薄暗い夕刻の空を寂しげに飛んでいくカラスのようなイメージ。ただし登場してもせいぜい数秒のことである。
 「どうせちょっとしか見えないからまあこれでいいか。」と今までは写真左の「鶏?鳩?」のような可愛い鳥が使われていたのだが、なんだか可愛すぎて我々も出てくるたびに微笑んでしまっていた。「もう少し迫力のある鳥の方が不気味でいいな〜」とダランが奮起して制作したのが写真右の新作。なかなかの秀作だ、今回の出演がワヤンデビューとなる。
 この怪鳥、こんどは「なんだか迫力がありすぎてコンドルみたいだな〜」という声もあるが、さてさてどんな雰囲気の場面になるのかは、本番をお楽しみに。
「ア〜ア〜・・・ア〜ア〜」


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ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例「渋谷光塾ワヤン」公演、いよいよ明日。
おかげさまで両日とも完売いたしました。


渋谷光塾公演4:ビマ元気です!

2016-12-01 | ワヤンのお稽古

今週末、渋谷光塾ワヤンの演目「パンダワの奴らはどこにいるのだ?」より
ウィラタ国に身を潜め料理人ベラワに変装したビマ。

 ビマは姿かたちが多少変わっても相変わらず元気です!
 変装のために自慢の「爪」を切っていますが、いざ戦いになるととても強い、バシバシと敵を懲らしめます。この戦いの場面、バックの曲はもちろん「ビモクロド」。ビマは正体がバレるとヤバイので本気は出せないけどやっぱり強い。
〜〜〜
 パンダワ五兄弟達はコラワに見つからないようにウィラタ国に身を潜める、まるで「忠臣蔵」のような挿話が面白い。耐えに耐え忍びに忍び最後に思いを遂げるため。
 というよりは今回の展開は「水戸黄門」「遠山の金さん」に近いパターンかな?「こら庶民ども!驚くなよ、実はこの方はな〜・・様であるぞ〜!おそれいったか〜!」の感じが楽しい展開。日本人の好きなパターンですね。
 でも、この展開も今の若い人にはだんだん通用しなくなってきているような気もします。「だから?」「そんなヤツ知らないシ」「きもい」とか下を向いてスマホをいじりながらボソッと言われてしまうと、花道でバシっと見得を切っている側は返す言葉が見つからない。黄門さまも金さんもビマもアルジュナも困ってしまうのか?そんな時代を感じます。

今週末の光塾ワヤンお楽しみに。

変装前のビマ。この大きな爪と髪型にご注目。

渋谷光塾公演3:眠りの矢「ガンデワ・マハスディ」

2016-11-28 | ワヤンのお稽古

 渋谷光塾ワヤンの演目「パンダワの奴らはどこにいるのだ?」より
 左:ウィラタ国ウッタラ王子、右:パンダワ兄弟アルジュナ。

 アルジュナの持っている大きな派手な矢が「ガンデワ・マハスディ」とよばれる「眠りの矢」。これを放つと「敵を眠らせ、さらに記憶をも消してしまう」超平和解決的秘密兵器なのです。
 劇中では、「そんな凄い威力の矢があるなら、いつも初めから使えば誰も死ななくてすむじゃないか?いつもこれを使えばいいのに!」とムルダが訴えます。
 その通りです。しかしこれでは今後のマハーバーラタ物語全体が成り立ちません。マハーバーラタ物語は今回の挿話の後、「バラタユダ」とよばれる大戦争へと展開していくのです。
 「ガンデワ・マハスディ」。とても難しい名前です。普通の人にはなかなか言えない名前なのですが、修行を積んだダラン梅田は何の問題もなく本番でもスラスラと言える・・はずです。光塾公演、「ガンデワ・マハスディ」とダランがスラスラと語るのをどうぞお楽しみに。
 私は、最近なんだか昼間でも夕方でもいつも眠いので困っています。これもガンデワ・マハスディ効果だと思います。


自分の馬車の御者が実は勇者アルジュナであることを知り、
ウッタラ王子は今までの非礼を詫びる。
この後アルジュナは「ガンデワ・マハスディ」を携えて戦場へと向かう。
演目「パンダワの奴らはどこにいるのだ?」より


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ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例「渋谷光塾ワヤン」公演。
どうぞお楽しみに。
今週末です!

