品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

測定の不確かさとG・R・Rの利用

2016-01-08 08:30:54 | 品質計量管理
測定の不確かさとG・R・R用のゲームの作成準備

意識しなくて、測定の不確かさを利用して試作工程の測定方法をゲーム化したら結果として、MSAのG・R・Rに似た物になった。

1.校正状態の測定の不確かさを求める
標準器    : 1個
測定器    : ノギス 最小目盛 (0.1,0.05)
測定者    : 1名
測定の繰り返し: 6回

2.試作品を測定した場合の測定の不確かさ
測定サンプル : 1個
測定器    : ノギス 最小目盛 (0.1,0.05)
測定者    : 1名
測定の繰り返し: 6回

1.2でわかること
標準器を測定した場合と試作品を測定した場合の測定の不確かさから、試作品の測定作業のやりやすさが数値でわかる。バジェットシートから測定誤差の要因ごとにその大きさが数値でわかる。改善のヒントが得られる。

3.試作品の測定の不確かさを除いた工程の不確かさを求める
測定サンプル : 10個
測定器    : ノギス 最小目盛 (0.1,0.05)
測定者    : 1名
測定の繰り返し: 1回
測定箇所   : 24カ所
計算式は、試作品の工程の不確かさから試作品の測定の測定の不確かさを除くような計算式にする。

データからわかること
1.試作工程のデータから測定の不確かさを除いたことで、試作工程の改善方法が発見しやすくなる。

ここで、G・R・Rは、例えば試作工程における測定データを測定作業者の誤差と測定器の誤差に分離しているとすると、測定作業と測定器の選定等の改善のヒントが得られる。

ここで一休みして、更に考えてみよう。

老人のぬいぐるみ