品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

品質測定コンクールの準備

2012-11-25 05:57:08 | 品質計量管理
品質測定コンクールの目的

ここでの測定の目的は、品質を向上させることである。

測定することが目的ではないので、測定したらどんな良い事が起きるかをわかるようにすることが品質測定コンクールの目的である。

測定したら品質が良くなることがわかるコンクールの条件。

1.物的欲求: 測定値を使ったら次の作業がうまくできることがわかる。

2.物的欲求: 測定値が正しかったら賞品などががもらえる。

3.精神的欲求: 測定値が正しかったら良い感じが味わえる。
3.1 測定値が正しかったら良い音が聞こえる。
3.2 他の人との差がわかり優越感をあじあえる。

4. コンクールで説明する内容
4.1 測れないモノは作れないこと
4.2 正しい測定値とは
4.3 正しい測定方法

5. 用具(6人が同時に測定できる)
5.1 測定物
アルミ部品30個
5.1 測定個所
外径寸法: 25mm
内径寸法: 15mm
5.2 測定器
外径測定: マイクロメータ(0.01mm,0.001mm,0.0001mm)各1個
内径測定: シリンダーゲージ(0.01mm), ホールテスト(0.001mm),デジタル内径マイクロメータ(0.001mm)
5.3 A4用紙に6項目のデータが記録できるようにする。

6. 測定精度の決定方法
6.1 工程能力指数
6.1.1  30個測定して工程能力指数を算出する.
6.1.2  製品自体にテーパ、楕円がある
6.1.3 工程能力で品質測定の能力が検出できるか疑問がある。

6.2 G・R・R
10個測定してG・R・Rを算出する。
こちらの方法は、測定器の能力と測定者の能力が分離できるのでコンクールの方法としてはよさそうである。しかし、製品にバラツキがあるので単純には測定者の能力は比較できない。

7.課題
計測コンクールの測定者の能力の評価方法は、多くの場合で測定物が安定しているが、それでは何となく現実の測定作業とは不釣合な感じを受ける。

8.実験の実施
産むは、案ずるよりも安しと言うことわざもあるので、ワークショップでやってみよう。

老人のぬいぐるみ





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