品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

ISO10012雑感

2010-09-28 06:25:40 | 品質計量管理
上海万博地図(2010/09/21)

地元の商工会議所が上海万博の視察旅行を募集したので参加することにしたが、このところの日中のぎくしゃくした関係から上海万博の興味は消滅した。中国流のやり方ならば当然キャンセルである。

2005年の愛知万博の時も日中関係はぎくしゃくとしていたことを思い出した。あの年に日中韓の計量講習会が東京であった。講習会でISO10012の質問をしたが中国の人から自己主張の強い回答があった。

2008年に佛山市内の日系企業でISOコーチングをしたときも、仕事が出来もしないのに自己主張したのでスイスの時計が10万円で中国の時計が500円である理由として、以前のスイスは資源がないので仕事がなくて隣国に傭兵にに出かけて大けがをしたり、戦死したのでそれを改善するために職業教育を行って技術力を高めたことを話した。

コーチングであるから、この説明の後で参加者の気持ちを一人一人に質問した。
「あなたは、戦争に行きますか、それとも技術力を高めるトレーニングをしますか」

答えは、「技術力を高めるトレーニングをする」であった。

中国はISO10012を早くから導入しているので20年後に大きな成果が予想できるが、自己主張が強いのは高度な技術が必要なグローバル社会には必要な技術も情報も入手が困難になり繁栄できないであろう。

長い目で見て、キャンセルせずに視察旅行に参加するが、インドなどの国の様子を見ることにする。

老人のぬいぐるみ