玄関前の小さな庭で草花の植え替えをしていた妻と孫娘が、土の中から何かが出てきたと持ってきました。長さ2㎝ほどで、茶色をした蛾の蛹のようです。陽に透かしてみると空のようなので「もう羽化した殻だよ」と返しました。しばらくして、中に白いものが見えるとまた持ってきたので、(よく確かめもせず)ジャムの空き瓶に入れて様子をみることにしました。
それから8日ほどたった日の朝、空き瓶の中で何かが動いていました。寄生バチで、ヒメバチの仲間のようです。
ヒメバチは、昆虫の中でも特に巨大なグループで世界から約25,000種が知られているようですが、未記載種(新種)を含めた推定種数では60,000~100,000種に達すると考えられており、似たものがたくさんいて私にはお手上げです。
それでも、暇に任せて手あたりしだいにウエブサイトをみていくと、シロスジヒメバチにいきつきましたが、単なる絵合わせで、自信はありません。
よく似た写真の掲載されていたウェブサイト『東京23区内の虫 2/シロスジヒメバチ』(2020/05/10)にはこう書かれていました。「体長15~20ミリほどのヒメバチの一種。上画像の個体はメスで、脚の脛節・触角・小楯板・複眼の隣縁・腹部末端に白紋がある。オスは白紋部分の割合が多く、顔は正面から見てほとんど白くなる。日本産ヒメバチ目録によれば、カレハガ科やヤガ科などの蛾の幼虫に卵を産み付ける寄生蜂の類らしい。」
《庭の土の中から出てきた蛾?の蛹 2020/05/01》
《蛾?の蛹から出てきた寄生バチ(シロスジヒメバチ?)( 2020/05/09》
《蛾?の蛹から出てきた寄生バチ(シロスジヒメバチ?)( 2020/05/09》
※ これまでは、主体的ではなくどちらかというと妻の手伝いで、庭のナメクジ退治をしていました。今年は、私がほぼ一人でナメクジ退治をしています。「熱しやすく冷めやすい」性格なので、いつまで続くことやら…。
2020/05/08の朝は、24匹のナメクジを処分しましたが、その前日は70匹以上でした。どうやら、ナメクジ退治も賽の河原で、ある程度の密度のナメクジとは共存しようと思った方が賢明なのかも知れません。
《レタスを植えたプランターに仕掛けたナメクジ退治器(牛乳パックを利用) 2020/05/08》
《1日に仕掛けるナメクジ退治器(24個) 2020/05/08》
《8日朝にかかっていたナメクジ(24匹) 2020/05/08》