渋谷光塾公演2:真面目な取り組(2)

2016-11-21 | ワヤンのお稽古

--真面目な取り組(2)--
「ハイッ!いつもよりたくさん回っております!おめでとうございま〜す!」
まだお正月まではちょいと早い時節の「太神楽」。
この人は何をやらせても本当に上手い!だから笑ってしまう。ハハ
おだてると頑張るタイプの典型です。

 昨日、渋谷光塾公演に向けての稽古がありました。
 みんな揃っての稽古は本番まであと3回、とても順調な仕上がりです。この場におよんで大切なセリフを忘れたり、曲を忘れたりする人は誰もいません(・・フフフ)。
 そんな緊張感に満ちた稽古の最後の最後、「これ回してみようか?」と光塾公演とはまったく関係のないことで一座は突然盛り上がってしまいました。それが上の写真の真面目な取り組。

 ことの起こりは、人形箱の中の円形の人形に私が気がついたことからでした。
 「この丸い人形はなんですか?何に使うの?」
 「これはデレムの武器、正確に言うと身を守る「盾」ですね。デレムはこれを持って戦う。」
 「そうなんだ、面白いですね。円形の盾なんだ。」
 私は感心した後、円形なので「皿回しみたいに回せないかな〜?」と素朴に思い、何度か試みてみましたがなかなかうまく回せない。それを見ていたダラン梅田、「これはね、中心に棒を合わせて・・こうやって、ほらね!」と、あれよあれよと見事に回しはじめるのでした。
 あまりの見事さに一同唖然!「これ今まで練習したことあるでしょ!?」と問いただしたところ、「あります。」と素直に自白。「そうだよね上手すぎるもんね、初めてじゃないよね。」と一同納得。「いや〜暇だった時にね一人で練習したことあるんですよ〜」とのお話。・・この人は一人の時にこんなこと練習してるんだ。と思った。

 今回も、そんな真面目な取り組のご報告でした。
 今年も面白いワヤンのため一同真面目に取り組んでいます。
 渋谷光塾公演、ご期待ください!!


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ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例「渋谷光塾ワヤン」公演。
おかげさまで12月4日(日)は完売しました。
12月3日(土)にあと少し!お席がございます、お早めにお申し込みください。


「ハイ!これ回しましょうね。」(沖縄風に読む)


「これはね、中心に棒を合わせてこうやってね・・
初めは少し回転をつけて・・」


「ほらね!」と見事に回しはじめるのでした。お見事!!
(注)この人形は、こんなふうに使うものではありません。


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梅パパ へ
katakuraは元気にやっております。
ご安心ください。
ハハ

渋谷光塾公演1:真面目な取り組

2016-11-17 | ワヤンのお稽古

ダランの手元の資料の数々、右側には出演の順番に整然と並べられている人形にご注目。
先日の稽古風景。

 渋谷光塾公演に向けて稽古は順調に進んでいる。
 場面ごとに、出演する人形たちの立ち位置やセリフ、人形の動きを確認していく。同時に、その場面ごとにふさわしい伴奏の曲もアレコレ考えていく、すぐにOKの曲もあるしイマイチのものもある、するとまた違う曲をあてて検討していく。
 「この場面、どう整理して、どう表現すると見ている人に分かりやすく伝わるのかな〜?もっと面白くできないのかな〜?」そんな工夫をしながら演出が少しづつ決まっていく。
 実はこの段階の作業がなかなか地味で時間のかかる仕事なんですね。でもみんなで意見を出し合って作っていくので、とても楽しい時間でもあります。

 とても真面目な稽古進捗状況のご報告でした。
 今年も面白いワヤンを上演するために、一同真面目に取り組んでいます。
 渋谷光塾公演、ご期待ください!!


