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【続】熊の衝突被害件数:JR北海道の事例  大きな経済損失にも目を向けよう!

2023-11-01 10:17:31 | 時評
                           
 またまたスマフォでQRコードを読んでいただく手間を御願いするのは忍びないが、1つ目は「今年10月に起きた衝突事故を北海道地図上でみたもの」であり
2つ目は「2017-2022年度:過去6年間の衝突件数」推移グラフ。 他の地方でも似たような損害が出ているのではなかろうか?

 熊の人的被害に関して集中的に取り上げているが、民家接近、農作物/果樹被害、人への直接的危害の他にも、列車にぶつかり運行を止めてしまう実害がこれほど沢山ある
とは知らなかったので共有したいと思う。こちらは農作物・果樹被害とは桁が違う経済的損失であることに、道庁もJRも声を大にして注意喚起して欲しい。

私は在米時、特に北部のオハイオやミシガンに居た頃、運転中の車に鹿が3回ぶつかった経験をもつ。鹿が当たるとバンパーまたはフロントグラス、エンジン前の通気孔板の
損傷は必須であり、事故のたび、警察署に報告して実況見分を頼むほか、会社の人事からは嫌味を言われた。避けようがない事故ながら社用車の修理費支出を疎まれたわけだ。
若し、あれが鹿ではなく熊だったなら?ドラィヴァ―の命にかかわるのは疑いない、と思うとゾッとしたところだ。トラックならまだしも、並みの乗用車ではアウトだ。


 皆さん、どうか想像力を動員して、被害の実感イメージを持っていただきたい。都市生活者でない人達は、もう危険水域に晒されているのだ!!
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今朝の3題: 熊被害の抑制策   戦後に排除決議された教育勅語を奉じる国会議員が大臣に   二ホンの学校(7つの習慣)

2023-11-01 09:18:22 | トーク・ネットTalk Net
【1】北海道文化放送:”駆除”以外の対策はあるのか?…子グマは保護されたケースも…しかし受け入れには厳しい条件
・ クマを駆除するたびに相次ぐ批判。そして保護を求める声も…「命を落さないように捕獲して自然に戻してあげることができれば一番いい」。
   しかし、簡単には保護できない理由が。
  保護の決め手は"人との関係"・・・旭山動物園の担当者に残された子グマを保護できるか聞くと「そもそもその親子グマ自体が人間の生活圏にすごく近づいていた。
   母グマの行動を見て人の近くに行くことが何とも思わないクマに成長してしまう恐れ」← クマを保護するかどうかは、そのクマと人との関わりを見極める必要がある。
・ 駆除以外の方法でヒトへの被害を減らす対策に電気柵設置やクマが好む果樹の伐採、緩衝地帯設置などがあるが、それは居住空間を狭めたり食料を制限するのであるから、
  結局、それは間接的な駆除である。然も、此の方法は時間を要してしまい、人的被害の抑制効果は薄いだろう。

* 詰まるところ、ここまで人への被害が急拡大する今を端境期として、残念だが一定数の生体抑制に踏み切り、適正個体数レベルに戻すのが先決だと私は思う

【2】朝日新聞デジタル:木原防衛相「私は衆院議員。参院で発言控える」 教育勅語の持論巡り (小林圭)
・ 木原稔防衛相は10月31日の参院予算委員会で、過去の教育勅語に関する自身の発言≪「教育勅語の廃止で道義大国日本の根幹を失ってしまいました」
 「日本人が自主憲法を創ることこそが真の主権回復 ≫について認識を問われ、「10年以上前の、大臣就任前の政治家としての発言。閣僚の立場でお答えすることは控えたい」
  などと述べ、審議が紛糾する一幕があった。 ← またもや正面から質問に答えず逃げる典型的な答弁
・ 立憲民主党の杉尾秀哉氏が「大臣の議員会館の部屋には教育勅語が額に入れて飾ってあったそうだが、今もそうか」と尋ねると「今の時点では飾っていない」と述べた。
★ 教育勅語は戦後、日本国憲法と相いれないとして、国会で排除・失効が決議されている。国会議員の憲法遵守義務違反である!それを許すのか?


【3】The Daily Digest : 海外からみればかなりユニーク?:日本ならではの学校習慣

 此の記事が取り上げている、外国ではみられない日本独特な学校習慣は次の7項目:
 (1)<給食> 教室内で食べ、配膳から後片付けまで生徒自身にさせている ⇔ 外国ではキャフェテリア・食堂へ行って食べ、トレイを返却して終わり
 (2)<清掃> 教室・廊下・トイレ・校庭・体育館など、職員室等を除き、生徒が清掃する ⇔ 外国では清掃員が雇われており、生徒は何もしない
 (3)<上履き> 校舎内部は全て上履きに履き替え、大きな下駄箱が設置されている ⇔ 外国では校舎どころか家屋全てで上履きを求めない
 (4)<登下校> 子供達だけで登下校させる ⇔ 治安&交通安全への危惧から外国では親の付き添い、またはスクールバスで通学させる
 (5)<定期的な防災訓練> 火災、大豪雨、地震または津波襲来に備え定期的に避難訓練を行う ⇔ 台風や地震等の天災があるアジア諸国でも殆ど行わない
 (6)<カリキュラム> 運動会、習字、家庭科、体育における(ラジオ体操・武道・水泳)&放課後のクラブ活動 ⇔ 中国・韓国を含め、同じ東洋でも類を見ない
 (7)<号令> 授業前後の『起立』『礼』『着席』⇔ 星港の華人旧部下が”昔はあった”と言っていたが、西洋の国では行っていない? アメリカTN州では無かった。

 今の20代以下の世代が上に挙げた7項目すべてを経験して育ったのかを知る由はないが、東洋を含め、外国は現在もこれらの学校習慣とは無縁だ。在住外国人で
アメリカンスクール或いは母国が設けたスクールへ敢えて通わせず、日本の地元小学校から始める人は多くあるまい。従い、外国人からの発信も少ないだろう。

逆に、7項目に馴染みのある世代は、これらすべてが無い学校生活を想像して欲しい。外国から日本の教育がどう見えているかを容易にイメージできるだろう。
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