
「 鳥 」
どちらもダランの自作、とても良くできています。
ワヤンの中で不気味さ、不吉さ、寂しさを表す場面がある。この時に照明を少し落とし薄暗くした中を「ア〜ア〜・・・ア〜ア〜」と不気味な鳴き声とともに横切る鳥が登場する。薄暗い夕刻の空を寂しげに飛んでいくカラスのようなイメージ。ただし登場してもせいぜい数秒のことである。
「どうせちょっとしか見えないからまあこれでいいか。」と今までは写真左の「鶏?鳩?」のような可愛い鳥が使われていたのだが、なんだか可愛すぎて我々も出てくるたびに微笑んでしまっていた。「もう少し迫力のある鳥の方が不気味でいいな〜」とダランが奮起して制作したのが写真右の新作。なかなかの秀作だ、今回の出演がワヤンデビューとなる。
この怪鳥、こんどは「なんだか迫力がありすぎてコンドルみたいだな〜」という声もあるが、さてさてどんな雰囲気の場面になるのかは、本番をお楽しみに。
「ア〜ア〜・・・ア〜ア〜」

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ワヤン・トゥンジュク梅田一座。
年末恒例「渋谷光塾ワヤン」公演、いよいよ明日。
おかげさまで両日とも完売いたしました。