静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 籠池隠し ≫  森友敷地の産廃発見を追及した録音テープ ⇒ ゴミ処理断念と交換の値引き 裏に財務当局の焦った背景(=圧力・忖度)が垣間見えるのだ

2018-03-26 15:52:16 | 時評
★ 政治家なんてアカン=山田孝男 https://mainichi.jp/articles/20180326/ddm/002/070/083000c?fm=mnm
 2年前の3月16日、籠池泰典・森友学園前理事長夫妻が設計業者を交え、財務省近畿財務局職員らと3時間にわたって話し合った交渉の音声記録である。  
  (1)森友が小学校用地として借り、将来、買い取る契約をかわした国有地の土中からゴミが出た。
  (2)ゴミの撤去は貸主である国の負担が原則。財務局はもとよりそのつもりでいたが、いざ業者が作業を始めると予想以上に費用がかさむと分かった。混入ゴミを誠実に除去すれば、
     それだけで土地評価額(9・5億円)に迫るという。
  (3)次年度以降の予算を頼っていては開校に間に合わない。業者はゴミの一部しか撤去せず、一部は埋め戻すことを提案、財務局も了承した。この事情、森友には伏せられていたが、
     校舎建設を進めると案の定、産廃が出た……。
 以上の実態を後日、業者の打ち合わせ記録で知った籠池夫妻は仰天した。財務局の職員や業者を集め、怒り心頭に発して不実をなじり、対策を協議したのがこの交渉である。
 森友学園はその時から9年後に土地を買い取るはずだった。それが交渉を境に急転、3カ月後、評価額より8億円安い1・3億円で払い下げられた。

 ここまでくれば、もう読者は推量がつくであろう。籠池氏側はゴミ隠しをネタに財務官僚にねじ込み、財務官僚の側は何らかの理由から値引き売却と交換に産廃未処理の件に目をつぶったという流れだ。常識的には、産廃処理の放置は違法だから開校許可など関係なく、処理を法的には優先させねばならないが、それを無視してまで開校を急いだのは、実は籠池よりも財務省だった、ということになる。  財務省が急いだのは何故か?   言うまでもあるまい。 これを森友学園名誉校長に就任していた首相夫人関与の影響でなくして、何だというのか???

 此の録音は詐欺事件とは無縁な証拠だが、首相夫人の関与が国有地不正売却に影響を及ぼしたシナリオを証明する証拠にはなりえるのではないか? 不正売却は犯罪だよね? 
 山田氏のいうとおり、「国会への虚偽の報告と公文書偽造」は無論とんでもない犯罪行為だが、この不正売却そのもの及び政治家夫人の圧力のほうもネグって良い軽犯罪では決してない、
 結末が誤魔化されないかどうか見守り、その結果を有権者は覚えておこう!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ≪ 森林経営管理法案 ≫  ... | トップ | ≪ 金メダリストを自民党大会... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時評」カテゴリの最新記事