静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 現代日本政治の謎 ≫     論理を研ぎ澄ませて言葉で闘う社会になるのを、日本人は結局逃げてきた

2021-03-23 12:48:04 | 時評
現代日本政治の謎=山田孝男  https://mainichi.jp/articles/20210322/ddm/002/070/128000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=column&cx_mdate=20210322

★ リチャード・ロイド・パリー(英紙タイムズ東京支局長兼アジア編集長。滞日26年、52歳。児童74人らが津波で亡くなった宮城県石巻市立大川小の悲劇を追った
  ノンフィクション「津波の霊たち」で英国の文学賞「ラスボーンズ・フォリオ賞」。19年度日本記者クラブ賞特別賞を得た)
 「津波の霊たち」の邦訳を文庫版(早川書房、1月刊)で読み返し、(B)「政治に対する日本人の無関心、嫌悪、あきらめ」というくだりが頭に残った。

* 被災地で2014年末の衆院選を観察した著者の回想の一節である。
 < 「殺し合いも略奪もない、被災者たちの礼儀正しさ、広大無辺な慈悲の心」を絶賛する一方「政治の不毛も自然災害のようなもので、我慢するしかない」と考えがちな日本人の履き違えを問う。
 
★ 「明確な成文憲法、独立した司法、報道の自由、複数政党制、強制力にも腐敗にも汚染されない選挙。民主主義に必要なパーツは(表面上)すべてそろっているのに、
  日本の政治は、なぜ停滞ばかり目立つのか?」  

   ← そう、核心はここだ!  ” 現代日本政治の謎”・・・・我が同胞、日本人よ。  こういう眼で自分のクニの在り方を観てきたかい?

「北米と欧州にも無能な指導者は山ほどいるが、(A)政治的市場(=競争的な政党政治)には“創造的な衝突や発展”という感覚が必ず存在する。この感覚がなぜないのか? 
 現代日本の謎といっていい」 ← 随分、遠慮がちで日本への敬意に溢れ、抑制が効いている。

★ パリ―氏の投げた問への答えは余りにも明らかだ。・・・(A)政治的市場(=競争的な政党政治)には“創造的な衝突や発展”という感覚が必ず存在・・日本では、存在しないのだ。
  何故、存在しないかって??  論理を研ぎ澄ませて言葉で闘う社会になるのを、日本人は結局逃げてきたからだ。  貴方も、そうでしょ??

 その結果が(B)「政治に対する日本人の無関心、嫌悪、あきらめ」になっているね?  パリ―さん、図星だよ 

 人間が他の動物の優位に立てたのは、言葉=論理で切り拓いてきたから。 それを放棄した日本人よ。。。 サル以下だぞ!!!
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≪ 現代日本政治の謎 ≫     論理を研ぎ澄ませて言葉で闘う社会になるのを、日本人は結局逃げてきた

2021-03-22 19:29:16 | 時評
現代日本政治の謎=山田孝男  https://mainichi.jp/articles/20210322/ddm/002/070/128000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=column&cx_mdate=20210322

★ リチャード・ロイド・パリー(英紙タイムズ東京支局長兼アジア編集長。滞日26年、52歳。児童74人らが津波で亡くなった宮城県石巻市立大川小の悲劇を追った
  ノンフィクション「津波の霊たち」で英国の文学賞「ラスボーンズ・フォリオ賞」。19年度日本記者クラブ賞特別賞を得た)
 「津波の霊たち」の邦訳を文庫版(早川書房、1月刊)で読み返し、(B)「政治に対する日本人の無関心、嫌悪、あきらめ」というくだりが頭に残った。

* 被災地で2014年末の衆院選を観察した著者の回想の一節である。
 < 「殺し合いも略奪もない、被災者たちの礼儀正しさ、広大無辺な慈悲の心」を絶賛する一方「政治の不毛も自然災害のようなもので、我慢するしかない」と考えがちな日本人の履き違えを問う。
 
★ 「明確な成文憲法、独立した司法、報道の自由、複数政党制、強制力にも腐敗にも汚染されない選挙。民主主義に必要なパーツは(表面上)すべてそろっているのに、
  日本の政治は、なぜ停滞ばかり目立つのか?」  

   ← そう、核心はここだ!  ” 現代日本政治の謎”・・・・我が同胞、日本人よ。  こういう眼で自分のクニの在り方を観てきたかい?

