2021年9月上旬の観察記録です。
現在の地に転居してから6年近く。転居当初、周辺の様子を知るために、リハビリを兼ねて自転車で片道30分ほどの範囲をしらみつぶしで散歩していました。また、スギカミキリを見てみたいと思っていたので、地図に⛩マークのあるところには必ず立ち寄っていました(スギの古木が多いため)。見て回った神社(昔の社格制度でいうと郷社でしょうか)は、10社ほどになります。それらの神社の中には、(生きものを見るという観点からはおもしろくなくて)その後一度も訪れていない所もあれば、何度も訪れている所もあります。
今回紹介するのは、年に数度は訪れる神社です。この日訪れると、数本あるサクラの木がまるで冬のように裸木になっていました。あたりには、地面といわず、立木の幹、狛犬などをモンクロシャチホコの幼虫が這いまわっていました。
モンクロシャチホコ幼虫の食餌植物は、バラ科のサクラ類やナシ、ビワなど。成虫は年1回、7~8月に発生。幼虫は柔らかい若葉でなく硬くなった葉を、枝の先端の葉から幹の方へすべてを食べ尽くしながら移動し、短期間のうちに丸坊主にしてしまいます。
《狛犬の上を這いまわるモンクロシャチホコの幼虫 2021/09/10》
《モンクロシャチホコの幼虫に丸裸にされたサクラ 2021/09/10》
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