犯人は最初から分かっているが、それを隠そうとする者と、真実を暴こうとする者、という東野圭吾作品の黄金のパターンである。
この作品は謎解き、種明かし、最後のどんでん返しはいつもの通り十分楽しめるが、それよりも重く読書に訴えてくるのは、家族の問題、高齢者の問題だろう。
認知症の老人を自宅介護することのつらさ、嫁と姑の問題、思春期の息子との関係。
どれも身につまされるほど、読んでいて辛いものだった。
本当に人ごとではない、という、重さ・・・。
無邪気に「面白かった~。東野さんはまりそう!」という娘を複雑な気持ちで見守る私でした。
この作品は謎解き、種明かし、最後のどんでん返しはいつもの通り十分楽しめるが、それよりも重く読書に訴えてくるのは、家族の問題、高齢者の問題だろう。
認知症の老人を自宅介護することのつらさ、嫁と姑の問題、思春期の息子との関係。
どれも身につまされるほど、読んでいて辛いものだった。
本当に人ごとではない、という、重さ・・・。
無邪気に「面白かった~。東野さんはまりそう!」という娘を複雑な気持ちで見守る私でした。