2013年1月16日午前5時43分、波照間島で南十字座を撮影していた時の一枚です。
空全体が赤い光に満ちて、その光が地表を照らしています。
当日の月の出は10時10分、月の入りは22時38分、日の出は7時18分です。
集落のナトリュウム灯の光が空に拡散しているのかと思いましたが、
遠くの海面までおも照らしているのでそれは考えられません。
まるで光の微粒子が空間全体に漂っている、そんな不思議な感覚でした。
当時の状況を思い浮かべてみれば、これは大気光ですね。
大気光とは、日中の紫外線を受けた大気の原子が、夜間そのエネルギーを
光として放出する現象です。