静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

近頃のNHKTV 相撲中継に流行る アナウンサーの不可解・無意味な質問や言い回し  

2023-11-26 22:26:28 | トーク・ネットTalk Net
◆ 私は幼い頃から大相撲の魅力が捨て難く、時間にゆとりが出来た昨今、場所中継を楽しみにするファンの一人。以前は民法も放送していたと記憶するが、現在は国営放送
  たるNHKの独占中継となった。だが、いつごろからか中継を担当するNHKアナウンサーに共通する不快感?或いは、コマーシャリズムに毒されたあざとさを感じる。
   あざとさ? 具体的に、どういうことか?

◇ まず、どの場所も耳に触るのは、場所が続く15日間の僅か1/3にあたる5日前の前半。 NHKアナウンサーは『まだ早いのですが、今場所の優勝予想は?』と解説者に
  聞く。一発勝負または短期決戦のゲームと違い、15回を闘う格闘競技は稀だ。怪我や様々な不調はどの力士も抱えながら土俵に上がる。
   北之富士や舞の海は毎回苦々しい設問に怒る口調をこらえながら、アナウンサーを傷つけぬよう「まだ判断は早いですから・・・」とかわす。 
  NHKアナウンス部の上司は、これを毎回わざと言わせているのか?

▲ 次に目立つのが、10日目頃に差し掛かると、アナウンサーがいそいそと<勝ち越し・負け越し予想&番付の昇進/降格>を細かく話題にする。
  これは、まるでサラリーマンが出世競争にうつつを抜かす心理に重なり、『NHKアナウンサー、君もそうなのか?』と私は呟く・・・。
  NHKアナウンス部の上司は、これを毎回わざと言わせているのか? 

◎ あと一つ目立つのは、アナウンサーが解説に当たる元役力士・親方に「本日の取り組みに臨むA力士の心理状態はどうでしょう?」と振る愚問の瞬間だ。
  たとえ自分が10代から育ててきた弟子であれ、力士本人はとんでもないスピードで変わってゆくものだ。
   大勝負を目の前にした力士の心の内をリアルタイムで予想し、誰が語れるのか?  NHKアナウンス部の上司は、これも毎回わざと言わせているのか?

★ 詰まるところ、NHKアナウンサーが定番として解説者に向けるこれらの設問は生業・遊戯を問わず、劇場型シナリオに傾くコマーシャリズムの範疇に過ぎない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の国営「昭和記念公園」(立川市・昭島市)を散策

2023-11-26 10:41:08 | 旅行
                
 秋らしい青空に恵まれた土曜の午後、そこは家族連れ、恋人たち、外国人たちで大賑わいだった。ザっとみて2割くらいは外国人と思われたが、聞こえる言葉からも紅葉を知らない南方諸国からの人達が目についた。白人系は少なく、中国語も少ない。 噴水に続く銀杏並木の葉は、もうこれで最後と言わんばかりの姿で秋の終わりを告げていた。

この場所、戦前は初の民間航空機用の飛行場でスタート(1922年)。羽田に空港ができると陸軍航空隊の基地になった。敗戦後は駐留米空軍の基地に。1973年の全面返還後は跡地を東・中・西に3区分され、中区分部が此の国営公園(1983年開園)になった歴史をもつ。

 この日はペット犬を連れた人がとても多く、まさか品評会でも?と見渡したが、そうではないらしく、穏かな陽射しの下、互いに見せ合い・自慢し合い・写真を撮る人達で
溢れかえっている。小型簡易テントを芝生上に張る家族連れも多く、広場からは若者ソングがバンド付き演奏で流れる。ドッグラン用のスペースも常設され、遥か15年前、
家内と散策した際の静かな雰囲気とは程遠く、時の流れを痛感した。
 先日、テレビ番組で日本庭園の紅葉を紹介していたが、加齢で歩き疲れたのと人混みに倦み、日本庭園はパス。今回は銀杏の黄葉を楽しむにとどめ、帰宅の途に就いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする