品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

第6回計量ワークショップの計画(2010/11/26)

2010-09-09 08:00:18 | 品質計量管理
一色町文化祭の作品(2010/06/06) 亀

エコ減税が終わって、いよいよ景気の2番底が来る予感がする。市内の操業40年にも及ぶ鋳造工場向けの設備機械の製造修理をしていた会社が自己破産し、従業員13名を解雇したという情報が入ってきた。

商工会議所で行う計量ワークショップはの参加者はすべて中小企業である。参加者は講習会に参加すると約13000円の雇用保険から支援が受けられるので、講習会の内容には関係なく集まる場合が多い。

計量計測は、意識していなくても関係しているのでこの機会に計量計測をPR出来る。結果としてうまい計量計測を実施して品質や生産性を上げてもらえば計量ワークショップは成功といえる。

第6回の内容を検討している。
1.顧客の安心と信頼を得る計量計測
グローバル化時代は、メートル法がスタートといってもよいから、メートル法から初めてISO9001、ISO0012の内容を実施することがグローバル時代の安心と信頼をえる方法を説明する。(ISO9001を取得したのみでは信頼は得られない)

2.ものつくりの基本事項
図面のとおりの製品を生産するための計測計量の基本事項として、トレーサビリティ、計量計測機器の特色などの説明をする。

3.具体例(ここでは、計量計測の対象を測定に限定)
測定方法、測定の信頼性を確保して効率的な測定をするために必要な製品、環境、取り扱いを含めた5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の説明をする。

4.開催内容
テーマ:「機械加工のための測定技術」、場所:西尾商工会議所、定員:40名(過去5回の実績は50~60名参加)、参加費:会員500円、一般1000円

5.その他
雇用保険関係:13,000円×50名=約650,000円が地域の不況企業に支払われる見込みである。
産業基盤の強化:これまでほとんど無関心でいた計量計測技術の活用で中小企業のものつくりの基盤が強化できる。

老人のぬいぐるみ