もう一度 人の命を 問い直す
【冠 句】 別れの日 見える影なら追えるのに
【冠 句】 雪が舞う 亡くして判る母の楯
【冠 句】 名残雪 挽歌切なく詠み送る
【冠 句】 待ち時間 花の挽歌に追いし影
【冠 句】 視界越え 心の儀式終え癒える
【冠 句】 文字揃え 義父の遺言父らしく
【冠 句】 星も燃え 人途切れなく遺作展
【冠 句】 星も燃え 活きた軌跡を残し逝き
【冠 句】 岬暮れ 何処まで行けば終る旅
3.11 哀しい爪跡を残した追悼の日がやってきます。
義母の命日も近づいて・・・ 先日、夫の友人より一枚の写真を見せて貰いました。
義母の若き日の旅のスナップ、とてもいい笑顔で写っています。 遺影の笑顔も心の
和む春の花のような笑顔をして、毎日仏間の義父と睦まじく並んでいます。
人それぞれに辿る人生の軌跡に、その人なりに精一杯の足跡を残せれば、、、、、
遺された者の心に残る消し切れない悔いや重みを、和らげてくれると思います。
一日一日を大切に、私も活きた軌跡をしっかり刻み、歩いていこうと思っています。
3日のギターの発表会、家で出来たことが舞台ではすごく緊張して、、、残念な思いで
帰宅しました。 まだまだ楽しみながら演奏できる力は有りませんが、少しずつ自分の
ものになるように、練習をつみあげていきたいと思います。晩学の努力は大変ですが、
私の人生の足跡にキラッとギターの音色が光ればいいなぁ~と願って・・・
今少しずつ作っている「布地蔵」です。 心が癒される可愛いお地蔵様、家の仏壇にも置き
ました。 姉妹や孫達、友人達にもプレゼントしています。 携帯電話ぐらいの大きさですが
作りながら安らげる新しい趣味が、一つ増えました。
今日もお立ち寄り頂きましてありがとうございます。
< 3月15日 心は配って生きねばならぬ。されど心を痛めてはならぬ>
発表会、ご一緒できなかったのは残念でしたが、又次の機会に♪ 今回はぶっつけ本番でかなり緊張しての演奏で、私はもう一度やり直したい思いで帰宅しました。(次回は知人がだれもいない環境でと、、、これは言い訳かも?ですが・・・)
葬儀に参列の方々が引き上げて、ひとり静かに追悼する中で、重く残った悔いの侘びを・・・心の儀式を済ませました。そんな思いを詠んだ一句ですが、共感して頂けて、嬉しく思います。
「布地蔵」持参しますね。
私の句想をそのまま文字にして頂いたように思い、とても嬉しく思います。
過ぎ去った日を色々思い出すと、悔いも多く有りますが、年齢を重ねて理解できる事にも気付き、仏壇の義父母と一人会話をしています・・・
「心を癒す布地蔵」のキットに付いていた本の中に、瀬戸内寂聴さんの「お地蔵さんの話」がありました。ほのぼのとした気持ちで、毎日今日の幸に感謝して手を合わせ、楽しく作っています。
それぞれの句に、いろいろな印象とイメージを味わわせていただきました。
その中で、特にストレートに惹かれる句についての勝手な鑑賞イメージ印象記です。
岬暮れ 何処まで行けば終る旅
岬の突端に佇み、薄黒く暮れ行く海を見て、岩肌にあたる波音を聞いていると、ふとこれからの己の人生に思いが及ぶ・・・・止まらず、無常に変化していくものを見つめていると、己に戻ってくるんですよね。そんなイメージをじわじわと思い浮かべました。
雪が舞う 亡くして判る母の楯
お母さんがお亡くなりになったのは冬なのでしょうか。ありがたさは、なくして初めてわかるもの、なんですね。それが人間の業でしょうか・・・・「楯」という言葉の重みを感じますね。いつも、目にみえないバリアーをはって、それとなく守ってくれていたことに、はっと気づく。自分で処理し克服していたつもりなのに、母が居たのだという思い。
粉雪が舞い散るように、その母の楯が粉々に砕けて、もう今はない・・・・
舞う雪が、母のありがたさと母の支えをいつも思い出させる、そんなイメージで受け止めました。
文字揃え 義父の遺言父らしく
お義父さんのお人柄が「文字揃え」の一語で端的に表出されているようですね。几帳面に、自分の死後のこともちゃんとできることは処理し伝えておきたい。その思いが一字一字の書き残された文面、文字に表れている・・・・人生最後の軌跡であるその遺言書の文字に、生前の姿が刻まれている。悲しみの中にも、どこかお義父さんの姿を思い浮かべられるほほえましさを感じさせてくれますね。
布地蔵、かわいいですね。お顔も一体一体、微妙に異なり、おもしろい。
着ている衣が墨染めでないのも、変化があって楽しいです。
子供を守ってくださるお地蔵さん、というのにピッタリの感じですね。
だいぶ前にネット検索して読んでみた「地蔵和讃」を言葉からの連想で思い出しました。路傍の至る所に祀られていたお地蔵さん、あの地蔵石仏は地蔵信仰、地蔵和讃とともに広がっていったようです。
http://www.sakai.zaq.ne.jp/piicats/jizouwasan.htm
いつも句を深めていただき嬉しく思います。
桃の花が好きだった義母の年忌がやってきますので、今回はお地蔵様にも並んでもらいました。
冠句やギターの合間に少しずつ作っていますが、いい気分転換になって幾つ作っても飽きなくて、とても楽しいです。不思議ですが、孫たちの顔に似ているのが有って、迷い無く持って帰りました。「勉強と丈夫な体のお守りだよ」と言っています。
今日もまだギターの傍に行きたくない気持ちが有りまして(笑)、もう少し失敗の後遺症から抜け出せませんが、又気持ちを切り替えて頑張ります。有難うございます。
中でも私が好きなのは
・雪が舞う 亡くして判る母の楯
です。共感するところがありますね。
さらに
・待ち時間 花の挽歌に追いし影
の好きですね。この句は私ではとても作れないからかも知れません。
ポエムさんはいろいろご趣味が広いのに「布地蔵」も作っておられるのですね。
写真で見てもとても可愛らしいですね。
机に飾っておくと癒されて仕事もはかどるかもしれませんね。
お友達も喜ばれるでしょう。
ギターの演奏会、「失敗は成功のもと」ですよ。「頑張って」とは言いませんがポエムさんの努力は次回きっと実を結びますよ。
嬉しいです。楽しみに待っています。
子供の小さい頃の着物や昔の古着物を解き洗って、ネットで買った布地蔵のキットの型紙を利用して沢山色々な表情のお地蔵さんを作っています。
目と口の糸の刺し方や、胴の綿の入れ方で一体ずつ何処かが違ってとても面白く楽しいです。
何だかとっても癒される気がして、、、孫達3人も自分に似たお地蔵さんを選び、夫々の机に飾っています。主人は要らないと言うのですよ(+_+)
ラビットさんにも又持参して実物を見てもらおうと思っています。嬉しいコメントを有難うございました。
写真見せて貰って思わずにっこり顔に、
心にも、ほっこり温みを感じました。
又、良い趣味を始められ、素敵なポエムさんです。お家のご先祖様方も喜んで居られる事でしょう。