詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

惜 別

2010年10月30日 10時09分25秒 | Weblog

               惜しまれて 花に抱かれ ひとり逝く

                   果かなくて 辛く哀しい 別れの日


    【冠 句】  夜の電話 怒涛となりしエプローグ

    【冠 句】  思い詰め 悪夢にしたい檻の中

    【冠 句】  夜の笛 気丈に喪主を務め終え

    【冠 句】  花の中 ひとり逝く旅淋しかろ

    【冠 句】  菊捧ぐ 思い出の詩届けたく

                                


 ” 生と死 ” 神より授かった一つの命の始めと終わり

 誰しも明日の運命を知る術も無く、生きている。

 無常の涙に送られて、ひとり旅立つ花の棺に、、、合掌・・・





     大切な人を送る哀しみの儀式を耐え、喪主の務めを果たされた方も多くおられると思います。

     最後の無言の会話を済ませ、未練を断ち切り、ただ成仏を祈るしかない無念さに、胸が痛みます。

     10月20日.... 義妹が突然の事故で....亡くなりました.....
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2 コメント

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Unknown (花キャベツ)
2010-10-31 11:46:41
今回の「惜別」を読んで4年前の母との別れをつい思い出しました。

元旦の早朝、電話があり新年の挨拶かと思って出ると母の居る施設から突然危篤だと、その後に待ち受けていた多忙に悲しさも感じる間がありませんでしたが49日後の一区切りついた後は母への申し訳なさで胸がつぶれる思いでした。
今思い出しても悲しみがこみ上げてきます。
ポエムさんが身内の方を亡くされた悲しみが
よくわかるような気がします。
今回の「惜別」は共感するところがあり何度も読ませてもらいました。

何時かわ別れがあるのですから一日一日を大切に生きて行きたいですね。


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花キャベツさま (ポエム)
2010-10-31 14:27:40
ありがとうございます。
今日の一日を無事に終え、明日を迎えられる幸せをただ当たり前のように思っていましたが、改めて糾す思いを深くしています。
何時かはやってくる<人との別れ>ですが、無念が残る別れは何時までも悔いを引き、辛いですね。
年々、命の儚さや命の重さを感じます。
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