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三木武夫に学ぶ政治の定石ⅡⅩⅢ

2013年03月25日 | 歴史
靖国の意味 平成24年8月14日
 現在、永田町で小泉政局と言わんばかりの状況で解散風が吹いています。5大紙の中で一番ましな産経新聞でさえ”解散近し、鳩山管を落とせ”だそうです。
産経新聞を読むと希望溢れる日本が見えてきそうですが、現実はそんなに甘くなく、朝日新聞読んでた方が後一歩で日本は終わりなんだなという現実がよく分かります。
解散は内閣総理大臣がするのです。野田さんが谷垣さんに増税通す条件で解散を密約しました。「近いうちに」だそうだが来年7月までがその範囲だそうです。
仮にその間だとして、野田さん、民主党、彼らはそもそも約束を守る人達であるでしょうか。野田さんは菅さんと違って約束を守る人なのでしょうか。
野田さんは約束守ったら自分が損をする、今解散したら民主党は間違いなく惨敗、なのに自ら解散をするでしょうか。
谷垣さんは民主党のことを「亡国政党だ」と貶しながら自分の都合の良い約束だけは守ってくれると考えるところにインテリジェンスの欠如を感じます。
これでは民主党に何度でもつけ込まれるでしょう。民主党は既に来年の予算編成を始めています。予算は国の意思です。
そして”ばらまき”、従わざるを得ません。自民党は何が配れるのでしょうか。前の総選挙の民主党の圧倒的な勢いが自民党にあるでしょうか。
「増税を約束したわけではない。景気回復条項がある」といいますが、時の政権の判断の言い訳に過ぎません。
そもそも政権交代して増税法案を廃案にした方が早かったでしょう。現状は「谷垣自民党は野田民主党の最大の補完勢力である」といってもいいでしょう。
民主党内で最も反対していた金子洋一参議は増税賛成演説に立たざるを得ません。民主党主流派にとってはさらし者となります。
「逆らったら殺す。生き残りたいのならそこで踊って見せよ」、ここは屈辱に耐えるしかありません。これが政党政治なのです。
体勢が決した中で造反するのは犬死になのです。こうなる以前に野田さんは後一手まで追い詰められていました。谷垣さんのおかげで土壇場の大逆転をしたのです。
谷垣さんが野田さんにくっつくのはある意味予想されていました。
週刊新潮によると7月26日増税法案通過、7月末、小泉さんが安倍さんを呼び出して「このままで良いのか?今潰すしかないぞ!」。
この時安倍さんは何もしませんでした。
飯島勲元秘書官が週刊文春で「いまここで小沢の力を使ってでも何でも良いから増税を潰せば野田さんを退陣に追い込める」と檄を飛ばした。
そして小泉信次郎が動きます。2回に渡って特攻をかけます。
週刊新潮によると、信次郎さんは3党合意をまとめた伊吹文明に対して「谷垣降ろしの先陣を切らせていただきますがよろしいですね」と啖呵を切ったのです。
”谷垣さんのが野田さんより良い”といいながら、”谷垣さんどうせ飲めないでしょ、あんたは野田与党じゃないか”という突きつけ方をするためです。
これが実際うまく行きます。政局は30分ごとに変わる大混乱となりました。
野田さんは自民党が参議院で否決する形勢になったら、三党合意守っても破棄してもどっちになっても野田さんは死ぬという局面になりました。
ところが谷垣さんは”増税を通して不信任案も問責決議も出さない”という野田さんにだけ都合の良い取引を持ちかけてくれます。
その瞬間が最大のチャンスでした。小泉信次郎より最知名度も経験もある長老級の人が出て行って
「こんな裏切り者の総裁に従えるか。造反したのは総裁だ」といって脱党すれば、
負けても谷垣さんは”野田さんの補完勢力だ”というあぶり出しに成功していたことでしょう。
小泉信次郎だと7人しか造反しませんでしたが、これは正確に言うと小泉さんに自民党が造反したのでありましょう。国民から自民党が造反したとも言えましょう。
信次郎さんを初めとする6人の仲間だけが国民の味方でした。ここでもっと影響力のある人が決起していれば、おそらく小沢さんが
「閣僚の椅子など一つもいらない。野田さん殺せるなら票入れます」と、
まさに吉田茂を倒して鳩山一郎内閣を作ったときの社会党のように協力してくれたことでしょう。仮にそこで負けても政界再編はできました。
野田さん谷垣さんという”日本を敗戦国のままにさせたい”人達に対して”自民党良識派+民主党良識派”は脱党できたでしょう。
維新回天内閣、あるいは政界再編はできたでしょう。
民主自民双方で反主流派として抑えられている人達+少数政党として点在している人達を結集して”日本が敗戦国のままでは嫌だ”という勢力の結集ができでしょう。
ここで負けても来年7月の参議選で勝てば良いのです。ところがそれをやりませんでした。完全敗北でしょう。

 8月で条件付きだろうが増税が通った後、天の声が聞こえてきました。増税大魔王、平成の長沼弘毅こと、勝栄二郎が9月までに退任表明。
”大蔵元老院の鉄槌”が効いてきたのです。”まだ戦いは終わっていない”のです。
解散風としては輿石東が最も正しいことを言っており、「周知期間もあって定数是正後の半年間はできないから普通に考えたら衆参同日選挙だろう」。
この方が圧倒的多数を取りやすいのです。”まだまだ戦いは終わっていない”。勝さんは自ら”史上最長任期の次官”を捨てました。
問題は次の主計局長人事。真砂靖主計局長が次官になられると、ここに希望を持っています。彼は神になるのかはたまた悪魔になるのでしょうか。
小渕内閣で青木幹男が官房長官になった時の、「この人は神か悪魔か」と同じ気持ちで注目しています。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
3月の予定
春の健康診断を再開します。対象は全ての健康と思われるワンちゃん猫ちゃんです。
春は血液検査を中心に徹底的に、検便と尿検査を組み合わせていきます(容器を差し上げます)。(秋は画像診断を中心に・・・)
費用1頭5000円です。ご予約ください。
期間:3月18日(月)~30日(土)





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