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ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例「渋谷光塾ワヤン」公演。
おかげさまで、12月4日(日)は完売いたしました。
12月3日(土)にまだ若干お席がございます、お早めにお申し込みください。


釜飯の秒読み

2016-11-03 | ワヤンのお稽古

「3秒前、2秒前、1秒前、ヨシ完成だ! 蓋とってよし!」
釜飯の蓋を取るタイミングはダラン某氏が腕時計を見ながらまるでワヤンのように仕切った。
完璧な炊きあがりである。

 先日の稽古終了後、いつもの国分寺「新中華」に向かう。
 駅の改札を出たあたりで新中華に確認の電話をすると「ハイコクプンジシンチュカデス、ハイキョウハイッパイヨ〜、ハイスミマセンデシタマタオネカイシマス」と電話口でおなじみの声が聞こえる。仕方がないので近くの某焼き鳥チェーンのお店に入った。この焼き鳥屋にもよく来る、ここは生キャベツが食べ放題なのが嬉しい。
 この日。焼き鳥屋に入るなり「釜飯がありますね、いいですね、頼みましょうか?」と某氏の発言。「釜飯は後にしましょうね」とまずはビールと焼き鳥から始めたのだが、少し経つと「釜飯、時間かかりそうだしそろそろ頼んだ方が良くないですか?」とまた某氏が心配そうに言う。この日はしきりと釜飯にこだわる某氏であった。そんなこんなで釜飯を二つ注文する。この釜飯、なんと!280円なのである。280円の釜飯ってすごい!
 地方の旅館に行くと必ず出て来る小鍋を温める固形燃料を一回り大きくしたようなやつで、本当に机上で炊き上げる!280円の釜飯ってすごい!
 完成した釜飯はとても美味しかった、たぶん280円の安価だからか?椎茸は入っていなかったのでノリチャンにも食べられて良かった、釜の底のおこげがパリパリして美味しかった。
 280円の釜飯ってすごい!


嬉しそうに釜飯をよそう某氏。良かったですね。

海苔の音

2016-11-02 | ワヤンのお稽古

稽古とおにぎり

 日曜日の稽古。参加メンバーの都合もあり、その日はお昼の12時から稽古が始まった。この時間がスタートだとどうしても昼食がうまくとれなかった。しばらくするとお腹が空いてしまったのでまだ稽古の真っ最中なのだが、ダランがブツブツと台詞の確認に没頭している隙に内緒でおにぎりを食べた。
 私は内緒のつもりだったが後ろ向きのダランに気づかれてしまったようだ、たぶんおにぎりに海苔をバリバリと巻く音で気がついたのだろう。振り向いたダランは「バリみたいですね、ハハ」と口元は微笑んでいたが目は怒っていた。すまなかったと反省したが「でもバリ人はコンビニおにぎりは食べてないでしょ」と変なことを考えた。
 今度はみなさんに迷惑をかけしないように、バリバリと音のしないすでに海苔の巻いてあるタイプのおにぎりにします。お稽古中スミマセンデシタ。
 でもおにぎりの海苔はやっぱりバリバリしている方が好きだ。

全員揃っての初稽古

2016-11-01 | ワヤンのお稽古

緊張感漂う稽古風景

 日曜日、年末恒例光塾公演に向けた稽古がありました。演目は「パンダワの奴らはどこにいるのだ?」、現代演劇風の洒落たタイトル。出演メンバーのみなさん全員が揃っての初めての稽古でした。12月3日と4日の本番までに後4回稽古を予定しています。
 この日の稽古。ダラン(人形遣い)は書き上げてきた数十枚の台本を確認しながら、人形のポジションや台詞をていねいにチェックしていく。ダランの両側では場面ごとに写真に記録していくクテンコン(ダラン助手)の二人。その後では劇中で使用する曲の順番やその曲のコテカン(装飾音)を確認していくグンデル(楽器)担当の四人(一人はこの写真を撮ってます)。みなさんとても熱心。冗談など誰も口にしない。この日の稽古はなんと!5時間におよんだ。
 緊張感漂う稽古風景、本番が期待されます!
(こんな真面目な記事は久しぶりだ)

グンデルの奴らはどこへ消えたのだ?