「北米と欧州にも無能な指導者は山ほどいるが、(A)政治的市場(=競争的な政党政治)には“創造的な衝突や発展”という感覚が必ず存在する。この感覚がなぜないのか? 
 現代日本の謎といっていい」 ← 随分、遠慮がちで日本への敬意に溢れ、抑制が効いている。

★ パリ―氏の投げた問への答えは余りにも明らかだ。・・・(A)政治的市場(=競争的な政党政治)には“創造的な衝突や発展”という感覚が必ず存在・・日本では、存在しないのだ。
  何故、存在しないかって??  論理を研ぎ澄ませて言葉で闘う社会になるのを、日本人は結局逃げてきたからだ。  貴方も、そうでしょ??

 その結果が(B)「政治に対する日本人の無関心、嫌悪、あきらめ」になっているね?  パリ―さん、図星だよ 

 人間が他の動物の優位に立てたのは、言葉=論理で切り拓いてきたから。 それを放棄した日本人よ。。。 サル以下だぞ!!!
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≪ 政治的見解ではない(人種差別という)人権問題について 積極的に立場を明らかにする英国王室 ≫  これが国民との関係を維持する    翻って日本の皇室から世界と国民へのメッセージは?

2021-03-19 12:35:46 | 時評
♬~英王室と肌の色=小倉孝保~♬  https://mainichi.jp/articles/20210319/ddm/002/070/088000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=column&cx_mdate=20210319
◆ オーストリアの作曲家、モーツァルトは幼少期に1度だけ英国を訪れている。1764年4月から15カ月間、家族と共にロンドンに滞在し、ジョージ国王とシャーロット王妃から大歓迎された。
  ドイツ北部の王族からこ輿入れした王妃は音楽を好み、アリアを歌ってモーツァルトに即興で伴奏してもらっている。王妃はその後、彼の支援者となる。← 初耳でした!

  ただ、シャーロット王妃の名が王室史に刻まれるのは、このエピソードのためだけではない。彼女はアフリカ系(黒人)の血を引き、最近では英王室の人種的多様性の象徴とも考えられている。
  王妃の祖先をさかのぼれば、ムーア人(アフリカ北西部のイスラム教徒)と黒人の血を引くポルトガル王族に行き着く。

◆ 王妃の孫がビクトリア女王、そのやしゃご<ひ孫の子>が現在のエリザベス女王である。英王室には脈々とアフリカ人の遺伝子が受け継がれてきたことになる。そのためということでもないが、
  エリザベス女王はアフリカの黒人政権との交流に熱心だった。80年代には人種隔離政策をとる南アフリカの白人政権への制裁を支持し、それに反対するサッチャー首相(当時)との確執もあった。


▼ 欧州連合(EU)から離脱した英国は今、旧植民地を中心とした英連邦諸国との関係を強化している。その多くはアフリカやカリブ海地域の非白人国家で、エリザベス女王を君主とする国も
  少なくない。王室が肌の色に偏見を持っていると受け止められるのは、何としても避けねばならなかった。
  ↓                     ↓                     ↓
◎ 女王はこれまで、皇太子の不倫や離婚、ダイアナ元妃の事故死など度重なる危機を乗り越えてきた。ただ、人種問題によるダメージの影響は国内にとどまらない可能性がある。そのため人種偏見を
  容認しないという声明を、迅速に出すことが求められた。
  シャーロット王妃以来の人種的多様性と女王のこれまでのアフリカへの対応、そして異例の声明発表。伝統、過去の行動、そして今回の対応で王室はダメージを最小限に抑えつつある。
   ⇒ これはEU脱退後の外交国益だけでなく、自国民への呼びかけでもある。 王室と国民の距離を必死に保ち、王室へのダメージを減らそうと努力し続けている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
* ヨーロッパ中世までの各国王族間の姻戚関係は実に活発なもので、人種や言語・風習の違いを超えた政略結婚の応酬であった。お忘れなら、世界史の教科書・参考書籍を読まれたい。
   紹介されているように英国王室も其の例外ではなく、エリザベス女王自らアフリカ大陸との混血血統が過去に存在した事実を恥じる事なく、首相と対立してまで黒人差別反対の声を挙げた。

