詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

人の命は花に似て・・・

2019年04月14日 16時08分56秒 | Weblog

 

      

 

 今日は花の雨、庭の枝垂桜が写真の様に満開ですが、憂いを帯びた彩りをしています。  

 

 

 葬儀後、友人たちから母へのお供えを色々頂きました。  

 綺麗な和菓子、アレンジフラワー、お線香、、、それぞれに心の篭ったお供えを一つ一つ

 あったかい気持ちと共にお受けしました。 ありがとうございます。 

 49日の忌を30日に控えていますが、、、母を偲べば、胸の中に重い気持ちを引き摺って

 寂しさを日々感じながら、過ごしています。

 時間が少しずつ埋めてくれるのかなと思いますが、、、  

 

 暫くお休みしたギター教室も、新年度開講の日、受講しました。    

 大役を終えたコーラスも、新役員さんの下で始まりました。  

 自分の居場所があることが、今、落ちた気持ちを前向きに支えてくれています。

 趣味があることに、多くの友人がいることに、嬉しく思います。

 

 母を偲ぶ冠句を詠みながら、こちらの方もぼつぼつと・・・今しか詠めないものがあり  

 それを大事に残したいと思います。

 

 孫たちも元気に、それぞれの進路に向かって、スタートを切りました!

 叶えたい夢に向かっての一歩が力強く逞しく見え、私も元気を貰っています。 

 色々なことがめぐり廻って、生きた足跡を残すことが、それぞれの人生かな? 

 そう思います。

 

 

         句帳より、、、

 

         (連冠句) 

               ふと淋し 

          老う日々に 人の命は花に似て

          老う日々に 慰めくれし庭の花

             相悔み 友と茶房に暫し癒ゆ

 

          残る香に 記念句集をしみじみと

 

          雨蛙 絵手紙に恋う里の四季   

             (母の書いた絵手紙がアルバムに一杯あり、娘の手元に残します)

 

          淡く濡れ 余りに軽き花柩

 

          思い噎せ 始筆の滲む遺言書  

              (お通夜に、姉、妹と一緒に読みました)

 

          思い噎せ かの日偲べば霞む雲

         

          一つの荷 哀しみこらえ喪の作法

        

          陽の縞に 寂光煌く春の風

 

                                    

 

               今日もありがとうございます。

 

         

             

 

   

 

 

     

         ふと、母と重なる庭の サンシュユ 命を感じます

 

 

 

 

         

コメント (1)
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