2016-10-10 | ワヤンのお稽古

この場面、人形を持つ手さばきにご注目!(本当は部外秘なんですが)
右手で3体の人形を決めたポジションでぶれないように持ち、
全体を戦場を駆け巡る馬車のような躍動感で動かしながら、
足で木箱を蹴り、台詞を語り(叫び)、左手で矢を放つ!超絶技巧!
ダランの手と足がつらないのか心配になります。(本当はあまり心配してないけど)

 この場面をすっごく簡単に説明すると「アスティナ国から攻めてきたコラワ軍との防戦のためすでに出陣してしまったウィラタ国王マツィオパティの代わりに馬車で出陣した王子ウッタラを助けて御者ウルハットナラの姿の実はバンダワ兄弟のアルジュナが代わりに戦う場面です」、どうです、簡単でしょ。
〜〜〜〜
 新演目「パンダワの奴らはどこへ消えたのだ?」(仮題)。
 年末恒例「渋谷光塾ワヤン」をお楽しみに。
 今年は12月3日、4日です。
〜〜〜〜
 今日は午後から稽古があります。
「グンデルの奴らはどこへ消えたのだ?」(課題)。


 影側からのチェック。
 なかなか良い感じですね。
(もちろん本番では右下の手の影は見えないはずです)

稽古の前の静けさ

2016-10-01 | ワヤンのお稽古

「稽古の前の静けさ」
稽古の前の稽古場には、独特の張り詰めた空気感と不気味な静けさがある。(本当か?)

「嵐の前の静けさ」という言葉がある。暴風雨が襲来する前に辺りが一時静まり返るところから、変事が起こる前の不気味な静けさをいう。(goo辞書)
〜〜〜〜
 以前、明治神宮野球場の近くを歩いていると、球場の方から「ワァーワァーキャーキャーピィーピィー」とものすごい騒ぎが聞こえてきたことがあった、その騒ぎが地響きのようなすごい迫力で尋常ではない、不審に思ったオジサン(私)は近くにいた交通整理のアルバイトらしき青少年に尋ねると、「嵐のコンサートです。もうすぐ始まる頃なのでその歓声です。ご迷惑おかけします。」とニコニコと教えてくれた。
 「嵐のライブの前は静かではない」ということがわかった。

混み合ってます

2016-09-23 | ワヤンのお稽古

並べられた人形たち。この日はとても混み合ってました。

 ワヤンの始まりの約束事。物語が始まる前、幕の前にその演目の登場人物(人形)を並べていく。いわば顔見せである。ただしこの顔見せ、影の側から見ている観客には誰なのかは多分わからない、「なんだかたくさん並んでいくな〜すごいな〜なんだろな〜あの頭の形はもしかしたらアルジュナかな〜」ぐらいのことしかわからないと思う。それでも「アルジュナかな〜」とかわかる人はかなりのワヤン通だ。
 この顔見せはワヤン上演のための重要な手続きであるのだが、いつも楽器を演奏しながらダランの背中越しにこの光景を眺めていると「今日はこの人形たちが活躍するからね〜いいですか〜よく見ておきなさいね〜今日も頑張ってね〜」とダランの背中が語っているような気がする。

〜〜〜〜〜〜 
 この人形たち、この日はとても混んでいた。パンダワ5兄弟とその妻が総出演、さらに彼らがそれぞれに変装した姿で登場する。これだけでも6X2の12人、それに物語の舞台となる国の王、王妃、王子などが加わる。(右側)
 さらにドン!反対側(左側)には敵側の王やたくさんの武将たちが並ぶ。数えたことがないから総数はわからないけど、とにかくすごい数である。
 演目は「ウィラタ・パルワ」。年末恒例「光塾ワヤン」をお楽しみに。今年は12/3.12/4です。

