いかにも「ずっこけ3人組」といった雰囲気の小学六年生男子3人。
近所の廃墟のようなボロ屋に住むよぼよぼのおじいさんが気になってしかたない。
そのおじいさんが「死ぬまで」を観察しよう、と好奇心丸出しで始まった監視ごっこ。
まだ「死ぬ」とかいうことの本当の意味も知らないし、自分達とはまったく別世界のことととしか思えない。
やがてそのおじいさんとの交流が始まり・・・。
おじいさんにいろんなことを聞いたり教えてもらったり、でもおじいさんはお説教したり、押し付けがましいことをしたりするわけでもない。
一緒にいることで少年達は様々なことを自然と吸収してゆくのだ。
昔は家にはおじいさんとかおばあさんとか普通にいたものだけど、今はわざわざ会いにいかないとそんなお年寄りと接する機会も少ない。
毎日家にいたらそれはそれで鬱陶しいものだったりするので、近所の正体不明のおじいさんという設定がこの話ではよかったんだろう。
そして毎日会って話していた人が死んでいなくなってしまう、ということの衝撃。
離れて住んでいる親戚が亡くなるのとは訳が違う。
まだまだ長い長い人生があって前途洋洋とした少年達にとっては人は死ぬもの、という当たり前の事実は重過ぎるかもしれない。
でも、その重大さを知って成長するのと、知らずにただ大きくなってゆくのとでは、全く違う人生を歩んでゆくことになるのだろう、と思った。
娘に薦められて読んだ本でしたが、なかなか面白かったと思います。
近所の廃墟のようなボロ屋に住むよぼよぼのおじいさんが気になってしかたない。
そのおじいさんが「死ぬまで」を観察しよう、と好奇心丸出しで始まった監視ごっこ。
まだ「死ぬ」とかいうことの本当の意味も知らないし、自分達とはまったく別世界のことととしか思えない。
やがてそのおじいさんとの交流が始まり・・・。
おじいさんにいろんなことを聞いたり教えてもらったり、でもおじいさんはお説教したり、押し付けがましいことをしたりするわけでもない。
一緒にいることで少年達は様々なことを自然と吸収してゆくのだ。
昔は家にはおじいさんとかおばあさんとか普通にいたものだけど、今はわざわざ会いにいかないとそんなお年寄りと接する機会も少ない。
毎日家にいたらそれはそれで鬱陶しいものだったりするので、近所の正体不明のおじいさんという設定がこの話ではよかったんだろう。
そして毎日会って話していた人が死んでいなくなってしまう、ということの衝撃。
離れて住んでいる親戚が亡くなるのとは訳が違う。
まだまだ長い長い人生があって前途洋洋とした少年達にとっては人は死ぬもの、という当たり前の事実は重過ぎるかもしれない。
でも、その重大さを知って成長するのと、知らずにただ大きくなってゆくのとでは、全く違う人生を歩んでゆくことになるのだろう、と思った。
娘に薦められて読んだ本でしたが、なかなか面白かったと思います。