やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ウラギンヒョウモン♂(森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2014-06-08 07:13:43 | 昆虫類

池のそばにある小さな草地のノアザミの花がちょうど盛りで、ヒョウモンチョウ(の仲間)が蜜を吸いに訪れていました。ヒョウモンチョウ(の仲間)は、どれも翅の表面の色や模様(豹紋)がよく似ているので、翅の裏面で見分ける必要があります。

ウラギンヒョウモンは大型のヒョウモンチョウ(の仲間)で、夏の草地で見られます。後翅裏面の3個の銀色の点がほぼ1列に並んでいること(写真上B)でギンボシヒョウモンと、後翅裏面の外べりに沿う銀紋が半月形であること(写真上A)でオオウラギンヒョウモンと区別できます。また、前翅表面に黒色の線がある(写真下C)ので、♂です。(以上は、『原色原寸検索図鑑日本の蝶』を参考にしました)。

ウラギンヒョウモンは、富山県の「低山地、あるいは平地に接する丘陵地では、通常は6月中旬~7月中旬に見られ…8月にはほとんど見られず、9月中旬以後再び活動を始める」(『富山県の蝶(Ⅱ)』)ようです。

《ノアザミの花で吸蜜するウラギンヒョウモン♂ 2014/06/07》 

 《ノアザミの花で吸蜜するウラギンヒョウモン♂ 2014/06/07》 

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