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人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

キササゲ(木大角豆)

2010年11月15日 | 写真

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前田森林公園のトチの木もすっかり葉を落としてしまいました。

100年でも200年でも、枯れて死ぬまで毎年毎年落ち葉という有機物を

生産し続けるなんて、植物てのはエライなぁ。

温帯のブナ林は、100m四方の中に年間3t~4tの落ち葉が有るそうです。

100年経てば300t~400tの有機物が生産される。樹齢100年のブナ林を

100m四方(1ha)伐採して、仮に300t~400tの木材が得られたとしても、

次の伐採まで100年待たなければなりません。

ならば、100haのブナ林から毎年300t~400tの落ち葉を集めてくれば

同量の有機物を得ることができる。

江戸時代の里山利用ならいざ知らず、現代においてはそんな非効率なこと

やってられない、そこが問題なのだ。

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森林公園のキササゲ(木大角豆)も葉が落ちてしまい、長さ30cm程の実が沢山生っていた。

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夏に撮ったキササゲの花、この花からあの細長い実が生るなんて信じられない。

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結実しかけた頃の花と実、確かに細長いサヤがのびている。

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キササゲ(木大角豆)というからマメ科かと思ったらノウゼンカズラ科。

確かに花の形はマメ科じゃない、ではサヤの中には豆じゃなくて何が入っているかと言えば、

こんな種がギッシリと入っていた。

それにしても、大角豆と書いてササゲと読ませるとは、まったく日本語ってやつはややこしい。