新演目の稽古はじまる

2016-09-18 | ワヤンのお稽古

左から(手前サングト)、スシャルマ、ドローナ、ビシュマ、向かい合うドゥルヨーダナ、カルナ
 
昨日、年末恒例光塾ワヤンに向けた新演目の稽古が始まった。
演目はマハバラタの有名な話「ウィラタ・パルワ」。
新演目なので、新しい登場人物がたくさん出てくる。
たくさんの人形の「名前」を覚えるのが大変だ。
でも名前を覚えて、その名前で人形の顔を繰り返し見ていると不思議と「人格」を感じ始める。
名前は大切ですね。

初対面の人同士でもお互いに名前で語りかけると、急に親しさが湧くものだ。
もちろん名前すら口にしたくない嫌な奴もいるけど。

今日からの我々一座の練習も、積極的に名前を呼んで会話をすることにしよう。
「ウメダさん、いいから早く話を進めましょう」とか
「ニシゴリさん、そんなに早くは弾けません」とか
「ハセベさん、オオノさん、コバヤシさん、ごきげんよう」とか
「あらオオヒラさん、お久しぶりね〜」とか
積極的に名前を呼んで語りかけるようにしよう。
そうするとお互いにもう少し親しみが湧くかもしれない。
そのためには、まず名前を覚えなくては。


昨日お昼、梅スタジオの近く「中華一番」のラーメン。
なんと!昨日はラーメン半額の日、250円だった。
今日まで半額の日だ!(実は今日も練習がある)


夜は定番「新中華」のペキンダック!
もうペキンダックなんか普通〜普通〜の顔なじみ。
このダックにも名前があったのだろうか?

「横浜みなとみらい公演」の稽古

2016-08-01 | ワヤンのお稽古

鷹の台の稽古場「梅スタジオ」からの帰り道、空が素晴らしかった。

昨日
今週末の「横浜みなとみらい公演」へ向けた最終調整の稽古がありました。
本番まであと6日です。
〜〜〜
出演者が全員揃い気合の入った稽古となりました。
四時間ほどの稽古で、本番とほぼ同じ内容を二回通しました。
ワヤンを二回やったわけです、これはなかなかハードな稽古でした。
でも稽古をすればするほどいろいろなことがわかります。
とても充実した楽しい稽古でした。

〜〜〜
「横浜みなとみらい公演」ご期待ください。


グシケンさんも登場します。


ワヤン「ミルクの海の竜引き合戦」

2016-07-17 | ワヤンのお稽古

「梅田一座」の稽古場「梅スタジオ」での本番さながらの白熱した稽古です。
稽古途中、突然ダランが振り向きました。
「あれ?なんか変だと思ったらグンデル弾きが一人いないじゃないか!また逃げたのかな?」
「いやいや〜今日はまだ逃げてません!今、写真撮ってます。」
「それならいいけどね。」
「ヘイ!今日はウソじゃありません。」

 先日、「8月6日の横浜みなとみらいホール公演」に向けた稽古が行われた、演目は「乳海攪拌」。上の稽古風景はこの演目の見せ場「乳海攪拌」の場面です。
 ワヤン関係者には馴染みのある「乳海攪拌」のお話なのですが。お話の背景そのものが普通の世界観を超越していることもあり、一般の皆さんにはなかなか難しいらしい。
〜〜〜
 今回の公演では横浜の子供達がたくさん来てくれるので、その子供達にもわかりやくするために、一生懸命考えてサブタイトルは「ミルクの海の竜引き合戦」としました。
 これ、すごくいいでしょ!わかりやすいでしょ!かわいいでしょ!と関係者は安心していたら。 
 「何故ミルクの海なのですか?何故竜引き合戦ですか?どんなお話なのかもう少し分かりやすく説明してください?」といったお問い合わせが、保護者の方々からあるそうです。さすがは横浜ですネ。素晴らしい!
 どうお答えしようか?・・みんなでまた考えたのですが、「とにかく、ワヤンを見ていただければわかります。」「公演に来ていただければわかります。」とお答えしよう、ということになりました。こんなお答えで本当に良いのか?これからさらに考えなければいけません。ハハ。
〜〜〜
 でも本当に「ワヤンを見ていただければわかります!」との説明がぴったりの楽しく面白いワヤンです。皆さん、ぜひお越しください!楽しいですよ。