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ついに! 放映スポンサー:米NBCが 「リレーの聖火消すべきだ」「虚飾のため危険冒している」という投稿を掲載した  日本は此の観測アドヴァルーンを どう観るか??

2021-03-27 08:29:23 | 時評
https://mainichi.jp/articles/20210326/k00/00m/050/162000c?cx_testId=0&cx_testVariant=cx_0&cx_artPos=4#cxrecs_s

米国NBCは25日「リレーの聖火を消すべきだ」と題する寄稿を電子版に掲載した。
 「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のさなか、聖火リレーは五輪の虚飾のため、公衆衛生を犠牲にする危険を冒している」
とした。
  寄稿したのは、米五輪代表にも選ばれたことがある元プロサッカー選手で米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授(政治学)。

① <ボイコフ氏は、聖火リレーの出発地に福島を選んだことは「この儀式の偽善や害悪、ばかばかしさを際立たせただけでなく、五輪に向けて突き進む日本の問題の縮図でもある」と主張
  「もとは『復興五輪』をうたっていたが、現地の多くの人は復興の遅れを理由に五輪を非難している。(復興の)財源は五輪の準備のため東京に振り向けられた」と指摘した。

② 「五輪はパンデミックを悪化させかねない。開幕時にも日本国民はワクチン接種を終えていないだろう。海外から来る何千人もの選手やコーチ、記者らは誰もワクチン接種が
  義務付けられていない」
と述べ「80%もの国民が中止か再延期を支持している」現状を解説した。>

★ ボイコフ氏が明解に指摘する①②;日本でも指摘されてきたが、政府が耳を貸すことは全くない。そう、これが五輪に向けて突き進む日本の問題の縮図だ。

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≪ スペイン、欧州4カ国目の安楽死を合法化  ≫   生きる権利 vs 死ぬ権利   同等の権利では 何故いけないのか?

2021-03-27 07:33:00 | 時評
★ 「自己決定」に高い支持    有料記事なので抜粋転載します 

* <欧州ではオランダの後、これまでにベルギーとルクセンブルクが合法化した。スイスは、同様の法律はないものの、医師による「自殺ほう助」の違法性を問わない方針を取る。
   一方、フランスやイタリアなど、本人の意思により延命措置の停止を認める国もあり、これは「消極的安楽死」などと呼ばれる。> ← 日本では実現していない”尊厳死の法制化”である

* <法制化を主導したのは中道左派の与党・社会労働党だ。同党を率いるサンチェス首相は法案成立を受け、「我々はより人道的で、公正で自由な国になった。社会の広い要請で実現した」と
  ツイッターに書き込んだ。保守派は反発しており、極右政党ボックス(VOX)は憲法裁判所に提訴すると表明した。>
 ← 「左派」は(安楽死の公認で)”より人道的で、公正で自由な国になった”と捉える『自己決定の権利』意識から肯定している。「右派」の反発はカソリックの立場からと考えられる。
   かたや日本で反対に回る人々には何も宗教的立場はないのだから、此の法制化を<国民性の違い>などと言いくるめるのではなく『自己決定の権利』を認めるのか否かで考えよう!


* <マドリード医師会のマヌエル・マルティネス・セジェス会長は地元メディアに「スペインは(患者らの心身の痛みを取り除く)緩和治療の発達が大変遅れている。
  適切な緩和治療が受けられない代わりに与えられるのが安楽死だ」と批判した> 
 ← 日本は緩和治療の発達が遅れてはおらず、近年は寧ろ拡大が早まっている。スペインとは逆に緩和治療”が尊厳死の法制化”に正面から踏み切らない代わりにされている。   
   曖昧さ活用の便法に権利意識の議論さえぼやかしてしまう。これこそが<国民性の違い>であり、この生き方を善しとするのか?  そこを日本人は問われている。

★ 何度も繰り返し言われているが、『死の自己決定権』は『夫婦別姓の選択権』と同じで、尊厳死の<強要を迫る>のではなく<選択に任せる>事なのだ。 二者択一の法制化ではない。
  選択させる事を弱者圧迫だと短絡させてはならない。 生と死の多様な選択が<より人道的で、公正で自由な国>を目指すことに通じる。  貴方はそれでも反対する論拠をもちますか?
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