ほとんど車の通行のない林道を歩くとき、路肩の草むらか傍の樹の幹、道路面、側溝の中などを見ながら(常に脇見をして)歩いています。
この日も、日陰になった方の路肩の草むらを見ながら歩いていると、葉の上に黒い体に黄色っぽい棘状突起が特徴的な幼虫がとまっていました。ヒョウモンチョウの仲間の幼虫のようですが、これまでに見たことのないものです。
帰宅してから図鑑やウエブサイトなどで調べると、メスグロヒョウモンの終齢幼虫でした。ヒョウモンチョウの仲間の幼虫の棘状突起のうち前胸の一対の突起だけがほかの突起と較べて著しく長いのが、メスグロヒョウモンとミドリヒョウモンの幼虫の特徴だそうです(『原色日本蝶類幼虫大図鑑(Ⅱ)』参照)。
《林道路傍の葉の上にいたメスグロヒョウモンの終齢幼虫 2020/05/11》
《メスグロヒョウモンの終齢幼虫(前胸の一対の突起だけが較べて著しく長い) 2020/05/11》
※ 我が家の庭のエゴノキの花が2020/05/12に咲きだしました。さっそく大きな蜂が飛んできたのでクマバチかと思ったら、コガタスズメバチでした。
《庭で咲きだしたエゴノキの花 2020/05/12》