  差別への反対は政治テーマではなく、なにびとも遵守すべき基本的価値観である。それを否定しないなら、国民は勿論、皇室のメンバーも日本で起きている数々の差別事例についても
  英王室を見倣い、国民へメッセージを出してはどうか? そのメッセージは政治的発言でもないし、中立性を損なう事でもない。政治的発言と言い募る者は人権否定論者でしかない。


  平成天皇夫妻は戦前の過ち及び、アジア諸国と国民への謝罪がメッセージであった。だが令和を受け継いだ今上天皇夫婦の望ましいアイデンティティーは、(長男であった平成天皇が負った)
  昭和天皇の戦争責任継承ではもう無い。 抽象的な博愛行動、動物愛護活動などではなく、人間への差別と人権否定をなくして行く行動は、戦争否定と同じほど尊いのではないか??

    オリパラを機に、日本社会は人権意識ゼロであるのを世界に暴露してしまった。それを挽回するえで、今上天皇夫妻が力を発揮できる場面は創れるのではあるまいか?
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≪ 聖火ランナー辞退「国挙げた歓迎の空気ない」 パラ・メダリストの理由 ≫   再び問う   誰が喜ぶ五輪なのか?

2021-03-17 21:44:56 | 時評
https://mainichi.jp/articles/20210316/k00/00m/040/295000c?cx_fm=mailyu&cx_ml=article&cx_mdate=20210317
あきやま・りな
 1987年11月、神奈川県伊勢原市生まれ。生まれつきの全盲。3歳で水泳をはじめ、2004年アテネ大会から3大会連続でパラリンピックに出場。100メートル背泳ぎ(視覚障害S11)ではアテネ大会で
 銀メダル、12年ロンドン大会で金メダルを獲得した。現役引退後、13年から東京都内の製薬会社に勤務する。

――辞退者として氏名を公表したのはなぜ?
 ◆ 自分が決めたことであれば、その理由もはっきりと出すべきだと思った。今の世の中は、開催に反対も賛成も言いにくくなっているように思う。選手たちが開催してほしいと言っても、
   私のような立場の人が疑問に思うと言っても、批判を受ける。 辞退理由もはっきりと表明できないような風潮は不思議だと感じていた。ただ、私はぼんやりした理由にしたくなかった。
   きっと「スケジュールの都合がつかなかった」と言えば、話題として取り上げられることもなかったと思うが、そうしたくなかった。


――開催の可否について議論は尽くされたと感じるか。
 ◆ 開催が迫っているからこそ、本来ならばもっともっと議論されるべきだと思う。それなのに、なんとなく話が進んで、決まっちゃったからしょうがないと開催されるのはよくない。
   経済的な損失が言われることもあるが、経済より命だろう。
しっかり議論されているなら、私が辞退を公表したところでこんなに話題にならなかったのではないか。
   それほど、五輪・パラの話題は触れてはいけないものになっている状況がある。

 ◆ 私が言っていることは、パラリンピアンだとか、金メダリストだとかは関係なく、普通に生活している会社員が思ったこと。当然のことを言っただけだ。理想論でしかないが、東京五輪・パラは、
   選手や応援する人が安心して関われる大会であってほしい。そしてやはり、周囲には開催を歓迎してほしい。やるのであれば、温かなムードで声援を送ってもらいたい。そんな素晴らしい大会に
   なってほしいと願うからこそ、開催は今ではないと思う。

――東京五輪・パラに出場する海外の選手はどんな気持ちでいると思うか。
 ◆ 海外の選手にとっても、開催することがふさわしいのだろうか。海外からの観客は受け入れない方向で考えているというが、海外の選手にしてみれば、自国の観客に応援してもらえないというのは
   つらくないのだろうか。それに、参加選手の中で不平等があってはいけない。けがや病気で実力を出し切れないことはもちろんある。だが、今はいつどこで感染するかわからないウイルスが
   世界中に広がっている状況だ。もう個人の問題ではない。
 日本で開催できるかどうかだけでなく、参加する他の国のことも考えるべきなのではと思う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 しつこいのを承知で連日、私はオリパラ開催を強行しようとする日本政府の侵しかねない無謀な国家的リスクを指摘してきた。秋山さんの言葉は、ごく普通の神経の持ち主が淡々と語る真理だ。 
   彼女の言葉は、菅内閣が犯そうとしているリスクも含めた・・”合理性を欠いた事柄をチカラづくで強行することの愚かさ/危うさ”・・を言い尽くしている。 
     内閣支持率を回復し、秋の総選挙に勝ち政権を維持する為。政権与党には、これが開催目的になってしまっているのではあるまいか? それで喜ぶのは・・誰だ?
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≪ 東京オリパラ事前合宿の断念自治体相次ぐ「万全対応難しい」≫   来日可否不明?  人数不明?  来日時期不明?  医療対応自信無し?  受け入れ自治体全ての トータル・ロスコストを観よ!

2021-03-16 07:19:58 | 時評
https://mainichi.jp/articles/20210315/k00/00m/050/225000c?cx_fm=mailasa&cx_ml=article&cx_mdate=20210316  【まとめ・大島祥平】

 <ホッケーが盛んな宮城県栗原市は今年1月、南アフリカの事前合宿誘致を断念した。昨年11月に国が示した感染防止対策の指針では、大会前の交流は選手と接触しない形に限られ、
  移動や宿泊施設では他の客との接触がないよう別の動線を確保するなど、厳しい対策が求められる
。>

・ <島根県奥出雲町は2017年にホッケー強豪国インドのホストタウンに登録され、町立ホッケー場を五輪会場と同じ人工芝に張り替えるなど5億円以上かけて改修したが、今月2日に合宿誘致断念を
   発表した。担当者は「政府指針に沿った受け入れ態勢を整えられない。感染対策費用は国の補助が出るが人員確保なども難しく、地域医療への負担など総合的に判断した」
と語った。>

・ <多くの自治体が工夫して前向きに取り組みながらも苦慮するのが感染症対策で「離島は医療体制が脆弱(ぜいじゃく)。選手が感染した場合にどうするかなど課題は多い」
 (サンマリノ、ルクセンブルク受け入れ予定の沖縄県石垣市)という声も。 「空港の入国ゲートを通った後は受け入れ自治体が責任を持つことになるが、検査や陽性者への対応など
  基礎自治体だけでは難しい
。本当はどう『おもてなし』をするかで頭を悩ませたいが、それ以前の段階で苦労している」と吐露した。滋賀県彦根市(スペイン・ハンドボール)の担当者。>

★ 新型コロナの影響で予選が終わっていない競技も多く、選手派遣がなくなって取りやめとなる合宿が出ることも予想されている。
 大島記者が引用した自治体の例は全国のほんの僅かだろう。未確定だらけに振り回される側の混乱と無駄なコスト。 受け入れてからも続く医療対応の無理と無駄!

 国民向けのワクチン接種スケジュールが既にずれ込んでいるのに、遅くとも7月上旬から万人単位で入国する(海外選手団+関係者)に対応するマンパワーは有る、
 と本気で政府関係者は思っているのか??  コロナウイルス感染の先生き未知数のなか、既にオリパラ強行は国家ぐるみのギャンブルになってしまったのでは??

 
    故大松監督の『なせば成る!』の根性論・精神論/特攻精神で何とかできる水準ではもはやない・・・・それを何故みとめない? 今からでも遅くはない!
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